松下啓一 自治・政策・まちづくり

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◇皇居の一般公開へ行く(東京)

2016-03-31 | 5.同行二人

 皇居乾通りの一般公開に出かけた。

 毎年、春と秋に行われる皇居乾通りの一般公開であるが、今回、意を決して出かけることにした。桜の開花状況は、宮内庁から毎朝、発表されていて、まだ3分咲きくらいであるが、思い立った時に行こうと思って、出かけることにした。

 この通り抜けは、中高年のディズニーランドを呼ばれていて、入場までの1時間も2時間も待つということである。並ぶのが苦手な我が家とすると、よく決心したものである。

 ディズニーランドといえば、二人でアメリカのアナハイムの元祖ディズニーランドに行ったことがある。今から40年近く前のことである。ディズニーの4つの国、「未来の国」「おとぎの国」「冒険の国」「開拓の国」で育った二人なので、とても楽しみにしていたが、本場のディズニーランドは、意外と面白くなかったことを覚えている。それ以降、二人では千葉のディズニーランドも行っていない。

 私の方は、今から20年以上前、市役所で中国上海市との交流事業をやっていた時に、中国からのお客さんを連れて何回かディズニーランドに連れて行った。お客さんたちは、はしゃいで楽しんでいたが、私は、ディズニーランドの喫茶店で、本を読みながら、時間をつぶしていた。嫌な客であるが、並ぶの嫌だったからである。

 中国が、今ほど豊かでなかった時代であるので、あまりお金を使わせてはいけないと考えたが、当時も今と同じ、爆買いだった。なんでも、中国から来るときに、職場の人や親せきから、たくさんの餞別をもらってきているので、大量のお土産を買わないといけないということだった。

 さて、乾通りの通り抜けであるが、坂下門から入って乾門に抜けるコースである。この日は8万人の人出ということで、東京駅から坂下門に入るまで、皇居前広場をグルと回って並ぶことになった。いつも動いているので、並んで待っている感はないが、1キロ以上は列もなしていたのだろう。

 乾通りそのものは、宮内庁の役所があったりするところで、まあ普通のところで、また桜の木も、大学の桜並木の方が、ずっとすごいが、それでもなかなか入れないところで、面白かった。

 皇居周辺では、大学時代は、北の丸公園には、よく行った。当時、入り口の竹橋の前にある毎日新聞社が、一番大きな建物という印象であったが、いまでは周辺に何十階建てのビルができたので、小さくこじんまりしたビルになってしまったのが、時の流れを感じさせる。

 帰りに、丸の内のオフィス街を通った。日本を代表する大企業の本社が立ち並んでいる。歩きながら、もし私が、ここの会社に就職したらどうなっていたろうと考え、ふいに連れ合いに、「もし・・」を問いかけてみたが、まるで相手にされなかった。そんな大企業に入っても、どうせ長続きしないと思われているようだ。

 この人の多さで、東京駅の地下街レストランは満杯。東京駅を越えて、日本橋まで行ったが、ここまでくると、乾通りの通り抜けの余波は、ほんのわずかだった。この日はお上りさんの東京見物となった。

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