松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆さがみはら・こどものまち(相模大野)

2013-12-23 | 1.研究活動
 こどものまちが相模大野のボーノで開かれた。

 こどものまちは、子どもたちがつくる架空のまちである。子どもたちが自ら、お店や、公共機関(市役所、警察、消防署など)をつくり、運営する。相模原では、これまで麻溝でやっていたが、今回は、相模大野のボーノ進出することになった。

 こどものまちは、ドイツのミニ・ミュンヘンが最初とされる。ただ、この仕組みも日本に導入されるなかで、日本的変容をしている。
 例えば、これを支援する人たちの顔ぶれをみても、一般には、まちづくり系の人たちが中心を担うが、その他、家庭科の先生(まちづくり学習)や商店街振興の一環として地域の商業者の人たちもなども、多様な人たちが担い手になっている。
 
 この活動にずっと取り組んでいる高知県のMさんの話では、大学生のキャリア形成や移行期対応も視野に入れているとのことで、たしかに、ずっと手伝っていれば、自然に企画力やプレゼン能力もつき、面接などの際にはいくらでも話せるだろう。わがゼミからも、昨日の準備と当日の応援で、3年生、4年生、さらには卒業生まで、参加したが、このフットワークの軽さが、あとから効いてくる。

 会は活気に満ちたものとなり、大成功だったが、300人もの参加者を束ね、ここまでやり遂げた山家さんは本当に大変だったろう。ごくろうさまでした。同時に、たくさんのスタッフの人たちも、このイベントを支えた。
 こうした人たちは、いわばまちの資源であるが、自治が持続できるかどうかは、こうした資源を大事にできるかどうかで、きまってくることになるだろう。





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