お湯が・・・
「あんた、洗面所に行った?」
「うん、さっき行ったよ」
「手話の会」から帰宅すると先ず居間に入りテーブルの上にショルダー・バックを置き、防寒着を脱ぎ、何時ものように真っ先に洗面所で手を洗い顔を洗う。
今日は凄く寒い日で水洗レバーを全開にしても中々暖かい湯が出ない。
石鹸で手を丁寧に洗いその後「薬用ハンドソープ」で消毒する。
然る後に顔を洗い口を漱ぐ。時には歯も磨く。
帰宅時の我輩のルーチン・ワークが済むとテーブルに戻り新聞を読んだり、本を読んだり、パソコンを開く。この順序はその時の気分に拠る。
今日はパソコンを開いたのである。このパソコンは起動時間が長い。
新しく設置したデスク・トップもあるが温風が当たらないので寒い日はつい、ノート・パソコンを開く。
そこにさっきのカミさんの問いかけである。
「どうしんだ?」
「お湯が出放しだよ・・・」
「ナンだって?」
「お湯が出放しだと言ってるの!」
「まさか・・・」
我家の水洗はワン・ホールタイプで上げ吐水である
「あんた栓を閉めなかったのでしょう?・・・・・」
「そんなことあ~ァないよ」
「何時もチャント栓は閉めてるいるよ」
「だって今 玄関を出ようとしたらお水の音がしていて洗面所に行ってみると凄い勢いでお湯が出ていたわ」
「私も洗面所には行ったが今ではないよ」
「栓は閉めたのか?」
「閉めたわよ」
「これからは気を付けて!」
えらい勢いで叱られた。まるでボケ扱いだ!
この音が聞こえないのかな~
まさか呆けたわけではないと思うが我輩が水道の栓を閉め忘れるなど考えたこともない。
若しも我輩の耳が聞こえていれば直ぐに判るのだがな~とつい愚痴もでる。
そこに「そうそ、お風呂が沸いているから入ってね」
カミさんは言うことだけ言うとさっさと眼科病院に出かけた。
「判った 入るよ・・」ところがそう言った時に腹が空いているのに気が付いた。
昼飯が未だだったのだ。
そうだ、昨日 買っておいた魚のフライが有ったのを思い出し冷蔵庫からフライを出しトースターにかける。フライが温まったところでビールを出し、飲み始めた。
パソコンのメールを開き着信のチェックをしながらフライを魚にビールを飲み始めた。
数通受信していた。
フライをダイレクトに齧りながら案外ビールに合うな~ァ
すきっ腹にはぐィ~と効く!
目の前のパソコンを更に前に送り今度は飲むことに集中した。
パソコンの輝きが気になりパソコンを落とした。
そうだ!水羊羹の賞味期間が今日までだ。
またもや冷蔵庫に行き、例の「えがわの水羊羹」をだして切り取り皿に3つ置く。
フライと水羊羹を魚にビール缶は既に2本目に入った。
部屋の暖房が気持ちいい!瞼(マブタ)がとろッとして来た。
もう駄目だ。暖房器の前にゴロリと横になり毛布を被る。
何時の間に眠ったのか?カミさんの声で目が醒めた。
「あんた 風呂に入った?」
「なんだって?」
「お風呂だよ!」
「ああ、そうか、風呂だったな~ァ? 忘れてた。ビールを飲んだら眠くなり眠ってしまったようだ」
「明日は朝から出かけるのだろ?」
「出かけるときは風呂に入っておかないと臭うよ!」まことに煩いカミさんだ。
臭いと聞いて慌てて風呂に入る。
最近は寒くて厚着をする所為か?少しの汗でも臭いがあるらしい?とはカミさんの注意である。
気をつけなければ・・・。
「栓はチャント締めてよ!」なんと煩いことだ。
判ったよ~ くそったれめ!
先ほどの水栓の締め忘れが未だ効いているようだ。
ホントにボケたのかな~?それとも半呆けになったのかな~?
”くそ爺”はブツブツ言いながら浴室に行った。
と言っても居間から10歩もない!
”臭覚”のない我輩にとって”臭い”は大敵だ!
