松下啓一 自治・政策・まちづくり

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★自治基本条例・キックオフ(戸田市)

2012-07-21 | 2.講演会・研修会
 ひょんなご縁で、埼玉県戸田市の自治基本条例づくりをお手伝いしている。
 今日は、キックオフの市民講演会があり、約80人の参加者の前で、自治基本条例をつくる意義を熱く語ることになった。自治基本条例とは、自治経営の基本事項を定める条例で、そのめざすところは、単なる条文づくりではなく、自治の文化を創ることにある。
 かつてブームのようであった自治基本条例づくりは、最近では停滞気味である。
 いくつかの原因があるが、唐突な反対運動の影響も大きいのだろう。住民監査請求を受けるおそれもあり、お飾りのよう自治基本条例をつくろうと考えた首長は、おそれをなしてしまったようだ。しかし、このままでは、自治はどんどん弱体化する。人口減少、少子高齢化の波は、遠慮なく自治体を侵食していくだろう。新たなパラダイムが必要で、それを組み立てるのが自治基本条例づくりである。こうした問題意識がある自治体のみが、自治基本条例に取り組むことになるが、その意味で、この条例づくりに取り組むかどうかが、自治体や首長の評価につながっていくだろう。
 戸田市では、この自治基本条例をどのようにつくっていくのか、試行錯誤を繰り返すことになるだろうが、大いに協力し、精一杯、知恵を出していこう。
 さきに、ひょんなご縁と書いたが、スタートは、サガジョの同僚の先生から頼まれたのがきっかけである。戸田市から、この事業を受託しているシンクタンクの研究員の方が、この同僚の先生の先輩に当たり、そのご縁で、私がお手伝いをすることになった。優秀なスタッフがそろっているので、私でも何とかなると思って引き受けた次第である。自治基本条例は、できあがるまでに曲折があるだろうが、二人三脚で(正確には、戸田市のスタッフも入れて、七人八脚くらいになるが)、楽しくやっていきたい。
 この日は、快速が止まる戸田公園駅まで迎えに来てもらった。埼京線はほとんど乗らないが、京急で品川まで行き、山手線で一駅の大崎まで行くと、埼京線にのれる。池袋くらいまで、山手線と並行して走るが、駅も飛び飛びで早いが、さらに赤羽を過ぎると、がぜん早くなる(大学時代の彼女が住んでいた板橋は止まる)。メールを打っていたら、乗り過ごしそうになった(この先はどんな駅があるのだろう。時間があるときに乗り過ごしてみよう)。お昼は、戸田公園駅構内の日高屋で食べたので、戸田市に与える経済効果は、今回も、きわめて微弱だった。
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