おかげさまで盆明けから納品、修理三昧の鬼役です
今日は刈払機の修理をご紹介いたします。
症状は、エンジン掛かるがエンジン回りが燃料で汚れる。
見たところ燃料ホースやクランク軸廻りなど問題ない。
エンジン始動性良い、吹き上がり良い、アイドリングも安定している。
でもシリンダー付近がかなり汚れている。
シリンダーパッキンしかないと思い分解してみたら
ご覧の通りです
左側のパッキン部がズレて焦げてます。
そのズレの隙間から燃料が漏れ出ていました。
これは明らかに初期製造時の組み立て不良です。
当社でご購入していただいたわけでもなく、購入後4~5年?経過の為
修理代金は頂戴いたしました。
今回のケースは
新品から当たり前に使っている機械が実は不良品だった。しかしユーザーからでは
とても判断しにくい故障です。
たまたま同じ現場に同機種を使っていた方がいて、ご自分の機械と比較したら
あまりにも自分の機械の汚れがひどいので気が付いたそうです。
エンジン始動性、アイドリング、吹き上がりなど症状が分かりにくいので猶更です。
大体、シリンダーを止めるのにネジ2本ってどうかと思いますが
やはり安い機械は安いなりに作られているという証明ですね。
機械購入は必ず専門店
鬼農