つい先ほど田舎から蜜柑が届いた。
直ぐに箱を開けて二つ三つ食べた。
「おい、蜜柑は、この味だよ!」思わずカミさんに叫ぶ!
カミさんも一緒に食べながら、ただ、口をモグモグさせて頷くだけだ!
田舎の蜜柑は、お美味しい!
実に美味しい!
昔、私が初めて上京して東京で食べた蜜柑は、その酸っぱさと不味いのに驚いて以来、東京では蜜柑を私は食べなくなった。
蜜柑は弟の嫁さんの里(瀬戸内の大島)から毎年送って頂く。
蜜柑ばかりでなく八朔、栗(栗は物凄く大きく甘い)、富裕柿、橙、等、毎年 季節になると送って頂く。
ありがたいことだ。
お陰で田舎の季節の味が味わえて、こちらでは余り季節の変化を感じないが、送られる柑橘類で季節の変化を知る。
変な話である。
「おい 何時も美味いな~ァ」
「おい 今 蜜柑が着いたと電話をしろよ!」俺は、この時ばかりはカミさんに威張って命令をする。
カミさんは、ただ、黙って私の言うことを聞き弟のお嫁さんの里に電話をする!
「今、蜜柑が着きました、早速、頂きましたが何時ものように美味しいですね・・・・」カミさんの声も弾んでいる。
なんと気持ちのいいことだ!
電話の後にカミさんが
「なんだか今年の出来は悪いらしいよ?小粒だって・・・」
「でも、美味しいことは何時もと変わらないよ」
「やはり、この蜜柑は逸品だね」この時と、ばかり私は威張る!
実に私は単純である。
「ふるさとは、遠くにありて、おもうもの・・・・」
誰の言葉だったか・・・いいね~ェ
故郷(フルサト)といえば蜜柑とは違うが柿の木の思い出も懐かしい。
特にうまかった富裕柿の思い出である。
富裕柿は子供の頃に、家から少し離れた処の他所の畑にある柿を盗んだ思い出がある。
毎年、その柿を盗むことが餓鬼のころの楽しみでもあったのだ。
それほど、その柿は美味かったのだ!
たしか、あれは私が6年生の時だったか?
数人の仲間(下級生も一緒である)と何時ものように柿の成熟具合を見計らって盗みに行った時だった。
何時もは、ただ畑の中にある柿の木が、その時は柿の木の外側に簡単な垣根があり、その垣根の中の畑の様子が、なんだかへんである。
「おい!なんか変だぞ!」仲間の一人が言ったが、誰かが
「何もかわっちょらへん!前とおんなじだ!わしが一番に登るけえ誰かついてこんか?」その声におっちょここいの私が
「わしも登るけェ!」と進みでた。
最初のヤツが垣根を勢いよく飛び越えて2~3歩、歩いて変な顔をして踏みとどまって立ったままだ。
アレッ アイツ何をしているんだ?
続いて私が先のヤツと同じように柵を飛び越え2~3歩、歩いて柿木から2~3m離れたところに立った。
私の足元がなにか変である。
足元が、なにやらネバ~ァとしている。
前のヤツも私をみて変な顔をして動かずに、そのまま突っ立っている。
私も同じである。
「おい、何だ?この足(の感じ)は?」
「分からん?」私がそ~ゥと足を上げた。
同時に私と共に来た、くそ餓鬼どもは一斉に笑い出し、私は正に半べそとなった。
足元にはなんと深さ20cm~30cmの厚さは、あると思われる人糞の池が造られていた。
その人糞の池は周囲の垣根にさりげなく作られた土手に守られ、しかも薄く土や枯葉が撒かれていたのだ。悪餓鬼の負けである。
「くそ~ォ あの爺 め!」 こんどは、抜き足 差し足で、ゆっくりと畑を出る!
爺の勝ち誇った顔が目に浮かぶ!
参った!参った!
私の両足は糞だらけである。
ズボンも靴も汚れた。
あのくらい参ったことはない!
笑い転げる仲間の顔を見ながら川に急ぐ。
川で靴と足とズボンを洗うが、どうも気持ちが悪い!
どうしよう?ズブンと靴が乾くまで土手でねっころがる。
翌年は国民学校を卒業して町の中学(寄宿舎)に行ったので、
その後の、この柿の木のことは判らない!
でも楽しい子供の時の田舎の思い出だったね~ェ(笑)
それや、これを思い出しながら
直ぐに箱を開けて二つ三つ食べた。
「おい、蜜柑は、この味だよ!」思わずカミさんに叫ぶ!
カミさんも一緒に食べながら、ただ、口をモグモグさせて頷くだけだ!
田舎の蜜柑は、お美味しい!
実に美味しい!
