表千家一期一会

和物の盆点

先日のお稽古で
宗匠より
「和物の盆点」の点前を
教えていただきました


唐物ではないが
盆の上に乗るほどの和物茶入を使って
お茶を点てる時の点前です


唐物の盆点に比べ
点前が複雑なので
稽古事にはなっていないが
知らない事は恥だから
皆さんにも教えますとおっしゃって
教えてくださいました


私は
盆点てで点前をするような
和物の茶入とは
どんな茶入だろう・・・と思いました


そして
昨日 正木美術館に出かけたところ
なんと!
その茶入に出会うことができました


中興名物の
瀬戸真中古茶入「狭筵」(さむしろ)が
紅花緑葉四方盆にのって
展示されていたのです


「真中古」というのは
瀬戸茶入の窯の一種で
二代目藤四郎基通の作を言うとされているそうです


これまでも
他の美術館で
盆にのった和物茶入を目にすることも
あったのかもしれませんが

今までは ただ何となく
和物 唐物ということを意識せずに見ていたように思います


今回
あらためて
盆にのった和物茶入を目にして
「盆点」という点前について
少し理解が深まったような気がしました


いつか機会があれば
お弟子さんたちにも
この点前をお伝えしたいものだと
わくわくしています

コメント一覧

tomoko
私も今回初めてそのような点前が
あることを知りました。
その直後に盆に乗った和物茶入に遭遇し
驚きました。

正木美術館では もう一つ
大燈国師が虚堂智愚の偈を揮氓オた墨蹟

このような場所で
このようなものに出会うことができるとは・・・と
正に度肝をぬかれました



雲や
和物の盆点など初耳です。
やはりあるものなのですね。

機会を得て勉強したい気持ちになりました。
正木美術館にも行かねばなりませんね。
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