表千家一期一会

6月稽古場 3



『千里同風』
東大寺清水公庸師


はるか彼方まで

同じ風が吹いている


「風」とは

平等に吹き渡る

仏の教えのこと



茶の道の教えも

たとえ

流儀が異なろうと

お稽古場が変わろうと


いたるところ どこに行っても

きっと変わらずに

吹いているのでしょう



茶筅飾

習事のお免状をいただかれて
今日 初めて
茶筅飾のお稽古をした方がいらっしゃいました

その方のご指導をしながら

ずっと昔

私が初めて茶筅飾りを教えていただいた日のことを

ふと 思い出しました



えっ!

水指の上に 

茶筅を飾るんですか?!



今からお茶を点てるお茶碗の中に

茶入を 入れる?!?!




箸が転んでも可笑しいような年頃

その時の私にとっては

あまりに衝撃的過ぎて

なんだか笑ってしまうほど可笑しくて・・・



こわい顔の先生の前で

茶筅飾の意味もわからないまま

緊張の中にも

必死で笑いをこらえていたのでしたwink



主菓子 若あゆ  鼓月製

コメント一覧

tomoko
そういえば学生の頃は
「参考書」で勉強しましたね・・・懐かしい響きです。

孤峰不白とは川上不白のことだそうです。
本読みといいながら
実は 先生が読み下して解説をしてくださるという
とても贅沢なお勉強です。

テキストは活字ではなくて
原書をコピーされたものです。
雲や
参考書のご紹介ありがとうございます。

「孤峰不白聞書」などまた聞き慣れない教科書でお勉強なさってますね。これは活字になったものでしょうか。
こんな本読みもなさるお稽古場なのですね。
なかなかいいところですね。
tomoko
習い事のご相伝をいただいたのが
昭和49年でしたから
中断はありましたものの
お茶の世界とは随分長くご縁をいただいています。

現在お世話になっている稽古場でも
毎回「孤峰不白聞書」の本読みがあります。

現在の点前が確立されるまでの変遷や
点前の原点を紐解くことは
楽しい作業ですね。

「茶月指月集」は
裏千家の谷端昭夫氏の訳本で読ませていただきました。

原文と解説も載っているので 古文が苦手だった私にとってはうれしい教科書であり
座右の書となっています
雲や
箸が転んでもおかしい時代に
もう茶筅飾を習われたんですね。
やはり茶歴がだいぶ違いますね。

今回、大学の課題「茶話指月集」から
雲竜釜の項目を版本写本から読み本にし、
利休がこの釜を好んだ理由を述べよというものです。
ちょっと困りながらも楽しい課題です。
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