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久しぶりに箱根に行った。今年は遠方に行く予定がなく、こうした小さな避暑で夏を過ごすつもりである。今回は、箱根でもなかなか行くことの少ない強羅に泊まった。
強羅へは、箱根湯本から、登山電車に乗って向かった。終点の強羅は、かつて小田急が別荘地として開発したところで、財閥やお金持ちの広大な別荘がある。泊まったところも、三菱財閥の旧岩崎邸という古い宿で、庭だけでも一万坪があるという。建物の古さが気にならない、きめ細かなサービスと料理の旅館で、時間がたつと、気持ちが、どんどん落ち着ついてくるという不思議の宿である。出かけるときに、原稿のことなどが少し心配であったが、すっかり忘れてしまった。大文字焼きが見える部屋で、大の字が点火されたときに、2人で松明をもって飛び出て、大を犬とする実施計画を2人で練った。
翌日は、ケーブルカーで2つ上の箱根美術館に行ってみた。壺や皿などの焼き物が中心の美術館で、熱海のMOA美術館の弟分という。なるほどである。これもあるが、この美術館に寄ってみたのは、苔がいっぱいの庭が目当てである。苔庭といえば福井の白山神社だと思うが、ここはきれいに整備され、なかなか立派である。標高700メートルなので、適度に涼しく、ゆったりとしたときを過ごすことができた。
箱根町は、裕福自治体で、財政力指数が2以上のまちである。こうしたまちのまちづくりは考えたことがないが、どんな悩みを持っているのだろうか。
(部屋から箱根外輪山を望む)
強羅へは、箱根湯本から、登山電車に乗って向かった。終点の強羅は、かつて小田急が別荘地として開発したところで、財閥やお金持ちの広大な別荘がある。泊まったところも、三菱財閥の旧岩崎邸という古い宿で、庭だけでも一万坪があるという。建物の古さが気にならない、きめ細かなサービスと料理の旅館で、時間がたつと、気持ちが、どんどん落ち着ついてくるという不思議の宿である。出かけるときに、原稿のことなどが少し心配であったが、すっかり忘れてしまった。大文字焼きが見える部屋で、大の字が点火されたときに、2人で松明をもって飛び出て、大を犬とする実施計画を2人で練った。
翌日は、ケーブルカーで2つ上の箱根美術館に行ってみた。壺や皿などの焼き物が中心の美術館で、熱海のMOA美術館の弟分という。なるほどである。これもあるが、この美術館に寄ってみたのは、苔がいっぱいの庭が目当てである。苔庭といえば福井の白山神社だと思うが、ここはきれいに整備され、なかなか立派である。標高700メートルなので、適度に涼しく、ゆったりとしたときを過ごすことができた。
箱根町は、裕福自治体で、財政力指数が2以上のまちである。こうしたまちのまちづくりは考えたことがないが、どんな悩みを持っているのだろうか。
(部屋から箱根外輪山を望む)