寒い冬空の土曜日。最後の卒論中間発表会があった。
卒論提出は、12月の下旬であるが、この日は、その前段として、卒論の進行状況をプレゼンするのが目的である。本来は、卒論発表のいわば予行演習の会であるが、しかし、実質的には、2年生のゼミ選択の会になっていて、学生たちも、どんなゼミを選ぼうか、そんな関心で、各先生の教室を回ることになる。
私は、この3月で定年なので、ゼミ生は取らないので、私のところに、学生たちが訪ねてくるのは、ほとんどいないという想定である。そんな位置づけなので、割り振られた教室も、一番はじの1127教室であるし、でもとりあえず、店だけは開いておかなければと、そんなつもりでいた。
ところが、予想に反して、たくさんの学生が、のぞきに来た。そのうち、10人以上の学生が、ゼミの行き先について相談に乗ってほしいという感じだった。私も、「松下先生がいたら、絶対、ゼミを取るのに、やめてしまうので、どこに行ったらよいか、分からなくなった」などといわれてしまえば、調子に乗って、その学生に最もよいと思われるゼミを紹介した。社会マネジメント学科は、1学年、80人から90人位の小さな学科なので、半分以上の学生は、名前と顔が一致し、一緒に焼津に行ったり、参加型の授業をするので、性格も大体わかるので、どのゼミが向いているか、大体わかる。大半の学生が、意中の先生を決めたようだった。
この日は、2年生の準ゼミ生たちは、はやばやと1127教室にやってきて、その後、撤収を手伝ってくれた。そのまま、研究室で、3月にやる「松下ゼミ、打ち上げフォーラム」の検討を行った。フォーラムのなかで、バンド演奏もやるらしい。そのあと、お昼を食べに行き、私は、初プリクラ体験をすることになった。まとめは、まだまだ早いが、サガジョでは、ずっと、いい学生に恵まれている。