還り見れば酔生夢死か?

80歳代の聾人でネットの話題を書いています。足が悪いので家で得ることが出来るネット情報と私自身の唯我独尊の偏向文です。

今朝の記事24年12月1日

2012-12-01 17:03:23 | 政治

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きょうはいいお天気でした。外気温は12度です。(15時)

午前中は花の国プールで過ごし帰宅後はブログの原稿書きです。

パソコンの動きが急に悪くなった。何か?あったのかな?

このパソコンも歳をとったようだ。

カミさんは午後から絵の勉強に行っている。帰って来るのは夕方だと思うが・・・。

ユックリとくだらない本でも読むか? 

マルは無いがヒマはタップリとある。

タップリあるヒマで萎びた脳が逆立ちしてマヒしないように・・・。

洒落にもならぬか?


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近聞遠見:「大きな議論」に欠ける 毎日新聞 2012年12月01日 東京朝刊

http://mainichi.jp/opinion/news/20121201ddm004070017000c.html 以下全文

近聞遠見:「大きな議論」に欠ける
 毎日新聞 2012年12月01日 東京朝刊

 喧噪(けんそう)のなか、政治が見えにくくなっている。離合集散はかつてなく目まぐるしい。どうしたら票が釣れるか、ただの<票こじき>になりかけているようにもみえる。ここは、古い話から−−。

 三木武夫元首相が脳内出血で国立病院医療センターに入院したのは1986(昭和61)年、翌年三井記念病院に転院、88年11月14日、膵臓(すいぞう)がんで死去した。81歳。

 この間、岸信介元首相は2度、3度と三木の病床を訪れている。ズケズケが身上の睦子夫人が、

 「岸先生、あなたは持論と反対じゃありませんか。義理は欠けって……。もうあなたより若い病人のことなんか心配しないで、ご自身のことだけ考えてらしたら」

 と言っても、岸は、

 「いや、私は暇でしょうがないから来てるんですよ」

 と笑っていたという。

 「年取れば、転ぶな、風邪ひくな、義理を欠け」

 という岸の持論は当時から有名だった。しかし、見舞った岸のほうが三木より早い87年8月7日、90歳で亡くなっている。

 この2人の関係、戦後保守とは何か、を考えるうえで、注目に値する。岸首相が警職法改正を強行しようとした時、三木経済企画庁長官は灘尾弘吉文相、池田勇人国務相とともに反対し、抗議辞任した(58年12月)。

 また、岸が命運をかけた日米安保条約の改定を採決する衆院本会議(60年5月)を、三木はボイコット、抗議している。岸にとって、三木は肝心なときに反目する。いわば政敵だった。

 睦子夫人は、

 <竹下登さんが気配りの政治というけれども、岸さんはそれ以上の気配りの人だった>

 と書き残している(「信なくば立たず−−夫・三木武夫との五十年」)。睦子によると、三木は最後まで岸に敬意を表し、

 「端倪(たんげい)すべからざる人物だ」

 と言っていたという。

 この話を思い起こしたのは、衆院解散からまもなく、引退を決意した鳩山由紀夫元首相が、野田佳彦首相と会い、

 「もっと包容力を持って行動してもらいたい」

 と注文した時だった。野田は鳩山を切ったが、岸は三木を排除しようとしなかった。気配りというより包容力だろう。かつての自民党が長期政権を維持できた秘密の一つと言っていい。

 なにしろ、三木が戦前の42(昭和17)年、非推薦で衆院選に立候補、当選した時、岸は東条内閣の商工相、翌年は国務相・軍需次官に就いている。

 戦後、岸はタカ派保守の総帥、三木はリベラル派の代表格として、自民党内の潮流を二分してきた。この違いは、野田と鳩山の比ではなく、対立・抗争も繰り返したが、分裂することはなかった。保守の粘着力である。

