第一法規の『自治実務セミナー』・「企画・条例指導の要点 ・つくる原課職員の基本知識・支える法制担当の留意点」の第14回目の校正を行った。
今回は、きれいな条例に仕上げる(法制執務)である。法務には、独特の形式、用語など法制執務の関する事項は、難しく、近づき難いと感じる人も多い。アンケートでも、この点の不安を訴える声は大きい。このすべてを書くと1冊の本になるくらいのボリュームなので、ほんとうに覚えておくべきことだけを書いた。
体験コーナーは、「居酒屋 又は若しくは スナック」を取り上げた。研修を受けたことがある人には、おなじみの話題である。
この連載も、おそらく、あと1回だろう。私の政策法務研修の体系化の意味もあると思う。
この連載は、最初にすべてを書いて渡してある。もともとは単行本として書いたが、出版不況の折、読者の反応を聞いてみようということになり、第一法規のゆこりんたちが、気を使ってくれたものである。
結構、チェックをしているつもりであるが、直しが入って原稿が戻ってくる。一つ一つ確認してくれているので、本当に助かる。小さな出版社では、校正が弱いが、さすがに第一法規やぎょうせいといった大手の出版社は、この部分は、すごいと思う。とりわけ、今回は、思いのほか脱字が多かった。
ときどき、研修先で、この記事を読んでますという声を聞くことがある。私から言い出すわけでなく、相手から言われるので、本当に読んでいるのだろう。それを言われると嬉しくなり、研修にも力が入るが、まさに「励ます地方自治」の実践なのだろう。