「BCTJ」は、ボルネオへの恩返しとして
「野生生物レスキューセンタープロジェクト」を設立しました。
旭山動物園のスタッフを中心にボルネオゾウを救出する活動を行っています。
「ロッカウィ・ワイルドライフ・パーク」にいる動物達は、
様々な理由で保護された動物達です。
ここにいるボルネオゾウも保護された子たちなのですが
この色の黒っぽい痩せたゾウは、「ヤピ」です。
プランテーションの中で
母親を目の前で殺されて、一頭だけ取り残されました。
ここ、「ロッカウィ・ワイルドライフ・パーク」で1歳の時から育てられています。
母親、家族を失った悲しみで
ヤピは、食べ物を食べても吐いてばかりいました。
体も同年代の子と比べてとても小さいそうです。
この日は、全く吐いていませんでした。
U子さんは、びっくりすると同時にとても喜んでいました。
例会で、理事長にこのことを話すと
理事長も驚いていました。
そのくらいヤピは、傷ついていたのです。
私達も、目の前で家族を殺されたら
正気でいられなくなるでしょう。
それを想像することは簡単だと思います。
プランテーションに野生生物が出てきてしまったらそれは、
害獣となります。
日本で、サルやヒグマが里に出てきて問題になりますが
それと同じです。
でも、それは、動物達のせいではなく
自然が破壊されて、動物達の棲みかが失われているせいです。
やはりこれ以上、森を失わせてはいけないのです。
ヤピは、体の色も悪く
足は細く、体は小さいです。
でも、こうやって他の子達と一緒に過ごすことができています。
理事長には、
「それでもまだ、1頭だけでいただろう・・・」と言われました。
今度、会う時には
さらに元気にっているヤピに会いたいなと思いました。
次の展示場に移動していたら
ゾウさんが通りました。
その後ろを歩いているおじさんは、
ボルネオゾウ達のお母さん(お父さん)的存在の方で
とても頼りになる方だそうです。
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