車のダシュボ-ドの下の小物入れに耳を忘れた!
そうだ、昨日 買った週刊誌「週刊文春」と「週刊新潮」も未だそのままだ。
と、思いついてカミさんに
「ちょっと週刊誌を車に取りに行く」と言って玄関前の車に行く。
フト、側(ソバ)の門柱を見ると郵便受けに、なにやら入っている。
「夕刊だ」と取り出す。
その場で立ったままで、さらっと夕刊に目を通す。
今日は特に私の目を引く記事は「校庭を芝生に・・・」ぐらいで、私にとっては、何を今更って感じである。
新聞をたたむとパラリとハガキが落ちた。
どうもハガキも一緒に取り出したらしい。
なんのハガキかな?と思いながら拾うと宛名が私達 夫婦になっている。
親戚で、なにかあったのかな?と裏を見ると、なんと「喪中」ハガキで、
しかも私の会社員時代の、あの私を含む3人組の仲間の一人であった。
暫し呆然として立ち竦む。
振り返れば今年の秋の都立美術館へのお誘いがなかったな・・・
彼は書道で何時も入選していた。
毎年、春と秋の展覧会に私は彼の招待で一緒に上野の美術館に行くことが定例になっていたのだが・・・
なんとも、いいようのない気持ちで家に入る。
カミさんに
「おい、くまちゃん 亡くなられたよ」と知らせると
「お年は?」
「ここには76歳と書いてある。
「俺より一つ上と思っていたがな~」
「未だ若いのに・・・」私も言葉が続かない。
みんな居なくなる。
「あんた、週刊誌は?」カミさんにとっては週刊誌が気になるらしい?
おっとっと、また、忘れた!
車に戻り週刊誌を取り出し、ドアーを閉めた時にダッシュ・ボードを見て、
おおそうだ、耳を忘れるところだった、と補聴器も取り出す。
机に座っても、熊ちゃんのことが気になる。
昨年、千葉の東○病院に見舞いに行って会ったのが最後だった。
その後メールの交換があったが、何時の間にか途絶えていた。
今年、最初の喪中ハガキが友人だったとは・・・
田舎の弟に
「そちらに変わりはないか?」と急いで田舎の様子を電話で確かめる。
これ以上、不意打ちは御免だ!
私は気が弱いのだ!
私にとって、やがて私を含め、
全てゼロの世界になる。
「平家物語」の生者必滅の言葉が私を襲う!
夢だにしなかった友人の死に遭遇して・・・言うべき言葉もない。
このような事をブログに書くことが許されるのかどうかは疑問だが
友人を失った私は書かずに居れない。
この気持ちのはけ口が哀しいことに、ここしかない。
もう一人の悪(ワル)は音信普通だ。
こっちも気になるが何しろ返事がない!
この無常観は言い知れぬ悲しみを伴う。
今は、このハガキを手にして友の冥福を祈るのみである
そうだ、昨日 買った週刊誌「週刊文春」と「週刊新潮」も未だそのままだ。
と、思いついてカミさんに
「ちょっと週刊誌を車に取りに行く」と言って玄関前の車に行く。
フト、側(ソバ)の門柱を見ると郵便受けに、なにやら入っている。
「夕刊だ」と取り出す。
その場で立ったままで、さらっと夕刊に目を通す。
今日は特に私の目を引く記事は「校庭を芝生に・・・」ぐらいで、私にとっては、何を今更って感じである。
新聞をたたむとパラリとハガキが落ちた。
どうもハガキも一緒に取り出したらしい。
なんのハガキかな?と思いながら拾うと宛名が私達 夫婦になっている。
親戚で、なにかあったのかな?と裏を見ると、なんと「喪中」ハガキで、
しかも私の会社員時代の、あの私を含む3人組の仲間の一人であった。
暫し呆然として立ち竦む。
振り返れば今年の秋の都立美術館へのお誘いがなかったな・・・
彼は書道で何時も入選していた。
毎年、春と秋の展覧会に私は彼の招待で一緒に上野の美術館に行くことが定例になっていたのだが・・・
なんとも、いいようのない気持ちで家に入る。
カミさんに
「おい、くまちゃん 亡くなられたよ」と知らせると
「お年は?」
「ここには76歳と書いてある。
「俺より一つ上と思っていたがな~」
「未だ若いのに・・・」私も言葉が続かない。
みんな居なくなる。
「あんた、週刊誌は?」カミさんにとっては週刊誌が気になるらしい?
おっとっと、また、忘れた!
車に戻り週刊誌を取り出し、ドアーを閉めた時にダッシュ・ボードを見て、
おおそうだ、耳を忘れるところだった、と補聴器も取り出す。
机に座っても、熊ちゃんのことが気になる。
昨年、千葉の東○病院に見舞いに行って会ったのが最後だった。
その後メールの交換があったが、何時の間にか途絶えていた。
今年、最初の喪中ハガキが友人だったとは・・・
田舎の弟に
「そちらに変わりはないか?」と急いで田舎の様子を電話で確かめる。
これ以上、不意打ちは御免だ!
私は気が弱いのだ!
私にとって、やがて私を含め、
全てゼロの世界になる。
「平家物語」の生者必滅の言葉が私を襲う!
夢だにしなかった友人の死に遭遇して・・・言うべき言葉もない。
このような事をブログに書くことが許されるのかどうかは疑問だが
友人を失った私は書かずに居れない。
この気持ちのはけ口が哀しいことに、ここしかない。
もう一人の悪(ワル)は音信普通だ。
こっちも気になるが何しろ返事がない!
この無常観は言い知れぬ悲しみを伴う。
今は、このハガキを手にして友の冥福を祈るのみである