“尊厳死”選んだ吉村昭さん
看病の長女に「死ぬよ」 膵臓(すいぞう)がんで7月31日に亡くなった作家の吉村昭さん(享年79歳)の最期は、自らの尊厳で選んだ覚悟の死だったことを24日、妻で作家の津村節子さん(78)が明らかにした。
津村さんによると、吉村さんは死の前日の30日夜、点滴の管を自ら抜き、ついで首の静脈に埋め込まれたカテーテルポートも引き抜き、直後に看病していた長女に「死ぬよ」と告げたという。
遺言状にも「延命治療はしない」と明記していた。以下 略
衝撃的なニュースだった。私には言うべき言葉はない。
市井の一読者として謹んでお悔やみを申し上げるのみである。
何時だったか忘れてしまったが、最初に読んだのは本屋で何の気もなく、ただ本の題名に引かれ手にして読んだ「高熱隧道」に強い感動を覚えた。
読後に勤めていた会社(ゼネコン)の若い方々に是非読みなさいと薦めたものである。
以後、吉村 昭 氏の書かれた小説を読み漁った。
「白い航跡」「戦艦武蔵」 等 他 どの小説もよく調べられたものだとその努力には何時も驚いたものである。全て非常に読み堪えのある小説だった。
記事全文 読売新聞の記事全文です(8/25)
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