松下啓一 自治・政策・まちづくり

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★市民協働担当者のための講座(NOMA)

2009-09-19 | 2.講演会・研修会
 NOMAのこの講座は、もう何年になるのだろうか。ここがご縁で今でもお付き合いがある自治体がいくつもある。
 この講座の特徴は、市民協働先進都市の職員が参加することである。参加者は全国にまたがるが、それぞれきらっと光る政策を行っている自治体が多い(とりわけ報告があった我孫子市の職員研修システムはすごかった)。
 今回は、テキスト『市民協働の考え方・つくり方』(萌書房)ができたので、ぐっとやりやすくなった。とりわけ協働は一緒に汗をかくことに限らない(一緒にやらない協働)ことを説明するのに、とても便利になった。
 すでにこのテキストを読んでいる人もいて、「担当したばかり」と自己紹介する人も多かったが、みんなよく勉強している。現場があるので、さらにそれが強みになっているのだろう。
 とりわけ、この四月に、入庁したばかりというのに、優秀で、最近の新入職員は恐るべしである。この気持ちをぜひとも持続してほしい。
 こうしたメンバーなので、ワークショップはプラーヌンクスツェレをやることにした。PZは、早晩、どこの自治体でも取り入れられるようになるが、そうなると、ドイツの翻訳では通用しない。自治体の政策現場からみて、制度設計のポイントを考えてもらった。できあがった模造紙を写真にとっている人が何人もいたが、早い時期に成功事例(成功条件)を整理して、現場で使えるヒントにまとめようと思う。面白い研修だった。
 終了後、小田原の自治基本条例の検討会に向かった。加藤市長が思いを語ったが、いい話だった。「持続的自治体」といっていたが、これが経営者としての市長の役割だと思う。おおいなる決意を持って持続してほしい。
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