松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆一人一役(上田市)

2013-11-24 | 1.研究活動
 久しぶりに上田へ出かけた。
 上田市には、上田の未来を考える上田百勇士会という市民の集まりがあるが、今年度でその組織をリセットすることになり、今年度はこれまでの総括を行っている。今回は、自治基本条例を考える集まりがあるということで、久しぶりに参加することにした。上田は新幹線も停まり、三浦半島からは3時間強という近さである。

 駅には、会のリーダーの鈴木さんが出迎えに来てくれた。風貌に似ず、いつも細やかな気遣いをしてくれる。会場には、旧知のメンバーが出迎えてくれ、懐かしかった。

 私と上田とのかかわりであるが、百勇士会が自治基本条例を考えることになり、そのアドバイスをすることになった。結局、何回来ただろうか。学生たちも随分、お世話になり、ゼミでも学科の授業でも上田にやってきた。連れ合いとは温泉にやってきたが、上田市内の温泉、近隣の温泉、あらかた行ったと思う。

 この日の集まりは少数であったが、Kさんの進行のもと、楽しく、有意義な会となった。その時、同じグループになったMさん(女性経営者)の座右の銘が、タイトルの一人一役である。私流に言えば、アリストテレスの支配と被支配の交代であるが、当事者として何かの役をやれば、それをきっかけに、公共のことや他者への思いを考えることができる。さらには、人は、だれにでも価値があり、誰にでも適役があるという意味でもある。民主主義の根幹に触れる言葉だと思う。

 ここで書くべきか迷うが、大切なことなので書いていこう。実は、上田に来るにあたって、東京駅でお土産を買った。行列している、人気のお土産を買ったのであるが、迷ったのは数である。でもとりあえず、5,6個買って、あとは任せようと買い込んで、上田駅で鈴木さんに渡した。
 会が終わって、鈴木さんが、「松下さんからのお土産です」と言って、コアメンバーに渡したが、その時点では数はぴったりだった。ちょうどよかったと思いつつ、みんなで引き揚げて行く途中、先に片づけで戻っていたメンバーが戻ってきた。そのとき、鈴木さんが自分の分を「松下さんから」と手渡したのである。

 それだけのことであるが、人が信頼できるかは、小さな所作にあらわれる。とても、よい気持ちだったので、書いておこうと思う。

 二次会では、馬肉料理を食べた。賑やかに旧交を温めた。気持ちの良い一日を過ごすことができた。


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