松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆共同研究会が始まる(本郷台)

2017-06-10 | 1.研究活動
 神奈川県下自治体職員による研究会が始まった。2月まで、全12回で、共同研究を行う。

 今回は、9人の参加。丁度良いメンバーだろう。雰囲気は、2年前の研究会のような感じである。つまり、活発で明るく、和気藹々である。

 はじめは、緊張気味のメンバーであるが、徐々にほぐれ、午後はもう、リラックスとなった。その転機となったのは、お昼ごはんだろう。会場の1階レストランで、お昼休みを使って、茅ケ崎市の方と食事をしながら、打ち合わせをしていた。そうすると、ちょっと離れたところに、昼間から、酔っぱらった集団がいて、大声で笑い、騒いでいるのである。よく見ると、酔っ払いではなく、共同研究のメンバーで、しかもしらふで、盛り上がっていた。長い間やっているが、初手からこんな盛り上がる研究チームは初めてである。

 ただし、盛り上がと研究テーマの進捗とは正比例するとは限らない。今回のテーマは「地域ブランド」であるが、これをどのような切り口で考えるかをまず、決める必要がある。地域ブランドによって、何を実現するのか。定住化か、交流人口か、外国人観光客か。また何をターゲットにするかもある。特産品か、ブランディグメッセージか、マニュアルか、それとも人々の共感意識か。ソフトからハードまで幅がある。さらにはアプローチの仕方もさまざまである。

 結局、この日では、決まらなかったようだ。この議論は、次の回まで持ち越すとこになるが、ポイントは、アウトプット、つまり報告書をイメージして考えるほうがいいであろう。第1章は問題意識、第2章は、現状などと体系化して、最終章のところで、うまく政策提案できるかどうかを考えるとよい。これは学生のレポートでもよくあることで、学生はディズニーランドを取り上げたがるが、最終章が書けず、多くは、テーマの変更になる。拙速になっても手戻りになると思う。

 この日は、来客が2件あった。人の軒先を借りて、対応させてもらった。1件目は、茅ケ崎市の市民自治推進課。市民参加条例関連の相談である。おなじみの前田さんと、わがゼミ生のK.Sかぁである。ミートソースをごちそうになったので、大いにアイディアを出した。K.Sかぁにとっては、政策立案は初めての仕事で、茫然としているのだろう。自分らしさが、まるで出てないようにも感じたので、そこも含めて、お昼をおごってくれたら大いに応援する、いつでも相談においでと励ました(考えてみると、K.Sかぁにおごってもらうになって、世も末である)。

 夕方からには、読売新聞編集委員のWさんが来られた。テーマは、新城の若者議会であるが、基本から1時間ばかり話をした。この後、私は、横浜市の連続夜間講座(地方自治法)で、日本大通りまでいかねばならず、Wさんも読売新聞の横浜支局に寄るということで、途中まで一緒に帰った。途中とは言っても、読売新聞の横浜支局の斜め前が、講座の会場である)。話は、あちこちにとび、とても面白かった。

 どちらにしても、この日は、市町村研修センターにお世話になりっぱなしの一日だった。
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