大好き森の人

オランウータンの赤ちゃん大好き、かわいいもの大好き、おいしいもの大好き、おしゃべり大好き、Happyな毎日。

タワーまで♪

2013-09-30 08:33:30 | ボルネオ・いのちをつなぐ旅2013

  キナバタンガン川対岸にある「Myneリゾート」の森林は、

オランウータンやボルネオゾウが棲む森です。

この森を守り、調査することは

オランウータン、その他の野生生物を守ることになります。

深い森を歩きながら、オランウータンに会えないものかと

ずっと考えました。

つり橋が見えました。

キャノピーウォークにあるような大型のつり橋ではありませんが

一度に二人しか通れない細い揺れる橋にドキドキしました。

これが、地上40mだったら相当怖いだろうなぁと思います。

タワーに着きました。

このタワーから、キナバタンガン川や森を眺めることができます。

このタワーが、私がキナバタンガン川から森を見て何だろうと思っていた建物でした。

カラフルな模様に見えたのは、「マレーシア」と「サバ州」の旗でした。

タワーから見たキナバタンガン川です。

川の対岸の森は、とても良質な森です。

このような森をこのまま残さなければなりません。

この森には、オスも含めオランウータンの8家族が棲んでいます。

オランウータンは、森を移動しながら、それぞれが付かず離れずの関係で暮らすので

とても広い森が必要です。

近くまで、アブラヤシのプランテーションが迫っています。

森を確保し、つなぐ活動を一層進めないといけないと思います。

このことを多くの人に知ってもらいたいと思います。


オランウータンの棲む森を守る♪

2013-09-29 20:09:45 | ボルネオ・いのちをつなぐ旅2013

 

  サバ州でも、キナバタンガン川下流域は、

オランウータンの生息数が多く、保護区が点在しています。

 しかし、保護区のまわりはアブラヤシのプランテーションですから

オランウータンは、自由に行き来できません。

行き来できないと個体数が減るだけではなく、遺伝子の問題からもオランウータンはいなくなってしまいます。

「BCTJ」の講演会などで、

理事長の坪内さんから15年のうちになんとかしないと

オランウータンは相当数減ってしまうと聞いています。

それだけではなく、森そのものも劣化して

野生生物が生きていけない森になってきています。

オランウータンの森がなくなる脅威を対処するために

いくつかの対処法が考えられているそうです。

 

1.生物多様性の保全に関心を持つ企業と組んで、

商品の売り上げ1%をBCTの活動に使わせてもらう。

2.企業・NGO・アブラヤシ農園をつなぎ、協力していく。

3.保護区、保存林の間にある土地を確保し、オランウータンや野生生物が自由に

行き来できる回廊をつくる。

 4.キナバタンガン川支流に、消防ホースのつり橋をかけ川の対岸にオランウータンが渡れるようにする。

5.森をずっと維持していけるように森林管理と森林再生を進める。

私たちも、オランウータンやボルネオゾウの棲む森を維持、保護する活動を応援するために、

「BCT」や「Myne リゾート」が行っているボランティア活動に参加できればと考えます。

オランウータンやボルネオゾウが棲んでいる森について教えてもらったので

今度は実際に見てみようと「Myne」のスタッフも含めみんなで出発することにしました。


オランウータンのネスト♪

2013-09-29 11:34:12 | ボルネオ・いのちをつなぐ旅2013

 「Myne」会議室での「BCT」のスタッフの話は、とても興味深かった。

特にオランウータンのネストの話は、聞いているだけで

わくわくした。

オランウータンは、木の枝などで毎日新しい寝床を作る。

そして、夕方からそこに寝ると朝まで過ごす。

インドネシアの森で「あれが、オランウータンのネスト」だと教えてもらった時は

宝物を発見したような気持ちだった。

オランウータンのことは、なんだって見たい・聞きたい・知りたいから・・・。

オランウータンのネストを見ただけで嬉しかったのだけど

よく考えてみれば

いつ作られたものか気にした方がいいことに気付いた。

ネストには、古い新しいがあって

それによりいつ頃その場所にオランウータンがいたのかわかる。

オランウータンは、森を移動するからだ。

そのため、一人のオランウータンにとってもそれなりの広い森が必要になる。

 

オランウターンのネストは、

木の枝を組んで作られ、自分が座る部分には柔らかい葉が置かれている。

だから、その葉の色が緑色をしていると新しいもので

茶色だと古いことになる。

ネストは、CLASS1~CLASS5に分けられている。

CLASS1は、葉が緑色で新鮮・・・。

CLASS2は、葉が乾燥を始めていて、茶色に見える・・・。

CLASS3は、葉は落ち始め、ぶよぶよはしているがまだ葉けっこうは残っている・・・。

CLASS4は、巣に隙間ができて穴が見える・・・。

CLASS5は、枝のみでその枝も落ち始める・・・。

私は、今までに残念だけどCLASS1は見たことがない。

オランウータンにとってネストは、生活そのものだから

ネストを調べることが重要になる。

「BCT」は、ヘリコプターで上空から調べ、

衛星データも利用していた。

そこで、わかったことは

オランウータンはネストを

“高地フタバガキ林”・“泥炭湿地林”・“低地フタバガキ林”・“淡水湿地林”の順に

多く作っていた。。。


Status of Orangutan in Sabah !!

