音楽一期一会

大人のピアノ教室講師の日々を綴ります

テレマン・アンサンブルが奏でるバッハの”愛”

2014年08月30日 | コンサート

高槻現代劇場レセプションルームで行われた

ティータイムコンサート
テレマン・アンサンブルが奏でる
バッハの”愛”
~妻、家庭そして音楽。
時代をこえて語りかける音楽の父の魂~

というコンサートを聴きにいきました


レセプションルームの正面には
一面大きなガラス窓があり

遠くの空と白い雲が眺められる
解放的な空間でのコンサートでした


演奏の合間には
指揮者・延原武春氏の
軽やかで楽しいお話がありました


休憩時間には
ロビーにて
紅茶と珈琲のサービスもありました


休憩時間に
調律をしているチェンバロの周りには
皆が珍しそうに集まり
チェンバロのことを尋ねたりしていました






J.S.バッハ

2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV1043

ヴィオラ・ダ・ガンバとオブリガート・チェンバロのための
ソナタニ長調BWV1028

イタリア協奏曲ヘ長調 BWV971

ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調BWV1050



レッスンファイルNO.15

2014年08月27日 | レッスンファイル
Tさん (50代女性)girl start:2005/6

ピアノ経験:大学時代 幼児教育で勉強


Tさんは
長年幼児教育に携わってこられ
現在は保育園の園長先生をなさっていらっしゃいます

今から9年ほど前
職場の幼稚園で
子供たちの歌の伴奏を
きちんと演奏したいという目的で
レッスンに来られました


Tさんの勤めておられた幼稚園は
音楽教育に非常に熱心で

毎年大きな音楽フェスティバルに参加するだけでなく
日々園児たちが歌う曲の内容も豊かで
音楽的にレベルの高いものが求められていました


Tさんは
大学でピアノの勉強して以降
その後は独学で弾いてこられたのですが

職場では歌の伴奏の練習に
大変苦労しておられたようです

レッスンでは
次の月に歌う曲の楽譜が決まり次第
楽譜に指番号を書いて
練習していただきました

なんとか弾けるようになり
現場で子供たちの伴奏ができるようになる頃には
翌月の新しい曲の譜読みが始まります


Tさんは
お忙しい中
そんなハードなレッスンを
一年中休みなく
繰り返しこなしていらっしゃいました


数年前に
担任をはずれて保育園の園長先生になられてからは

ブルグミューラー25番練習曲で
クラシックの弾き方を丁寧に学ばれ

お忙しさには変わりはないのですが

今は
名曲の数々を
ご自身の楽しみのために
練習されています



いずみ定期演奏会No.24 ~温故知新~

2014年08月07日 | コンサート


いずみ定期演奏会No.24~温故知新~




バッハ:管弦楽組曲第3番ニ長調BWV1068

ハイドン:チェロ協奏曲第1番ハ長調Hob.Vllb:1

モーツァルト:交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」


指揮:飯森範親

チェロ:北口大輔

管弦楽:日本センチュリー交響楽団





バッハの管弦楽組曲第3番の第2曲Air は
有名な「G線上のアリア」です


チェロ協奏曲を演奏された
北口大輔さんは
日本センチュリーの首席チェロ奏者なのだそうです


プログラムに
「12歳より父親の手ほどきにチェロをはじめ
17歳で関西フィルとサンサーンスの協奏曲でデビュー」
と書いてありました


チェロを始めて
たった5年でプロとしてデビューするなんて
すごいです!


そういう人は
何か特別なものを持って
生まれてくるのでしょうね


今日の演奏も
大胆かつ繊細
超絶技巧のパッセージも
軽々と弾かれていました


今回は特に
最前列の席で聴いていたので
指板に左指があたる音や
鼻息まで聞こえて
とても迫力がありました


最前列は
舞台の後ろの方に座っている
管の人たちの姿は
ほとんど見えませんが

舞台の手前の弦の人たちは
正に目の前で弾いていて
演奏が生々しく迫ってきました



また
女性のバイオリン奏者の
色とりどりのドレスが美しく
優雅な気分に浸らせていただきました




最後に演奏された
モーツアルトの名曲「ジュピター」では
最終楽章コーダに向かって
指揮者やオケの人たちと共に
興奮しました


たまには
最前列で聴くのも
いいなあと思いました










レッスンファイルNO.14

2014年08月05日 | レッスンファイル
Kさん (50代女性)girl start:2005/5

ピアノ経験:大人になってから


Kさんがピアノのレッスンを始めたのは
ちょうど50歳という人生の節目を迎えた頃でした


二人のお嬢さんは
ピアノを習っていらしたそうですが

ご自身はピアノを弾くのが初めてで

「弾けるようになるでしょうか」と
少し心配しながらご入会されました



弾いてみたい曲は
J-POPということでしたが
とにかく基礎から勉強したいとおっしゃるので

まずは
ヤマハのテキスト「ピアチェーレ」と
「大人のためのピアノ悠々塾 入門編レパートリー集」で
レッスンを始めました


レッスンを始めてからこのかた
ほとんどレッスンをお休みされることなく
毎回丁寧に練習を続けてこられて

これまでにポップスの様々な曲を
70曲ほど弾かれました


昨年からは
クラスコンサートにも参加され
2013年はNHKドラマの主題歌「おひさま」を
2014年には「未来予想図Ⅱ」を演奏されました


そして現在は
以前 お嬢さんが結婚される時に
Kさんご自身の作られた詩に私がメロディをつけてできた曲

「Wedding あなたへ」を
練習していらっしゃいます


とても謙虚で控えめなKさんですが
着実にひとつひとつの夢を実現されています


昨年からは
定年を迎えられたご主人様も
ピアノを始められ
毎回お二人そろって
レッスン会場に足を運んでくださっています


ご夫婦には
音楽ボランティアにもご協力いただき
大変お世話になっています







レッスンファイルNO.13

2014年08月03日 | レッスンファイル
Oさん (40代女性)girl start:2003/11

ピアノ経験:子供の頃ツェルニー30番 ソナチネまで



とても若々しくて
まだまだ20代か30代かと思っていた
Oさんが
先日「もう40になりました」
とおっしゃったので
私は驚きました


そういえば
Oさんが私のクラスに入って下さってから
もう11年になるのですね・・・


ずっと変わらず
ピアノに真摯に向き合い
また
ピアノを心より楽しんでいらっしゃるOさんは
クラスの他の方々にとっても
大きな存在感があります


レッスン日以外にも
レッスンファイルNO.11のAさん始め
色々な方と自主練習をされ
毎年行われる
楽器店主催の発表会にも
積極的に参加して下さっています


Oさんは
時折ポピュラーを弾かれることもありますが
大体はクラシック曲を中心に練習されています

これまでに
練習された曲は50曲以上


一度練習された曲を
何年か後に
もう一度じっくり勉強して
発表会で演奏されたりすることもあります


今年は
ヤマハで新たに始まった
「大人のためのコンサートグレード」
にも挑戦してみたいと

さらに意欲的に
練習に励んでいらっしゃいます