無責任なカーナビ？

急用で娘の家に行く。

私は以前一度だけ娘の案内で娘の家に行ったことがあるが娘の家は入り込んでいて私にはわかりづらい処だった。

「道判る？」娘が電話で私に聞いたが、

「カーナビがあるから大丈夫だよ！母さんも一緒に行くから」

「そうね、母さんも一緒なら大丈夫か・・・」私はどうも信用がないようだ。

カーナビに娘の家の位置を電話番号でセットする。　カミさんも同乗して出かける。

カミさんは娘の家には数回行ったらしい。カミさんが

「近くえ行けば判る」と言うのでカーナビに従い安心して運転をする。

「横横高速」を降り金沢文庫駅近くまでは、ナントカ道順と自分の位置はカーナビで理解することは出来たが、なんだか判らぬ住宅街を走り抜け山道に入ると全く自分の車の位置が判らなくなった。

車を運転しながら

「おい！ここは何処だ？」とカミさんに聞いても

「わかんない～ィ」と無責任な答えが返ってくる。

「なに！わかんないでは済まん！車は走っているのだぞ」

「お前近くえ着けば判ると云ったではないか！」

「だって、ここは近くではないもん！」またまた、車中で喧嘩になる。

道の何処かで止まり何時も車にある地図で調べるにも道は狭く後ろに車がついて来ている。

兎に角、空き地を見つけなければと走る。

その内大きな道路に出る。

然し依然として自分の車の位置が判らない。

カーナビは指示した道を間違えても、すぐさま新しい道順を示す。

これが曲者だ！返って判らなくする。

広い道路に出たところで停車してカミさんが携帯電話で娘に電話する。

「○○子？今　△△のビルが見えるとこに来ているのだが、そちらに行く道が判らない、どう行けばいいの？」

「そのビルって知らないよ」これまた、カミさんに似た返事がくる。

「カーナビに道順が出てないの？」

「出ているが、ぜんぜん判らないの」その内、娘の旦那さんが電話に出て

「其処なら、少し通り過ぎているので次の信号を右に曲がって、又次の信号を右に曲がり、道なり来てください」と言う訳でまた走り出す。

やっと、どうやら娘の家の近くに来たらしい？カミさんも

「ここは見たことがある」といい始めた。

あ～ァ、やっと着いたか？と思う間にカーナビの

「目的地近くに着きました、これで案内を止めます」と非情な宣言が下された。

「おい　お前判るか？」カミさんがあたりを見渡し　

「なんだか見た感じはするが（娘の）家は判らない」頼りないこと夥しい！

「仕方ない、少しこの近くを走って見るか？」・・・走り始めて少し経って、ふとカーナビを入れると道順が示されている。

「あれ？おい、またまた外れたらしい？」　

「電話をしろよ」　カミさんが、再び電話をする。

娘の旦那さんから　

「判りました、そこで動かずに待っていて下さい」　暫く待つと娘の旦那さんが車で迎えに来た。

娘が「うちの車のカーナビは家の前まで案内するよ」どうも私の車のカーナビは古いらしい？私も古いがね。

カーナビも当てにならないね　　　　

ほんとに腹　立つな～ァ　この「カーナビ」は！　

昔から「アテと褌は　むこうから外れる」と云われているが　？

カーナビも同じだな！

ちと、下品な言葉だな。失礼　　　　　

帰宅時にカーナビを使って帰ると自宅近く？のトンでもない所で案内が打ち切られた！

これではカーナビは使えない。

お粗末な出来事でした。