昨日表千家の会誌”同門”4月号が届きました
巻頭の
「共有する」ということ
と題された
猶有斎お家元のお言葉にも
この度の世情を鑑みて
苦渋の決断をなされたお気持ちが
記されておりました
何度も読み返し
特に最後の
「茶の湯の楽しみというものは
平穏な日常の上にこそ成り立つものだ
ということをあらためて感じます」
という一文が深く心に沁みました
このような世界的な情勢の中
自分のあり方というものを
それぞれの方が日々考え
迷っていらっしゃることと
思います
私も昨日は
6月に予定していたピアノの発表会を
8月に延期すべく決断し
その手続きに会場に走り
生徒さん全員に
その獅ィ手紙を発送させていただきました
その一方では
自宅のピアノレッスンと
茶道教室ならびに
お茶事については
最大限の注意を払った上で
お越し頂ける方を受け入れております
そのことに関しては
恐らく賛否両論あることと思います
実際私自身の心の中も
二つの思いに揺れております
きっと
答えは一つではないのでしょう
それぞれのお立場や環境条件によって
各自が自分の答えを見つけるべきなのだと思います
ですから
他の方々の選択される道に
異論は全くありません
その上で
私自身はどうありたいのか
それを日々模索しています
刻々と変わる状況に対応しつつも
自分の心の主を他者に委ねることなく
自分の心の声に耳を澄ませながら
それが単に自分のエゴになってはいないかと
自問自答しつつ
今の自分にとっての答えを探して
一歩ずつ前に進んで参ります
「主人公!」
「惺惺著!」