ギドン・クレーメル
リュカ・ドゥバルグ
プレミアム・デュオリサイタル
【曲目】
J.S.バッハ:トッカータ ハ短調 BWV911
ワインベルク:無伴奏チェロのための24の前奏曲 Op.100
シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ ト短調 D408
シューベルト:ヴァイオリンとピアノのための幻想曲 ハ長調 D934
無伴奏チェロのための24の前奏曲の演奏中に
客席から携帯電話の着信音が
”ポコポコポコッ・・・・”と
とぼけた音で鳴りました
そのすぐ後の曲の冒頭
さっき鳴った着信音と同じようなピチカートが
もっとすごい速さで激しく
”ピコピコピコピコピコ・・・・・!”と
かき鳴らされる場面があって
思わず笑ってしまいそうでした
この24の前奏曲は
ヴァイオリンのあらゆる可能性の実験のようにも
思えましたし
地球の彼方の宇宙空間に満ちているあらゆる音を
ヴァイオリンを通して表現しているようにも
感じました
こんな曲を演奏して聴衆に聴かせることのできる人は
めったにいないと思います
ギドン・クレーメルは
やはり特別な人だと感じました
ピアノの
リュカ・ドゥバルグは
1990年生まれ
11歳でピアノを始めたそうです
11歳で始めて
どうしてこんなに弾けるようになるのか・・・
不思議です