★二都市合同研修１日目（相模原市・町田市）

　最近、合同研修を頼まれることが多くなった。
　鎌ケ谷市、習志野市、八千代市は３年目に入った。昨年度末には、茅ケ崎市、藤沢市で頼まれた。今年は、相模原市・町田市の合同研修である。
　正確には分からないが、こうした合同研修は全体には増えているのだろう。財政状況が厳しいという消極的事情とともに、隣市同士の連携や互いに切磋琢磨する機会とするという積極的意味もあるからである。そのなかで、私のようなワークショップ中心の呑気な研修は、こうした合同研修にはふさわしいと考えて、声がかかるのだろうか。
　今回の研修は、あいだ１週間をあけた２日間研修である。この方式のメリットは宿題が出せるということである。今回も徳島市公安条例判決に当てはめて、制定したい条例を考えてくるという宿題を出した。話のキリに合せて、タイムリーな宿題となったが、我ながら変幻自在というかその場その場の研修となる。
　ただ、この日の出来自体は空回り。最後のほうになって、盛り返してきたが、いまひとつであった。
　大学の講義でもそうであるが、周到に準備すると、逆に空回りしてしまう。適当なところで準備するのがコツであるが、今回は、行政行為を基本に組み立てる行政法学の限界を説明しようと考えたのがいけなかった。結局、そこまで行けずに、こらえきれずに、ワークショップに入ってしまったので、二兎を追うものは一兎も得ずということになってしまった。次回は、頑張ろう。
　お昼休みに、南区の２人が来て、区民会議の打ち合わせがあった。こちらはなかなかいいまとめ。やはり適当な準備がちょうどよいのだろうか。
　研修会場のけやき会館は、相模原駅から徒歩２０分くらい。普通はバスに乗るが、早く駅に着いたので。歩いて会場に向かうことにした。途中、おいしそうな店やら、面白そうな店やらがあり、また、桜やけやきの街路樹もきれいで、小さな旅を楽しんだ。平凡なことでも楽しめるようになった。