松下啓一 自治・政策・まちづくり

【連絡先】seisakumatsu@gmail.com 又は seisaku_matsu@hotmail.com

▽会議、来客、打ち合わせ(相模女子大学)

2017-09-22 | ゼミや大学のようすなど

 夏休みは、教授会等がなかったので、1か月半ぶりに大学に行った。この日は会議、来客、打ち合わせの連続だった。なかでも社会マネジメント学科の科会はいい会議だった。

 大学というのは、学生たちにとっては、リセットのチャンスである。高校までならば、昔から自分のことを知っている子もいるので、いきなりのチェンジは難しいが、大学は、ほとんど昔のことを知る人がいないので、これまでの自分と違う自分に変えることができるチャンスである。学生によっては、髪形を変え、性格もかえようと努力する。

 誰だって、今の自分と違う自分になってみたいと思ったことがあるだろう。特に、青春期は、その思いを感じる時だと思う。私自身を振り返ってみても、自分自身は、いったい何者で、どこに行こうとするのか、それを考えた、ほとんど唯一のときは、青春期だった。

 50歳を過ぎて転職したが、これも人生の決断ではあるが、結局、これはそれまでの延長線に過ぎなかったと思う。大学に移り、前の大学を辞めていったん無職になったときも人生の決断であるが、50歳を過ぎれば、なんとでもなるという変な自信で、ずっと気楽である。むしろ無職で、時間があるというので、夫婦で、「これまで行けないところに、海外旅行しよう。1年で3回は行こう」といった気楽さだった(2回しか行けなかったが)。

 年を取ると大人は、若者のときに感じた不安や憤りを忘れてしまう。大人にとって必要なのは、自分たちが通ってきた道を忘れたなどといわずに、そんな若者たちを理解することなのだろう。その若者に寄り添うのが、私の仕事である。この日は、そんな当たり前のことを再確認したときになった。退職まで、あと半年であるが、初心を忘れずに、やっていこう。

 そんなとき、ゼミの卒業生で、某市の自治推進課にいるK,Sかぁが研究室にやってきた。お嫁さんにでも行くのかと思ったら、私の顔を見たくなったようだ。サガジョは、この厳しい時代、受験生を増やしているが、その魅力の一つが、地域連携と公務員就職であるが、K,Sかぁたちから、始まったようなものである。「すべては、この研究室から始まった」と、やや大げさなことを二人でいいながら、参加や協働、あるいは法律先占論から実質判断論の話になった。

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ★政策担当になったころ(本郷... | トップ | ★大いに語る(岩国市) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ゼミや大学のようすなど」カテゴリの最新記事