昔、私が初めて上京して東京で食べた蜜柑は、その酸っぱさと不味いのに驚いて以来、東京では蜜柑を私は食べなくなった。
蜜柑は弟の嫁さんの里(瀬戸内の大島)から毎年送って頂く。
蜜柑ばかりでなく八朔、栗(栗は物凄く大きく甘い)、富裕柿、橙、等、毎年 季節になると送って頂く。
ありがたいことだ。
お陰で田舎の季節の味が味わえて、こちらでは余り季節の変化を感じないが、送られる柑橘類で季節の変化を知る。
変な話である。
「おい 何時も美味いな~ァ」
「おい 今 蜜柑が着いたと電話をしろよ!」俺は、この時ばかりはカミさんに威張って命令をする。
カミさんは、ただ、黙って私の言うことを聞き弟のお嫁さんの里に電話をする!
「今、蜜柑が着きました、早速、頂きましたが何時ものように美味しいですね・・・・」カミさんの声も弾んでいる。
なんと気持ちのいいことだ!
電話の後にカミさんが
「なんだか今年の出来は悪いらしいよ?小粒だって・・・」
「でも、美味しいことは何時もと変わらないよ」
「やはり、この蜜柑は逸品だね」この時と、ばかり私は威張る!
実に私は単純である。
「ふるさとは、遠くにありて、おもうもの・・・・」
誰の言葉だったか・・・いいね~ェ
故郷(フルサト)といえば蜜柑とは違うが柿の木の思い出も懐かしい。
特にうまかった富裕柿の思い出である。
富裕柿は子供の頃に、家から少し離れた処の他所の畑にある柿を盗んだ思い出がある。
毎年、その柿を盗むことが餓鬼のころの楽しみでもあったのだ。
それほど、その柿は美味かったのだ!
たしか、あれは私が6年生の時だったか?
数人の仲間(下級生も一緒である)と何時ものように柿の成熟具合を見計らって盗みに行った時だった。
何時もは、ただ畑の中にある柿の木が、その時は柿の木の外側に簡単な垣根があり、その垣根の中の畑の様子が、なんだかへんである。
「おい!なんか変だぞ!」仲間の一人が言ったが、誰かが
「何もかわっちょらへん!前とおんなじだ!わしが一番に登るけえ誰かついてこんか?」その声におっちょここいの私が
「わしも登るけェ!」と進みでた。
最初のヤツが垣根を勢いよく飛び越えて2~3歩、歩いて変な顔をして踏みとどまって立ったままだ。
アレッ アイツ何をしているんだ?
続いて私が先のヤツと同じように柵を飛び越え2~3歩、歩いて柿木から2~3m離れたところに立った。
私の足元がなにか変である。
足元が、なにやらネバ~ァとしている。
前のヤツも私をみて変な顔をして動かずに、そのまま突っ立っている。
私も同じである。
「おい、何だ?この足(の感じ)は?」
「分からん?」私がそ~ゥと足を上げた。
同時に私と共に来た、くそ餓鬼どもは一斉に笑い出し、私は正に半べそとなった。
足元にはなんと深さ20cm~30cmの厚さは、あると思われる人糞の池が造られていた。
その人糞の池は周囲の垣根にさりげなく作られた土手に守られ、しかも薄く土や枯葉が撒かれていたのだ。悪餓鬼の負けである。
「くそ~ォ あの爺 め!」 こんどは、抜き足 差し足で、ゆっくりと畑を出る!
爺の勝ち誇った顔が目に浮かぶ!
参った!参った!
私の両足は糞だらけである。
ズボンも靴も汚れた。
あのくらい参ったことはない!
笑い転げる仲間の顔を見ながら川に急ぐ。
川で靴と足とズボンを洗うが、どうも気持ちが悪い!
どうしよう?ズブンと靴が乾くまで土手でねっころがる。
翌年は国民学校を卒業して町の中学(寄宿舎)に行ったので、
その後の、この柿の木のことは判らない!
クソ爺が柿泥棒に失敗して、クソまみれになった子供の時代の思い出だ。
ホントにろくなことはしなかったな~ァ。
でも楽しい子供の時の田舎の思い出だったね~ェ(笑)
それや、これを思い出しながら
ぷッ (^。^)
駐車場のはしっこにあり、誰でも取れるところにあるので一つ頂きぃ~と背伸びして取ろうと思ったが中々落ちてくれない、、数回トライしたが疲れてあきらめた。
美味しそうな柿だったが鳥が時折、つっついている。あぁ~あ・・鳥になりたい
美味しいか?
美味しくないかは?
食べないと分かりません。
でも、子供の時代は、それを手に入れるまでの過程が楽しい!
たとえ、不味くても!
大人になっても私は同じです。
残念でしたね。
文子さんが鳥になられたら、さぞかし、可愛い小鳥になられることでしょう・・・
今の私は、そんな小鳥を捕まえたいです(笑)
失礼 <m(__)m>
本日は有難うございました。