狭い我家で困ったことは、お客様用の部屋が無いことだ。
何しろ私が居間を散らかしていてお客様を暖かい居間にお招きできない。
居間はカミさんが、いくら片付けて掃除をしても、すぐさまに、私が散らかしてテーブルの上は本棚から出した本や私の雑貨で山盛りとなるのだ。
この私のだらしなさには、カミさんもホトホト参っている。
されど、いくら私に言っても無駄なのだ。
私のだらしなさは年季が入っている。
学生時代、共に一部屋(ヒトヘヤ)で一緒に4年間過ごした友人(北海道出身)が、卒業して10年くらい経って一緒に彼の勤務先の近くの飲み屋で飲んだことがある。
その時に初めて彼が口にしたことが忘れられない。
彼は
「俺は君の散らかした本を毎朝、君の本棚に戻すのが朝の仕事だったよ」
「えッ」
「初めて聞いたよ」
「そんな、ことがあったのか?」
「君はノンキだから気がつかなかったのだろう」
「悪いことをしたな~すまん!」私は両手をついて深く謝った。
然し4年間の長い間も、よく私に文句も言わずに黙って整理をしてもらったものだ。
私も私だ。
ぜんぜん、それに気が付かないのだから・・・。
彼は、ただ笑って私を見ていたが
「君の事は二つだけ強い印象があるよ」
「一つは今言った本の片付けだ。なにしろ君は本を出したら、そのままで絶対に片付けないのだから。もう一つは工学部の学生の癖に関係ない小説をよく読んでいたな~」
「君は何時も何か本を読んでいたよ」
考えれば、私は卒論を書いた覚えは一行もないのだ。
私の時の卒論は2~3人がグループで実験、その他を行い纏めたのだ。
その実験結果や整理を纏める打ち合わせの会には私は出た記憶がない。
あるのは出来上がって綺麗に表装された卒論を読んだ時くらいだ。
彼が仕上がった卒論を私に見せ
「おい、これでいいか?」と聞かれた。
「いいよ」と答えて、その卒論は提出されて、私は卒業したのだ。
無責任も極まるというところか?
卒業後10数年経って知った事柄である。
///////////////////////////////////////////////////
私が現役時代に上司の方が独立されて「建築事務所」を開かれた。
その時に金融公庫の融資を受ける物件があり、社に来られて、何故か私に相談があった。
そこで、融資に詳しい知り合いの彼を紹介したところ、暫く経って、この元上司が私のところに来られて
「君は不思議な人だな~」と私を褒めたのか?貶したのか?
「君に紹介された○○さんに合ってきたよ。そして思わぬ好意を受けて驚いたよ」
「君が、どんな人物か俺は見誤っていたようだ」
「そんなことはないですよ」
「ごらんの如く天婦羅社員です」
「それだ」
「なにが ですか?」
「君は一見申し訳ないが抜けて見える。俺はそれが見抜けなかった。謝るよ」 と今更いわれてもね~ェ。
もう、私のボーナスには関係ないのだが・・・。
そう言えば、この上司の時のボーナスの査定は厳しかったな~ァ と思い出した。
でも私のような出来の悪い社員を使って貰った恩義がある。
然し、その後、私はトン・トンと階段を上がって行った。
///////////////////////////////////////////////////////////
また話が逸れた。
我家は居間だけが暖かい他の部屋は暖房が無いので寒さが外気そのままである。
従って玄関は寒さが厳しい。
そこで冬はカミさんが玄関を冷蔵庫代わりに使っている。
ちょっと、したもので暖かくしてはいけないものは玄関に置いておけと言う。
時たま、お客さんがいらっしゃっても玄関は寒い。
と、言って非常に親しい方は散らかった居間でもいいが、改まったお客様をお呼びするのは、なんとなく失礼になるかと控えざるをえない。
そこで失礼ながら玄関先でお話をすることになる。
これもお客様には失礼なことですが散らかった居間にお通しするよりは増しかと思っていますが?
時に散らかっていても暖かい居間にお通しするのがいいのかな?
とも迷っているのが現状である。
と言うわけで玄関に暖房を設置したら、いいのではと カミさんに
「おい、玄関に石油フアンヒーターを置くか?」と言ったら
「あんた、何を言っているの?」
「玄関に石油ストーブなんておかしいよ」 一喝のもとにキャンセルさせられた。
そうか な~ァ? と思ったが、やはりおかしいか?
玄関の鼻先でフアンヒーターの温風が、まともにお客様の身体はおろか、顔に受けるのもへんなものだな~ァ。
とも思う。
やはりカミさんが即座に判断したことがいいのか?
