近頃、チェンソー作業中の故障(事故)が頻発しております。
この様な場合チェンソーの”外見”と”リコイルを引く”だけでおおよその見積ができます。
当然、修理といっても数千円~数万円、全損なんてこともあります。
そんな今日はここ最近入庫してきた”戦士”をご紹介させていただきたいと思います。
☆エントリー№1☆
〇戦士名 MS462C-M
〇戦名 ユンボアタック
御覧の通りユンボの重さでしっかりと打ちひしがれた容態でございます。
とりあえず何故このような事態になってしまったか?それを検証する必要がありますね。
戦士は可哀そうですが、人の身代わりになってくれたのだと思います。
なんとかクラッチ周りの部品は使えそうに見えましたがドラムは微妙に変形しておりました。
こちらは鬼農にて供養させていただきます。
エントリー№2
戦士名 E2035S
戦名 紐なしバンジー
何万年も何十億年前から当たり前に起きる地球ならではの落下現象。
紐なしバンジーとでもいいましょうか。
写真一見、大したこと無いと思いきや
この破損部分、クランクケース部なんです。
ハンドルや燃料タンクが割れた方が安く上がります。(ちなみにクランクケース部品のみで¥2万超えです。
借り物の戦士だったようで直さないわけにはいかず
借りた方へ同等品の現行新品戦士を返すそうです。
エントリー№3Ⅽ-M
戦士名 MS241Ⅽ-M
戦名 切れなければ切れるまで押し付けようホトトギス
↑写真はガリガリ焼き付きスカッフピストン
当然シリンダーも同様にガリガリスカッフです。
チェンソーは刃が命という格言があるように
どんなに高性能で高級なチェンソーでも刃(ソーチェン)が切れない状態では木は切れません!
チェンソーは高速回転でチェンが回るので木に付けただけで吸い込まれるように食い込んで切れていきます。
切れ味が悪くなった刃を無理やり力任せに押し付けて切ると
どんなに良い混合燃料を使っていてもエンジンが焼き付きます。
この処置としてシリンダー&ピストン交換となります。
ここまでになるとピストンリングだけを交換しても治りません。
シリンダー磨いても無理です。こういう故障は”道具の貸し借り”で見受けられます。
道具の貸し借りはするものじゃないってのは本当に思います。
板前の方や大工さんが自分の命より大切な道具を貸しますかね?
あるプロ野球選手は報道陣にバットを倒されただけで激怒したという話もあります。
道具は自分で用意するか仕事ならばその道のプロにお願いをするべきです。
余談ですが
”お前の物は俺の物、俺の物は俺の物”という乱暴なジャイアンの台詞ですが
実はこれ”お前の物は俺の物のように大切”という意味合いなのです。
どんな道具にも魂
鬼農
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