表千家一期一会

6月稽古場 6 (研究会)


今日の研究会は
梅雨空の中
七名の方が参集され
午後一時より六時まで
しっかり五時間のお稽古を積まれました



「山水有清音」
前大徳泰道師

「必ずしも糸と窒ノあらず」
に続く句で
弦楽器や管楽器などという
人間が作ったものだけが美しい曲を
奏でるのではなく
山や川にも自然の奏でる
清らかな音楽がある
という意味です
(「茶席の禅語大辞典」より)

私には
熱心に稽古に励むお弟子さんたちの
楽しげな会話や笑い声も
どこか
自然の奏でる音楽のように
心地よく感じられた
今日の研究会でした




炭点前


主菓子  水無月  鼓月製

やはり六月には皆でこのお菓子をいただいて
今年残り半分の無病息災を祈りたいですね




干菓子 珠玉織姫  松屋藤兵衛製

七夕にちなんだ可愛いお菓子をいただいたので
ベネチアングラスに入れてみました



茶通箱

初めの頃は
指の動きばかりが気になるお稽古かもしれませんが
慣れてきて
正客とお詰めと亭主との呼吸が合ってくると
実によく考えられた流れだなあと
感心してしまいます





後炭点前



数茶

席中でお菓子をいただくなど
七事式の中では
最もくつろいだ気分で行う式法といわれます

しかしながら
「場があまりゆるむのは
稽古の目的をはずれてしまいます」と
本には載っています


とはいうものの
「おもあい」「お除きを」など
いつ言うのか 誰が言うのかと
みんなで和気藹々にお稽古するのも
楽しいものですね



中菓子  松風  亀屋陸奥製

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