ずいぶん前のことで、たぶん20年くらい前のことですが、職場のすぐ近くに、いまも
ありますが古書のチェーン店がありました。そこは、中古の楽器やCDも売っていました。
何かあるかな?と思って、時々仕事が終わってから道草をしたつもりで立ち寄って見た
ものでした。
骨董市に行くと「こんなのがあったんだ」と言う物に出会うことがありますが、そういう
物は大抵は値段が高くて欲しくても手が出ないものが殆どです。が、古本などは手が出ます。
時々、いま市販されていないものなどが見つかると手に入れて読んだものでした。音楽は
好きなものですから、CDも同じです。
その頃に買ったものだと思いますが、ジャケットに「千趣会」と書いてありますが、その会は
どういう会だかは分かりませんが、そこで発売したものでしょうか、クラシックの聞き所だけ
集めたCDがあったので、その店で手に入れたのでしょう。
いま、それを聞いています。
ヘンデルの「オンブラ・マイ・フ」とか、ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」の
第1楽章などが入っています。それを聞きながら、このブログを更新しています。
今日は、いわばBGMとして聞いているわけです。なかなか良いです。ブログを更新
しながら、「あのころは・・・」などと、当時を思い出しています。過ぎ去った時間は
戻って来ません。しかし、思い出は昨日のようによみがえります。そのきっかけに
なるのが、映像だったり音であったり、場合によっては食べ物だったり・・・。
思いは自由で良いものですね。
ユズを収穫しました。ユズは、我が家は寒いのか苗を何度買ってきて植えても枯れて
しまいました。時々聞くのは「寒さの通り道」と言う言葉ですが、我が家はその通り
道にあるのでしょうか。
無いと欲しくなるものです。それで、保育園が裏に出来たので、そこなら北風を
防げるだろうからと思って、懲りずにまた苗を買ってきて植えたら、見事予想は
的中して、育ちました。今は私の背丈の2.5倍くらい木が高くなりました。
今年は不作の年でしたが、おかげで毎年実がなって薬味に使ったり出来ます。部分的
でしょうが、通り道を防いだかたちになってくれた保育園。助かりました。
誰だったか、前に首相をやった人ですが、北海道は温暖化の為に米がよく獲れる
ようになったと言って、顰蹙を買った人がいますが、我が家のユズは多少はそれも
あるかも知れませんが、やっぱり北風を防いでくれるからだろうと思っています。
そんなこんなで、倒れた菊を立ててやったり、実の生っている雑草を引き抜いたり、
車の窓を拭いたりして、今日も日が暮れてきました。島崎藤村ではありませんが、
「今日もかくてありけり、明日もまたかくてありなん。」のような日々を過ごして
います。