「あんた、洗面所に行った?」
「うん、さっき行ったよ」
「手話の会」から帰宅すると先ず居間に入りテーブルの上にショルダー・バックを置き、防寒着を脱ぎ、何時ものように真っ先に洗面所で手を洗い顔を洗う。
今日は凄く寒い日で水洗レバーを全開にしても中々暖かい湯が出ない。
石鹸で手を丁寧に洗いその後「薬用ハンドソープ」で消毒する。
然る後に顔を洗い口を漱ぐ。時には歯も磨く。
帰宅時の我輩のルーチン・ワークが済むとテーブルに戻り新聞を読んだり、本を読んだり、パソコンを開く。この順序はその時の気分に拠る。
今日はパソコンを開いたのである。このパソコンは起動時間が長い。
新しく設置したデスク・トップもあるが温風が当たらないので寒い日はつい、ノート・パソコンを開く。
そこにさっきのカミさんの問いかけである。
「どうしんだ?」
「お湯が出放しだよ・・・」
「ナンだって?」
「お湯が出放しだと言ってるの!」
「まさか・・・」
我家の水洗はワン・ホールタイプで上げ吐水である
「あんた栓を閉めなかったのでしょう?・・・・・」
「そんなことあ~ァないよ」
「何時もチャント栓は閉めてるいるよ」
「だって今 玄関を出ようとしたらお水の音がしていて洗面所に行ってみると凄い勢いでお湯が出ていたわ」
「私も洗面所には行ったが今ではないよ」
「栓は閉めたのか?」
「閉めたわよ」
「これからは気を付けて!」
えらい勢いで叱られた。まるでボケ扱いだ!
この音が聞こえないのかな~
まさか呆けたわけではないと思うが我輩が水道の栓を閉め忘れるなど考えたこともない。
若しも我輩の耳が聞こえていれば直ぐに判るのだがな~とつい愚痴もでる。
そこに「そうそ、お風呂が沸いているから入ってね」
カミさんは言うことだけ言うとさっさと眼科病院に出かけた。
「判った 入るよ・・」ところがそう言った時に腹が空いているのに気が付いた。
昼飯が未だだったのだ。
そうだ、昨日 買っておいた魚のフライが有ったのを思い出し冷蔵庫からフライを出しトースターにかける。フライが温まったところでビールを出し、飲み始めた。
パソコンのメールを開き着信のチェックをしながらフライを魚にビールを飲み始めた。
数通受信していた。
フライをダイレクトに齧りながら案外ビールに合うな~ァ
すきっ腹にはぐィ~と効く!
目の前のパソコンを更に前に送り今度は飲むことに集中した。
パソコンの輝きが気になりパソコンを落とした。
そうだ!水羊羹の賞味期間が今日までだ。
またもや冷蔵庫に行き、例の「えがわの水羊羹」をだして切り取り皿に3つ置く。
フライと水羊羹を魚にビール缶は既に2本目に入った。
部屋の暖房が気持ちいい!瞼(マブタ)がとろッとして来た。
もう駄目だ。暖房器の前にゴロリと横になり毛布を被る。
何時の間に眠ったのか?カミさんの声で目が醒めた。
「あんた 風呂に入った?」
「なんだって?」
「お風呂だよ!」
「ああ、そうか、風呂だったな~ァ? 忘れてた。ビールを飲んだら眠くなり眠ってしまったようだ」
「明日は朝から出かけるのだろ?」
「出かけるときは風呂に入っておかないと臭うよ!」まことに煩いカミさんだ。
臭いと聞いて慌てて風呂に入る。
最近は寒くて厚着をする所為か?少しの汗でも臭いがあるらしい?とはカミさんの注意である。
気をつけなければ・・・。
「栓はチャント締めてよ!」なんと煩いことだ。
判ったよ~ くそったれめ!
先ほどの水栓の締め忘れが未だ効いているようだ。
ホントにボケたのかな~?それとも半呆けになったのかな~?
”くそ爺”はブツブツ言いながら浴室に行った。
と言っても居間から10歩もない!
”臭覚”のない我輩にとって”臭い”は大敵だ!
洗面所も「ほれ、水」は茶飯事です。
風呂は一人の時は禁止されています。
いづれにしてもボケ老人扱いをされています。
風呂は老人向けに改造しました。風呂場の中のアチコチに捕まり棒を設置しました。(苦笑)
ボタンを押すとピーピーと台所に音がします。でも台所に誰も居なければダメですね。