2013-09-24 00:46:01 | ボルネオ・いのちをつなぐ旅2013

  ここ「Myne Resort」がある森は、

「BCT」が野生生物の回廊のために維持し、保護している地域でした。

そして、オランウータンの目撃情報を集め記録したり

ボルネオゾウの観測拠点づくりをしていました。

私たちは森に入る前に

「BCT」のスタッフの方から研究している内容を教えていただきました。

「Status of Orang-utan in Sabah」

「サバ州のオランウータンの現状」についてです。

女性の研究者さんは、知的な美人さんでした。

(憧れます~♪)

まず、ボルネオオランウータンについての説明がありました。

オランウータンには、ボルネオオランウータンとスマトラオランウータンの2種類のオランウータンがいますが

さらに、ボルネオオランウータンは3つの亜種に分かれています。

「Pong p. morio」という種が、

北東オランウータンで東カリマンタン(インドネシア)とサバ州(マレーシア)に棲むオランウータンです。

余談ですけど・・・

多摩動物公園、ジプシーおばあちゃん系のボルネオオランウータンは

この種じゃないかな~なんて思いました。

そして、その「Pong p. morio」が棲む地域を調査しています。

調査は、空からヘリコプターで隈なく・・・

地上は歩きで地道に・・・

行っているそうです。

調査するのは大変でしょうね。

私のように、ヒルが怖いとか言っていてはできないでしょう。。。 

その大切な調査内容を簡単に教えていただいてありがたいと思いました。

「セピロク・オランウータン・リハビリセンター」とここ「Myne」の森での待遇の良さは

マレーシアで「BCT」と「BCTJ」の存在が大きいからだと思いました。


森への入り口♪

2013-09-23 20:04:00 | ボルネオ・いのちをつなぐ旅2013

  「Myne Resort」の森で

BCTは、動物保護・森林保全の活動を推進し

オランウータンやボルネオゾウの観察を行っているとのことです。

この時には、そのことは知らず

単に新しいリゾート施設に来ただけだと思っていました。

そして、気持ちの向くまま

鳥を見つけると写真を撮り・・・

植物も撮り・・・

昆虫も撮りました。

よく見ると、蝶に葉っぱが食べられていますね。

柑橘系の木には、やはり蝶が来るのですね。

背が高い木を見ると、必ず

オランウータンを思い浮かべました。

めずらしいものは、レクチャーしてもらいました。

これは、ジャングルバナナの実です。

種がたくさんありました。


5日目です♪

2013-09-23 07:34:44 | ボルネオ・いのちをつなぐ旅2013

  5日目、午前中のプログラムは、

「ジャングル・トレッキング」と「オランウータン・トラッキング」でした。

舟で出発です。

川の水量は、昨日のスコールのせいでものすごく増えていました。

舟の座席を自分で選べる時は、

できるだけ一番前に座りました。

景色をしっかり撮りたかったからです。

ほらっ♪

サギが、またいました。

何かを待っているのでしょうか。

山の上に建物が見えました。

何かカラフルな模様が付いています。

何なのかとても気になりました。

「Myne Resort」という施設に着きました。

ここも、キナバタンガン川沿いの森に囲まれた宿泊施設で

様々な体験をすることができます。

「キナバタンガン・ジャングル・キャンプ」よりも

上流にありました。

ここは、キナバタンガン川沿いの森の中でも

オランウータンが通る可能性が一番高いのです。

どこで、トレッキングやトラッキングをすれば

より旅の目的を達成することができるのか

プログラムが考えられていました。

昨夜の雨で湿度が高いので

ヒルがいる可能性が高いということで

みんな長靴を履いていました。


朝食です♪

2013-09-22 18:17:03 | ボルネオ・いのちをつなぐ旅2013

 食堂にいたら目の前の森にオランウータンが来るかもしれない・・・。

この森に棲むオランウータンの家族にただただ会いたかった。。。

コーヒーを飲みながら待ったけれど

来なかった。

どんなタイミングで来るのかなぁ~♪

朝食が始まる。

このロッジでは、地元のお姉さんたちが働いていた。

食事の時には

オレンジジュースを置いてくれたり

チキンソテーや魚のムニエルを取り分けたりしてくれた。

野菜はないけれど

大好きなものばかりだから嬉しかった。

食堂のお姉さんが食事が終わる頃

「Finish ?」と聞いてきた。

「Yes, I have finished.」とか

「No , I haven't finished yet.」とか言えば良かったらしい。

この前、NHK「おとなの基礎英語」で

「I'm still working on it.」のフレーズを紹介していた。

私は言葉が出ないので、