 岸の退陣から52年、三木の退陣から36年が過ぎた−−。

 岸の孫である安倍晋三が再び自民党総裁に選ばれ、副総裁に旧三木派の流れをくむ高村正彦を起用した。

 「なぜ高村副総裁か」

 と尋ねると、安倍は、

 「日中関係もあるし……」

 と短く答えた。対中強硬派の安倍が、日中友好議員連盟会長として、中国と親交のある高村と組み、バランスをとったということだ。

 だが、それだけとも思えない。高村は高村坂彦・近衛文麿首相秘書官の四男。坂彦は55年、衆院旧山口2区に日本民主党から出馬、佐藤栄作、岸についで3位当選。三木の側近を貫き、岸が自民党総裁選に立候補すると、

 <戦争責任者の一人だから自重すべきだ>

 という書簡を発表して反対した。硬骨漢である。岸と三木、安倍と高村、は一種の因縁を感じる。

 何が言いたいか。睦子は、

 <岸さんとは考えが違ってぶつかりあったが、日米安保について言えば必要だとお互いに認め合っていたんです>

 と書いている。かつての政治リーダーはケンカをしても、何が国と国民の利益かという奥深いところで理解し合っていた。

 昨今は小競り合いだけで、大きな議論がない。安倍が登場すると、民主党は右傾化と印象批判を強め、

 「われわれは中道だ」

 と繰り返す。ひとしきり中道論争が続いたが、実りがない。最長老の中曽根康弘元首相は、

 「民主党は<中道>を自らの逃避の場所に使おうとしている。大義名分を堂々と示さなければ<第二自民党>に堕するだけだ」

 と叱った。もっともだ。

 第三極のあわただしい離合集散劇も、大きな議論が欠けている。脱原発を細分化してどうするのだ。岸、三木のスケールに学んでほしい。(敬称略)=第1土曜日掲載

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 岩見隆夫ホームページhttp://mainichi.jp/opinion/column/iwami/

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つぶやき

岸さんって凄い方だったのですね~。三木さんも・・・。

今の政界では罵り合いだけのようだが?案外 裏で繋がっていたりして・・・。

むしろ そうならいいのだが?

 「白い犬も黒い犬も日本のためになるなら いい犬だ」といいたい。

川向こうではこれをネコと言っていたが・・・。

もっともこの言葉は向こうの方が先に仰ったのですがね~

今やネコでなく ど偉い暴れ孫悟空となっている。

嗜め 緊箍(きんこ)を掛ける三蔵法師がいないようだ。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
信念より票集め? (アプリ)
2012-12-02 04:33:48
osamuさまへ。

政治家とは商売人であってはなりません。国を本当に思う信念の人でなければなりません。

しかし昨今の状況はふざけた『新党』が乱立し、夜店の屋台のようです。

これでは激動する亜細亜情勢に翻弄されるばかりです。なんとか日本を維持したいという思いから、osamuさまの知恵をお借りしたいのです。

戦争を知らない世代が親となり、爺になります。日本を再生する方法はあるのでしょうか。
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おはよう御座います (yokosuka 安人です)
2012-12-02 06:21:55
昨日は訪問とコメ有難う御座います

お元気ですね
今日は少し冷える様です
のんびりと過ごします

インフルエンザの予防接種は済ませました
やはり年齢と共に弱く成ります

同窓会。。あんな田舎から(150人卒業)関東地方に7人出て来ています
皆さん未だに頑張ってられます

安人は皆さんに着いて行くだけで精一杯です(笑)・
(o^-^o) ポチ

有難う御座いました
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アプリさんへ (osamu)
2012-12-02 11:39:00
私はただの爺で能書きばかり言っているだけです。日本のを良くする、または政治をよくするのは来る選挙の一票だと思っています。自分の信じる一票を投じましょう。
いつもコメント&応援 有難うございます。
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yokosuka安人さんへ (osamu)
2012-12-02 11:45:48
先ほど花の国 プールから帰ったところです。銀座の高級料亭の雰囲気出ていますね~。よいお仲間を持たれていいですね。

同窓会・・・高校の関東支部がありますが出たことがありません。不精なのですね~私は東京まで出るのが億劫なのです。

コメント&応援有難うございました。
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