松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆たたき台検討委員会始まる(戸田市)

2013-11-23 | 1.研究活動
 戸田市の自治基本条例のたたき台の検討が始まった。

 条例づくりで一番肝心なところは、目的の部分である。ここがきちんと書ければ、大黒柱ができる。戸田市ではだいぶ議論をしているので、素材はあり、どの部分を取り入れるのかの議論ですんだ。書ききれないところは、前文にかわすというのがポイントになるだろう。

 市民協働型の条例づくりでは、前文に力が入る。前文は、この条例の解釈基準になるが、本文とは違って、自由に書ける部分も多いので、うまく使えば、有効である。外せないのは、なぜ自治基本条例をつくるに至ったについてであるが、まちの歴史などを長々と書くと、その本質が薄まってしまうので、注意が必要である。

 議論にあたっては、何をやりたかったのか、それが適切に表現されているかという観点からたたき台をつくることである。それが逆転して、たたき台のあらさがしのようなことをすると、やりたかったことが飛んでしなって、おかしな議論になってしまう。議論のコツとすると、「ここで実現したかったことは何か」と一度、自問して、たたき台を見ることであろう。

 夕方7時からの検討ということで、私は最後までいることができなかった。三浦半島は遠く、帰りの足が心配になったからである。夜遅かったが、湘南新宿ラインや京浜急行は混んでいた。みんな忙しいようだ。
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