私は性格が悪い？

久し振りに囲碁教室でS　女史と対局した。

彼女は女性のなかでは非常に強いほうだ。

然し今日はよく見えないらしい？

囲碁も、その時の体調に左右される。

中盤での、もみ合いでS 氏の打ちすぎが目立った。

それを咎める私の手が彼女を苦しめる。

「ああ～嫌になった・・・」彼女の呟きが補聴器に入る。

かといって手を緩めると容赦のない反撃を食らう。

囲碁はその人の人柄を表す、その意味では私は余り性格は良くないようだ。

私は遠慮なく厳しく攻め立てる。

終盤遂に「投了です」の宣言で一局目は私の勝となり、二局目に入る。

経過は一局目と同じ経過となり、彼女の呟きが遂に

「ああ、もう嫌！暫くは（私と）打ちたくない！」となって弐局目が終了する。

少々私もやりすぎたかな？と思うがこれも勝負事だ。

勝もあれば負けもある。

私(初段)は、また新しく次の方と打ち始めるが、この方（２段）が強い！

さっきと逆だ。

私が思わず

「しまった！なんでこんな手を打ったんだ？」と泣き言が続く・・・・

結果は見事に負ける！

二局目も不思議と同じような展開となって、心の内では碁盤をヒックリ返したくなるような気持ちだ。

S 氏のカタキを長崎で討たれた感じだ。

多分S　氏もこんな感じがしていたのだろう？

相手が厳しい手を打つと、なんと情け容赦のない人だ、と思い込む。

今日のS 氏との対局を振り返ると、正に私の容赦のない手は考えなくていけないようだ。

勝っても相手が納得するようでないとダメだ。

そういえば私も負けても気持ちのよい負けを感じたことがある。

何時になったら、そのような碁が打てるのだろう。

精進あるのみか？

負けた相手が・・・・

「今日の碁はいい碁でしたね～」と

言われるような碁を打ちたいな・・・

何時になったら、そのような碁が打てるのかな？