小間の茶室に
いよいよ
聚楽壁を塗っていただいています
奈良で産出する土に
藁などを混ぜて
壁土を作って下さったのだそうです
はじめにモルタルを塗って
その上に下塗りをした段階です
よく見ると
何かひらひらしたものが出ています
ここにも
ここにもいっぱい。。。
これはいったい何でしょう?
職人さんにおたずねしてみました
答えは
「チリトンボ」
面白い名前ですね
そういえば
トンボが群れをなして
飛んでいるみたいです
何のために?
それは
壁に塗った土が乾燥した時に
特に丸太の柱の場合
土壁と柱の間に隙間が空きやすいため
隙間が空かないように
小さな釘を打って
とめてあるのだそうです
この上に
中塗りをして
最後に
もう一度
上塗りをするのだそうです
最後にはもちろん
全く見えなくなってしまうのですが
見えない所にこそ
色々な工夫があるのだなあと
あらためて思いました