「シビック・プライドとは何か-政策化の理論と実践」月刊自治研に原稿を出した。4月号とのことである。
シビック・プライドは、シティセールスと混同され、本来の自治のあり方を問う側面が見失われている。今回は、その基本から考える原稿を書いてほしいということで、シビックン・プライドの政策化の理論と実践を書いてみた。
ただ私が書くので、気楽な感じである。
はじめに-フランス軍はなぜ強かったのか
フランス革命でできた国民国家フランスは、戦争にめっぽう強かった。革命に危機感をいだいた他国の軍隊がフランスに侵攻するが、傭兵からなる軍隊は、市民や農民で構成される軍隊にことごとく負け続けた。リーダーとしてのナポレオンの力もあるが、その強さの秘密はナショナリズムである。「自由か、しからずんば死か」。フランスは自分たちの国であるという当事者性と自分たちの国に対する愛着、誇り、共感という内発力が強い軍隊をつくっていった。金目当ての傭兵ではとても勝負にならない。
同じように、市民一人ひとりのまちに対する思いと当事者性で、地方自治を推進していけないか。それを仕組みとしてデザインするのが、シビック・プライド政策である。
だから、シティセールスとは明らかに違う。
こんな感じで分かりやすく書いた。お楽しみに。