音楽一期一会

大人のピアノ教室講師の日々を綴ります

プラハ国立歌劇場オペラ 「魔笛」

2013年10月26日 | コンサート

滋賀県立芸術劇場びわ湖ホールにて
プラハ国立歌劇場オペラ
モーツァルト「魔笛」を
鑑賞してきました


今まで
その音楽を部分的に聞いて
「何となく」知っていただけの
オペラ『魔笛』

というよりも
そもそもオペラというものを
鑑賞したのは
今回が初めてでした


これまで
オペラとは
音楽・美術・演劇・舞踊などの要素をあわせもった
豪華な総合芸術であるが
ストーリーそのものはたわいもないもので
どちらかといえば現世的・大衆的な要素を含む世界
といった感覚でとらえていました


今回初めてオペラを鑑賞して感じたのは
オペラは上質な音楽を
より具体的なイメージを抱いて味わえる
純粋に「楽しい」ものである
ということでした



もう一つ感じたのは
一見たわいのないストーリーの裏側に秘められた
様々なメッセージでした


そのメッセージは
モーツァルトが意識したものなのか
あるいは演出家が意識したものなのか
あるいは
そのようなメッセージは
観客一人一人が勝手に感じたらいいものであって
そもそも
意図的なメッセージなどどこにもないのか・・・・


パンフレットに書かれていたように
今回の演出は
「疑問は疑問のまま、そのまま提示している」らしい


答えを見つけようとせず
ただ純粋に楽しんだらよいのか・・・


華やかなオペラの裏に
何か不可解な世界が隠されていて
それは
現代を生きている
私自身をも巻き込んでいるように感じられた
オペラ初体験でした




休憩時間 琵琶湖を望むロビーにて




第5回 渚・いどばた音楽会

2013年10月20日 | いどばた音楽会

今日は
枚方市のエイジ・ガーデン渚さんに於いて
音楽ボランティア活動「いどばた音楽会」を
行いました

今日の活動メンバーは9名
20名ほどの入居者の方々が
ご参加くださいました

5月にスタートした活動ですが
施設のスタッフの暖かいご協力もあり
毎回気持ちよく活動させていただいています


回を重ねてるにつれ
入居者の皆さんも
私たちも共に少しずつ慣れてきて

始めの頃は
お互いに緊張気味の表情だったのが
だんだん笑顔が増えてきて
歌声も大きくなってきたようです



<今日のプログラム>

①夕焼け小焼け

☆耳たぶ体操

☆肩たたき

②夕日

③村祭り

④炭坑節の歌に合わせて体操

⑤愛の夢 (ヴァイオリン&ピアノの演奏)

⑥虫の声

⑦故郷の空

⑧旅愁 



<反省会より>

・間奏は曲によらずすべて入れた方がよい(入居者様より)

・音楽会の最後は 単に挨拶するだけでなく
「終わった」という感じになるような演出 工夫が必要










大東楽器くずは店オータム・コンサート

2013年10月13日 | 大人のピアノ

今日は
大東楽器くずは店3階ミューズ・スポットにて
大人のピアノ・エレクトーンの生徒さんによる
毎年恒例のオータム・コンサートが
開かれました




大東楽器くずは店(枚方市楠葉並木)


大人になってから
初めて鍵盤にさわった方から
鍵盤歴の長い経験者の方まで
18名の方々が
それぞれの練習の成果を
発表してくださいました


発表会の時はいつもなのですが
それまで生徒さんたちが取り組まれてきた
努力 悩み 喜び
その過程を知っているだけに
本番はおそらく生徒さん以上に
緊張して両腕に力が入ってしまいます


レッスン室で
あるいはご自分のお家で
弾けていたはずのことが
本番では
その7割か8割くらいに
なってしまうかもしれません


でも
その足りなかった2割3割がくやしくて
次こそは
がんばろうという意欲が
湧いてくるものです

それを繰り返しているうちに
自分でも気づかぬうちに
ずいぶんと高みに
上っていることに気づくことができるでしょう


本番で
普段の自分自身を表現できた方は
その集中力とそれまでにかけた努力に
どうぞ自信を持ってください

しかし
そこはゴールではなく
新しいスタート地点に立ったことを
意味するのだと知ってください


演奏の技術だけでなく
その表現方法
そして
表現する中味の質や深さは
無限です


お互いに
心から楽しみながら
無限の旅を続けていきましょう


時には
全速力で走りながら

そして
時にはのんびりと
足元の小さな草花に目をやりながら・・・







イツァーク・パールマン ヴァイオリン・リサイタル

2013年10月12日 | コンサート


ザ・シンフォニーホールにて
パールマンのヴァイオリン・リサイタルを聞きました



技巧の難しさをいっさい感じさせない
完璧な演奏


音楽のあるべき純粋な姿を
優しく紡ぎだして
私たちの目の前に差し出してくれる・・・


正に
ヴァイオリンを弾くために
この世に生まれた人


この人と
同じ時代に生きて
その演奏を聴くことのできる幸せを
あらためて感じました




≪演奏曲≫

ベートーヴェン ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ長調 

グリーグ ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ハ短調

タルティーニ ヴァイオリン・ソナタ ト短調 ”悪魔のトリル”


チャイコフスキー 無言歌

フィヨッコ  アレグロ

フォーレ 子守唄

クライスラー 愛の喜び

ファリャ スペイン舞曲

ウィニアフスキー エチュード カプリスよりイ短調