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「花疲れ眠れる人に凭り眠る 高浜虚子」…
毎日新聞 2015年04月10日 00時09分(最終更新 04月10日 00時10分)
「花疲れ眠れる人に凭(よ)り眠る 高浜虚子(たかはま・きょし)」。花見帰りの電車の中か、春らんまんを堪能した疲れが眠りを誘う。のみならず花が散り、緑のもえ出すこの季節、なぜかけだるい気分や眠気に襲われる人も少なくない。これも「花疲れ」らしい
▲どうもこの春のけだるさや眠さは、洋の東西を問わないようである。中国で昔から「春困」というのもそれで、「春困秋乏」は春は眠たく、秋は疲れやすいということわざである。この言葉、韓国では「春困症」と病気のような言い方が用いられることが多いそうだ
▲この「春困」、英語圏では「スプリングフィーバー」と訳されている。英和辞書を引いてみると「春先のものうい(けだるい、落ち着かない)感じ、憂鬱」とある。春の眠気を表す言葉は、ほかの欧州の国々にもあるそうだ
▲春の心身の調子の狂いは気候の変化に対するストレスから、自律神経のバランスが乱れるためだといわれる。いやこと日本では気候だけではあるまい。この4月から新しい職場や学校で今までになかった緊張やストレスに向き合わねばならなくなった方も多いだろう
▲「蛙(かえる)の目借り時」とは、蛙に目を借りられたような猛烈な眠気に襲われる春をいう。新しい暮らしへの体内時計の調整がまだできない新人諸君は、まず蛙封じの規則正しい睡眠を心がけてはどうだろう。専門家のアドバイスはネットなどで調べれば集められるだろう
▲「春の野に霞(かすみ)たなびきうら悲しこの夕影に鶯(うぐいす)鳴くも/大伴家持(おおとものやかもち)」。花も蛙も生命が一気にあふれ出る春だからこそ、ものうさや眠気に悩まされる人間である。ここはうまくつきあいたい「花疲れ」だ。
ソース : http://mainichi.jp/opinion/news/20150410k0000m070133000c.html
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つぶやき
花疲れ・・・? このような言葉 初めて聞きました。確かに花見の後のけだるさ・・・ありますね~・ 最近はそのような贅沢な感じはしたことがありません。 なにせ 歩けないのですから・・・。
歩きたいですね~何の苦痛もなく・・・スタ・スタと歩く。 街路樹の桜を見ながら歩ければこんな幸せはありません。 暇をみて津久井浜にでも行きたくなった。
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