なんとも情けない爺である。
好かれと思ったのだがな~ァ
何しろ私が居間を散らかしていてお客様を暖かい居間にお招きできない。
居間はカミさんが、いくら片付けて掃除をしても、すぐさまに、私が散らかしてテーブルの上は本棚から出した本や私の雑貨で山盛りとなるのだ。
この私のだらしなさには、カミさんもホトホト参っている。
されど、いくら私に言っても無駄なのだ。
私のだらしなさは年季が入っている。
学生時代、共に一部屋(ヒトヘヤ)で一緒に4年間過ごした友人(北海道出身)が、卒業して10年くらい経って一緒に彼の勤務先の近くの飲み屋で飲んだことがある。
その時に初めて彼が口にしたことが忘れられない。
彼は
「俺は君の散らかした本を毎朝、君の本棚に戻すのが朝の仕事だったよ」
「えッ」
「初めて聞いたよ」
「そんな、ことがあったのか?」
「君はノンキだから気がつかなかったのだろう」
「悪いことをしたな~すまん!」私は両手をついて深く謝った。
然し4年間の長い間も、よく私に文句も言わずに黙って整理をしてもらったものだ。
私も私だ。
ぜんぜん、それに気が付かないのだから・・・。
彼は、ただ笑って私を見ていたが
「君の事は二つだけ強い印象があるよ」
「一つは今言った本の片付けだ。なにしろ君は本を出したら、そのままで絶対に片付けないのだから。もう一つは工学部の学生の癖に関係ない小説をよく読んでいたな~」
「君は何時も何か本を読んでいたよ」
考えれば、私は卒論を書いた覚えは一行もないのだ。
私の時の卒論は2~3人がグループで実験、その他を行い纏めたのだ。
その実験結果や整理を纏める打ち合わせの会には私は出た記憶がない。
あるのは出来上がって綺麗に表装された卒論を読んだ時くらいだ。
彼が仕上がった卒論を私に見せ
「おい、これでいいか?」と聞かれた。
「いいよ」と答えて、その卒論は提出されて、私は卒業したのだ。
無責任も極まるというところか?
卒業後10数年経って知った事柄である。
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私が現役時代に上司の方が独立されて「建築事務所」を開かれた。
その時に金融公庫の融資を受ける物件があり、社に来られて、何故か私に相談があった。
そこで、融資に詳しい知り合いの彼を紹介したところ、暫く経って、この元上司が私のところに来られて
「君は不思議な人だな~」と私を褒めたのか?貶したのか?
「君に紹介された○○さんに合ってきたよ。そして思わぬ好意を受けて驚いたよ」
「君が、どんな人物か俺は見誤っていたようだ」
「そんなことはないですよ」
「ごらんの如く天婦羅社員です」
「それだ」
「なにが ですか?」
「君は一見申し訳ないが抜けて見える。俺はそれが見抜けなかった。謝るよ」 と今更いわれてもね~ェ。
もう、私のボーナスには関係ないのだが・・・。
そう言えば、この上司の時のボーナスの査定は厳しかったな~ァ と思い出した。
でも私のような出来の悪い社員を使って貰った恩義がある。
然し、その後、私はトン・トンと階段を上がって行った。
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また話が逸れた。
我家は居間だけが暖かい他の部屋は暖房が無いので寒さが外気そのままである。
従って玄関は寒さが厳しい。
そこで冬はカミさんが玄関を冷蔵庫代わりに使っている。
ちょっと、したもので暖かくしてはいけないものは玄関に置いておけと言う。
時たま、お客さんがいらっしゃっても玄関は寒い。
と、言って非常に親しい方は散らかった居間でもいいが、改まったお客様をお呼びするのは、なんとなく失礼になるかと控えざるをえない。
そこで失礼ながら玄関先でお話をすることになる。
これもお客様には失礼なことですが散らかった居間にお通しするよりは増しかと思っていますが?
時に散らかっていても暖かい居間にお通しするのがいいのかな?
とも迷っているのが現状である。
と言うわけで玄関に暖房を設置したら、いいのではと カミさんに
「おい、玄関に石油フアンヒーターを置くか?」と言ったら
「あんた、何を言っているの?」
「玄関に石油ストーブなんておかしいよ」 一喝のもとにキャンセルさせられた。
そうか な~ァ? と思ったが、やはりおかしいか?
玄関の鼻先でフアンヒーターの温風が、まともにお客様の身体はおろか、顔に受けるのもへんなものだな~ァ。
とも思う。
やはりカミさんが即座に判断したことがいいのか?
なんとも情けない爺である。
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