滋賀県立芸術劇場びわ湖ホールにて
プラハ国立歌劇場オペラ
モーツァルト「魔笛」を
鑑賞してきました
今まで
その音楽を部分的に聞いて
「何となく」知っていただけの
オペラ『魔笛』
というよりも
そもそもオペラというものを
鑑賞したのは
今回が初めてでした
これまで
オペラとは
音楽・美術・演劇・舞踊などの要素をあわせもった
豪華な総合芸術であるが
ストーリーそのものはたわいもないもので
どちらかといえば現世的・大衆的な要素を含む世界
といった感覚でとらえていました
今回初めてオペラを鑑賞して感じたのは
オペラは上質な音楽を
より具体的なイメージを抱いて味わえる
純粋に「楽しい」ものである
ということでした
もう一つ感じたのは
一見たわいのないストーリーの裏側に秘められた
様々なメッセージでした
そのメッセージは
モーツァルトが意識したものなのか
あるいは演出家が意識したものなのか
あるいは
そのようなメッセージは
観客一人一人が勝手に感じたらいいものであって
そもそも
意図的なメッセージなどどこにもないのか・・・・
パンフレットに書かれていたように
今回の演出は
「疑問は疑問のまま、そのまま提示している」らしい
答えを見つけようとせず
ただ純粋に楽しんだらよいのか・・・
華やかなオペラの裏に
何か不可解な世界が隠されていて
それは
現代を生きている
私自身をも巻き込んでいるように感じられた
オペラ初体験でした
休憩時間 琵琶湖を望むロビーにて