人生をひらく東洋思想からの伝言

様々な東洋思想の言葉やその精神を通じて、ともに学びながら一緒に人生や経営をひらいていけたら嬉しいです。

第7回「万物斉同」(莊子)

2021年10月21日 | 日記

【人生をひらく東洋思想の言葉】  

第7回

「万物斉同」 (莊子)

 

老荘(老子・莊子)思想のひとつである莊子(そうじ)は、万物斉同(ばんぶつせいどう)を唱えました。

このように存在するすべての物は同じだという考え方です。

 

Zhuangzi,oen of the two most prominent Taoist masters,for eaxmple believed everything that

exits in this world is in fact one and the same.

 

前回、お伝えした重重無尽という考え方は、「異質なものを受け入れる」ということでした。

今回の万物斉同という考え方は、「すべては同じである」ということです。

 

東洋思想は相反する概念を受け入れ、それらを超越した絶対の無、

老荘思想でいうところの「道」の境地に立てば、すべては同じであるとする思想である。

我々人間は、どうしても善悪やなど相対的なものに振り回されてしまいがちで、

昨今様々な地域においても、以前では考えられなかったような対立が生まれており、

溝が深まる状況に光をもたらす思想であると感じています。

 

参考文献 「日本を語ろう」(高久多美男 神谷真理子著 ジャパニスト出版)

                

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする