松下啓一 自治・政策・まちづくり

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★政策法務研修(所沢市)

2021-10-29 | 2.講演会・研修会
 昨年あたりから、政策法務研修の内容を大きく変えている。

 コロナ禍ということもあるが、職員のニーズが変わってきたためである。前半は、法務の基礎をやり、後半は、条例づくりに当たって、不安なこと、大事なことを中心になっている。

 今回、新しく始めたのは、条例の題名づくり。新城市の福祉従事者がやりがいをもって働き続けることができる条例を素材に、この題名づくりを考えた。

 題名については、簡潔性と内容の的確性が要件であるが、時には、両者は相反することがある。かつての法務では、簡潔性に比重がかかっていたが、協働時代の法務では、市民の理解が大きなウエートを占める。このように考えると、題名は、内容を分かりいやすく伝える点に比重がかかり、やや長くなる。最後には、そんな話になった。

 このように考えてみると、令和時代の政策法務は、これまでの政策法務とは、いろいろなところで違ってくるだろう。多くの政策法務論は、2000年の地方分権にとどまっている。より厳しく言えば、霞が関法務の枠を越えられていないと思う。そんなことをいっていないで、この点について、きちんと論文を書けばよいのだろうが、今一つ、力が入らない。

 題名を考えた勢いで、推進委員会のメンバー構成まで、みんなで考えてみた。思い付きで、どんどん講義内容を変えていく講師であるが、受講者のみんなは、楽しそうにやってくれるので助かる。

 研修は2日間であったが、お昼は、去年の研修で友達になったYさんと、2日間、ご一緒した。すっかりおだてられて、いい気分になるとともに、珍しい写真も見せてもらい、目が△になった。

 研修担当のⅯさんにも、今年も、いろいろと気を使ってもらいありがたかった。

 所沢は、有意義な2日間だった。来年もがんばるぞ!
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