「桃花千歳春」
前大徳文雅師
糸巻棚 薄茶 総飾り
家庭画報1月号より
以前にも書きましたように
表千家北山会館発行の小冊子「茶の湯への誘い」を
稽古の始まる前に毎回少しずつ皆さんと読んでいます
今日は
六代覚々斎について書かれている箇所を読みました
そこに「団子の絵 赤茶碗」についての記述があり
皆さんにお見せする写真を探していたら
先日の宗旦の兜ィと同様丁度タイミング良く
家庭画報の記事の中に紹介されていました↑
また
「覚々斎は
当時流行していた俳諧を茶の湯に取り入れています」
と書かれているのを読み
ふと数年前に柿衞文庫
を訪れたことを思い出しました
この日は
「俳諧と茶の湯」と題した特別展が開かれていました
俳諧をよくした堀内家初代堀内仙鶴が
江戸から京都に移って
覚々斎の門下となり
この頃より
俳諧の世界で大切にされる「季節感」が
茶の湯の大きな要素となったことを
この特別展で学びました
調べてみると
覚々斎は1678年生まれで堀内仙鶴は1675年生まれ
年齢はたった3歳違いでした
茶の道では師弟関係であったとは言っても
きっとお互いに尊敬し合う友人のような
関係ではなかったかしらと想像が膨らみます
今日はあらためてこういったことを
皆さんにお話しさせていただきました