余録:それは、日本で生まれ育った韓国人であり、二つの…

毎日新聞　2014年12月01日　00時40分（最終更新　12月01日　00時40分）

　それは、日本で生まれ育った韓国人であり、二つの国の文化を背負って生きざるを得なかった金両基（キム・ヤンキ）氏（８１）にとって、ある意味宿命的なものだったのかもしれない。室町から江戸時代にかけて李氏朝鮮より日本へ派遣された外交使節団「朝鮮通信使」との出会いである

▲初見は１９５０年代だった。早大生の金氏が東京・神保町の書店で偶然手にした古書に、今で言う韓流ドラマに出てくる正装した韓国の役人たちが国書の入った輿（こし）を運んでいる姿があった。「豊臣秀吉の武力外交、徳川家康の平和外交」との添え書きが気になった

▲次は比較文化論を専攻するようになった６０年代。ソウルの本屋で求めた古書にも通信使の記述があった。早速韓国側の歴史学者にただしてみたが、意外なほど皆知識がなかった。後に植民地支配時代の教育にその遠因があることを知る

▲金氏がこの問題をライフワークにしようと思ったのは、８０年代、静岡県立大学で韓国人初の公立大教授になってからだった。そこには通信使を復活させた家康が晩年を送る駿府（すんぷ）城と、通信使を接待した清見寺（せいけんじ）があった

▲調べるほどに通信使研究の宝庫だった。家康は、秀吉の朝鮮出兵を豊臣家滅亡の原因と考え、自らは関ケ原後すぐに対馬藩を通じて朝鮮王朝との関係改善に着手した。金氏いわく。「徳川家は家康の考えを踏襲し、２６５年間は隣国同士が平和を維持する世界でもまれなケースとなった」

▲この朝鮮通信使を世界記憶遺産に登録しようという運動がある。今の冷え過ぎた両国関係を眺めるに、家康の見事なまでの戦後処理外交を記憶の底から呼びさますのも一手だろう。

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つぶやき

　　秀吉の失政によりこじれた朝鮮との関係を家康は平和外交を持って朝鮮と接し江戸時代２５０年にわたり継承されたようだ。家康の遠望知略の凄さがしのばれる。　現在の朝鮮の行動・外交は聊か常軌を逸している。　

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自然現象は確実に冬に向かい老人には少々厳しい季節となるやも？　私とて耳・目・足・・・と日に日に衰えて行く。

きょうから師走（シハス）　月日の流れは速い。　ことし１年の締めくくりの月でもあり且つ今年の経験を生かした来年の指針となし、その来年の期待を辞すものであろう。自戒すべきものは心に決するものとしないと・・・。　　言うは易し　行うは難し　・・・・民主党みたい？

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　米国議員　中国・韓国系の在米の中国人・韓国人の票の獲得を・・・　「反日」で「票稼ぎ」？　　

在米の華僑系住民、抗日戦争勝利委員会を立ち上げ　戦後７０年で　反日運動の活発化は必至　

米国議員も　日米の紛糾より先ずは「当選」めざす？　これを　放置すれば世界に広がる恐れがある。　在米の日本人への影響が憂慮される。

還り見れば酔生夢死か？