首を縦に振るか横に振るしかできなかったんだ・・・。 


新しい朝♪

2013-09-22 11:22:32 | ボルネオ・いのちをつなぐ旅2013

 雨は、止んでいました。

早朝は、オランウータンは来るのでしょうか。

日本にいる時よりも早起きしたけれど・・・

トカゲとイノシシの目が光っているだけでした・・・。

夜が明けました・・・。

インドネシア、セコニャール川沿いの森にオランウータンが来たのは

何時だったのだろう。。。

コーヒーが飲めるので、

オランウータンにはまた会えなかったけど

ゆったりした時間が過ごせました。


夜は更ける♪

2013-09-22 07:12:26 | ボルネオ・いのちをつなぐ旅2013

 雨は、なかなか止みませんでした。

夕食は、雨が小降りになるのを待って始まりました。

テーブルには、BCTの名前入りのカードが置いてありました。

鳥肉とかき揚げとサラダにフルーツ・・・。

とてもおいしかったです。

この旅、二回目のビールを飲みました。

坪内さんの定宿だけあって

ビールの値段は安めの設定でした。

スコールのせいで

途中で引き返した「夕方リバークルーズ」・・・。

中止になった「ナイトクルーズ」・・・。

ナイトクルーズは、明日の夜リベンジすることになりました。

連泊で良かったです。

マレーシアには、どんな生物がいるのでしょう。

明日は、何に出会えるでしょう。

写真集を見ながら話をしました。

オランウータンに会えるかなぁ~♪


スコールが来る!!

2013-09-21 21:04:00 | ボルネオ・いのちをつなぐ旅2013

 コウハショウビンを見送ってすぐ

空が曇ってきた・・・。

遠くの空を見たら

霧の向こうに雨雲が見えた・・・。

「スコールが来る!!」。。。

ロッジに帰ろう!!!

ボートは、スピードを上げて走る・・・。

それでも、動物がいると

私たちが、のん気に歓声をあげるから

村の青年は、ボートを停めてくれた・・・。

でも、動物を見ている場合ではない・・・。

(私は、写真を撮っている場合じゃない・・・  )

ボートは、フルスピードになった。。。

スコールの雲に追いつかれた・・・。

あっという間だった。

やっぱり、カニクイザルに二度ボートを停めたのがいけなかったのだ・・・。

私は、カメラ二台をタオルに包み、リュックの中に入れて足に挟んだ。

れいなちゃん赤ちゃんは、レインコートの下に隠し抱いた・・・。

やっと舟着き場に着いて、ロッジまで走った。

必死に守ったつもりだったけど、れいなちゃん赤ちゃんは、ビショビショだった。

カメラ二台は、無事だった・・・。

村の青年達には、ボートに溜まった水を取り除く仕事があったが

続けても同じだと思ったのか諦めて川の中に入って泳いでいたと聞いた。。。

この時期にはめずらしいほどの大変なスコールということだ・・・。

なかなか雨は止まなかった。。。

(ここも、異常気象なのだろうか!!)


野生動物に会う♪

2013-09-21 11:04:20 | ボルネオ・いのちをつなぐ旅2013

 ボルネオの風を受けて

心地よいリバークルーズは、続きます。

キナバタンガン川の両岸に広がるジャングルには、

どんな動物たちがいるのでしょう。

わくわく♪期待は高まります。

一番最初に見つけたのは

「カニクイザル」でした。

カニクイザルは、50~60の群れをつくるしっぽの長いサルです。

カニクイザルという名前ですが

カニばかりを食べるわけではなく、雑食だそうです。

トリミングしてみました。

カニクイザルも、夕方の気持ちいい川風を感じているようでした。

次は、「テングザル」です。

インドネシアでは、飽きるほど見ることができたのですが

今回は、やっと会えて・・・

「会いたかったよぅ~♪」です。

テングザルについて調べたら、

マングローブ林、湿地林、河辺林に棲む

オス、メスの夫婦からなる小規模集団をつくるサルだとありました。

やはり川沿いの森に来ないと会えないのですね。

テングザルの名前の通り

テングのような長い鼻が特徴で、りっぱな鼻のオスほどイケメンだとか・・・。

私には、テングザルのイケメンは魅力的には感じていなかったのですが

BCTJの理事長坪内さんに、テングザルの夫婦は添い遂げると聞いて

「おぬし、なかなかやるな!!」と見直しました。

人に興味があるのでしょう。

こちらをとても気にしていました。

テングザルも、森林伐採、農地開発などで

生息地は破壊、分断され、生息数は激減だそうです。

マレーシアのカワセミ、「コウハショウビン」も見ることができました。

カワセミは、美しいので

日本でも人気がありますよね。

動き回るのは、早朝か夕方だそうです。

だから、リバークルーズも時間帯を選ばなければいけません。

青く美しい羽をもつので飛ぶ姿も魅力的です。

望遠レンズのありがたさをここでも感じました。


壊される森とゾウ!!

