昔に書いたある一つの記事を
非公開にしました
私がブログというものを始めたのは
今からちょうど10年前の
2006年7月13日
たまさか
山椒の木にアゲハの幼虫を見つけ
その観察日記を公開したことから
始まりました
小さな幼虫は
3週間ほどで
無事に立派な蝶となり
飛んでいきました
その後も
私は自分の身の回りのことを
あれこれブログに綴るようになりました
とはいえ
その頃は一日のアクセス数も数えるほどで
単に自分自身の
覚書程度のブログでした
その中で
お茶の稽古のことなども
時折書いていましたが
ある日
その時習っていたお稽古場を
やめなければならなくなったいきさつを
「稽古場を去る」
というタイトルで書きました
その一連の出来事は
その時の私にとって
とても苦しいことでした
その思いを
ブログに綴ったことで
共感のコメントなどをいただき
とても心が救われました
しかし
その後時を経て
その時の先生と再会する機会を得
誤解も解けて
今は時折お茶会でお目にかかっても
わだかまりなく
お話させていただくことができるようになりました
そして
当時のつらい記憶は
次第に薄れていき
むしろ最近では
その頃の自分の未熟さを
あらためて感じるようにもなって参りました
そんな折
先日ある人から
「『あの記事』にかいてあったこと読んだけど・・・」
と言われて
驚きました
9年くらい前に書いた
その小さな記事のことでした
今も検索されて
読まれることがあるということに
気付かされ
ショックを受けました
「稽古場を去る」という
刺激的なタイトルが
よくなかったのかもしれません
同じ出来事でも
立場が変われば
違った見方もできるでしょう
あれから
色々な変化もあったのに
私の思いだけで書いたあの記事を
今までそのままにしていたことに
なんだか当時の先生に
申し訳ないような気持ちになりました
それと同時に
ブログを書いて公開するということの
責任と重みを
今さらですが
強く感じさせられました
くだんの記事は
非公開にさせていただきましたが
これからも
今まで以上に気をつけて
読んで下さる方に
楽しんでいただけるような記事を
綴っていけるようにしたいと思います
何卒よろしくお願いいたします
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