表千家一期一会

清々館と真葛庵の月釜




今日は
八坂神社境内の清々館月釜と
知恩院山内における真葛庵茶会に
出かけました


薄物をまとっていても
地下から四条通りにあがると
京都特有のじとっとした暑さが
身体にこたえます


それもまた
修行と思いつつ
八坂神社に向かいます





本日は
献茶会の先生方のご担当でした


「今日はオールスターで・・・」と
仰ったお正客の言葉に
思わずうんうんと頷いておりました


寄付には
長刀鉾の大扇子

そういえば昨日は
祇園祭の山鉾巡行の順番を決める
くじ取り式が執り行われました

いよいよ
夏本番ですね!



本席には

鈴木日出年元宮司筆

先 神 事

「まず しんじ」と
読むのだそうです


花入の真っ白な祇園守に
清々しさを感じました


点前座は
長板に黄交趾荒磯水指の二つ飾

如心斎好の腰風炉先にも似た
風炉先屏風の透かしは
捻梅ならぬ
八坂さんの御神紋でございました





真葛庵のお席主は
南條マリ子先生でした

寄付には
瀑布画賛

本席の兜ィは
即中斎筆 朝霞

「ちょうそ」と読み
朝がすみの意ではなく

「朝日が昇り始めた時の
赤や黄のいろどり」と
いう意味だそうです

(『茶席の禅語大辞典』より)



桐の小卓と
十草(木賊)の水指の取り合わせが
いかにも涼しげでした

尋牛斎宗匠が
蓋に「夕立」と朱書きされた
溜塗の棗は

横から見ると
浮き出た縦の真っ直ぐな木目が
あたかも土砂降りの雨に見えました


とても生真面目な印象の強かった
久田宗匠の
なんとも言えない茶目っ気が
感じられるようなお道具でした


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