2013-09-21 00:03:51 | ボルネオ・いのちをつなぐ旅2013

 「夕方クルーズ」に出かけた・・・。

キナバタンガン川の両側の岸に広がる森は

すばらしいけれど、

壊されているのも現実だった。。。

お金を稼ぐには・・・

便利な生活をするのには・・・

仕方がないことなのだろうか!!

森を壊して作られる製品で生活する私の言うことには

何の説得力もないだろうけれど・・・、

何とかしたいと思う!!

それでも、キナバタンガン川に沿って残っている森の緑は深く・・・

空はあくまでも高く青く・・・。

この地にいられる幸せを感じた・・・。

そんな時、踏みつぶされた草むらを見つけた・・・。

ゾウの通った跡だと教えてもらった。

壊される森・・・。

そこに生きる野生動物たち・・・。

一触即発の現実・・・。

でも、野生生物に出会える可能性を感じた喜び・・・。

このわずかに残った森の中で、

ゾウは・・・

オランウータンは・・・

その他の動物たちは・・・。

何をして過ごしているのだろうか・・・。


夕方リバークルーズ♪

2013-09-19 06:57:20 | ボルネオ・いのちをつなぐ旅2013

  一休みして、

リバークルーズに出かけました。

 野生生物観察です。

インドネシアのセコニャール川では、

たくさんのテングザルに会えました。

キナバンタンガン川ではどんな動物に出会えるでしょうか。

二つのボートで出発です。

アラカワさんとジェイソンさんは、別々のボートに乗り

ガイドをしてくれました。

私たちも二つのグループに分かれました。

ボートを操縦する村の青年も

とても良く慣れていて

動物がいるとボートを停めてくれました。

私がトカゲに気がつかなったように

ここでも、動物を見つけられる目が必要なことを実感しました。

草が踏みつぶされたようになっているのは

ゾウたちが歩いた跡だそうです。

ほら♪

シラサギがいました。

同じ子なのか違うのかわかりませんけれど・・・。


イノシシも来る♪

2013-09-18 21:51:15 | ボルネオ・いのちをつなぐ旅2013

 

 トカゲに驚いていたら・・・

 さらにその背後から近づいてくるものがいた・・・。

イノシシだった。。。

日本でも、イノシシは里に出てきて畑を荒らす場合があるので

嫌う人もいる・・・。

私は、「多摩動物公園」でよくイノシシ舎の前を通るけど

オランウータンの所に行くのを急いでいるからしっかり見たことがない。

イノシシも、「ジャングル・キャンプ」に棲み付いていて

エサをもらっているということだ。。。

ミズオオトカゲとイノシシは、どちらがたくさんエサをもらうか

ライバルらしかった・・・。

イノシシは、大家族で

子だくさんだった。。。


あぁ~!! びっくりしたぁ~!!!

2013-09-18 07:18:56 | ボルネオ・いのちをつなぐ旅2013

 「キナバタンガン・ジャングル・キャンプ」での最初のプログラムは

「夕方リバークルーズ」でした。

チェックインしてから約1時間ちょっとありました。

みんなは、荷物整理をしたり

ベットに寝転んだりと

部屋でゆったりしていました。

私は、オランウータンの家族がやって来ることもあると聞いて

部屋で寝ていられませんでした。

そんなに簡単にやってくるはずもないのにね。

コーヒーが飲めるので食堂で休んだり、

建物のまわりをうろうろしたりしていました。

その時、ガイドのジェイソンさんが

「とかげ!!」と言いました。

私は、とっさに日本のトカゲを想像し

(私の頭の中には日本のトカゲしかないので・・・)

足元を見ながらゆっくり移動し

小さなトカゲがどこにいるか探しました。

ところがどっこい・・・

ジェイソンさんが指さしたトカゲは

大きな大きな「ミズオオトカゲ」だったのです。

足元しか見ていなかった私と

人間が無防備に近づくことに気付かないトカゲが鉢合わせです。

びっくりしたのは私だけではなく・・・

オオトカゲも驚いたようで逃げて行きました。

「ジャングル・キャンプの森に棲み付いて人に慣れたトカゲで良かったぁ~!!」と思いました。

恐竜みたいな姿をしていてちょっと怖いですが

やっと間近で見ることができた動物に

とても親近感を覚えました。

トカゲは、大・中・小と

3匹いて家族かなと思いました。