我輩が子供の頃、学校で虫歯が痛くなり、どうにも成らない時があった。
当時、我輩は事情があり祖父母の元で育てられていた。
顔の片方も少し腫れていたように思うが、帰宅すると家の手伝いが待っている。
歯がハシッテ(歯が痛む方言)手伝いどころではなかったのだ。
帰宅すると思った通り直ぐに祖母から
「今から一緒に畑に行くよ」と言われたときは、正に泣きそうになったものだ。
「○○どうしたんだ?」
「歯がハシッテいる」
「何?歯がハシル?」
「裏の倉庫に行って乾いた鼠の糞を取って来い!」
「鼠の糞を・・?」
「そうだよ!鼠の糞だ!」我輩は直ぐに倉庫に行き壁の桟を探した。
鼠の糞は直ぐに見つかる。
その糞は乾いていて大きさは外米ぐらいでよく似ている。
色は外側が少し白く黒っぽいものだ。
そして細長くなっている。カチカチのように硬い感じだった。
その糞を5~6個手に持って祖母に見せた。
「その糞を虫歯の穴に入れて下を向いて口を開け涎(ヨダレ)を流せ・・」
痛さを取るお呪い(オマジナイ)かな?と思い、直ぐに言われたように虫歯の穴に鼠の糞を入れて下を向き口を大きく開けてヨダレを流す。
暫くすると、あれだけ痛かった歯の痛みが取れたのだ。
「お婆ちゃん 歯は痛く無くなったよ」口を、もごもごさせながら、そう言うと
「よし!糞を出して口を漱(スス)げ!」
「ヨダレは飲んだらダメだぞ!」そのまま下を向いたままで水屋に行き口を漱ぐ。
口の中がス~とした。痛みも取れている。
「お婆ちゃん 痛みが取れた・・・」
「よし 畑に行こう」僅か5~6分の出来事だった。
鼠の糞“さまさま”であった。
以来 虫歯が痛むと、自分で勝手にやって治して(?)いたものだ。
その鼠の糞は今や、この小さな我家でも見ることは出来ない。
子供ころは見たこともないゴキブリだけは ふんだんに見かけるが・・・。
忘れていました。
皆さん、この真似は決してしないで下さい。
病気になられても責任は取れませんから・・・。
また、あるときは高校生の時である。
我輩の蓄膿症が悪化して息が臭くなった。
家族からも話をすると「臭い!臭い!」と言われるようになった。
そのようなときに母から
「これを鼻の奥に暫く入れてみなさい」と葉っぱを煮たような?葉巻のようなもので紐がついたものを渡された。
言われたように渡された物を鼻の奥に入れて少し経ち、それを鼻の奥から抜くと、その葉っぱに、なんとズル・ズルと鼻汁の塊状のものが付いて出てきた。(皆さんゴメン)
鼻がすっきりとして途端に物凄い臭いに卒倒しそうになったが、これはいいと翌日もやったが、今度は何も出てこなくガッカリしたものだ。
それでも母は続けろということだったが、直ぐに止めて3日坊主で終わったのだ。
その鼻に入れたものは「どくだみ草」を母が処理したものだった。
今、思うと、もう少し続けたほうが良かったと思い始めている。
我輩の、この蓄膿症は戦後 広島の病院で一ヶ月も入院して手術を行ったが、今は また元に戻りよくない。
臭いが分からないのだ。この病院に入院中にある患者さんが、なんの為か、よくガラス窓の桟に薄く溜まった埃(ホコリ)を懐紙のような紙に集めていた。
何かのクスリに使うと聞いたが、よく覚えていない。
病院のガラス窓のホコリではバイキンの塊ではないかと思ったが我輩は黙って見ていただけである。
世の中には分からないことが多いです。
然し、虫歯の穴に入れた“鼠の乾燥した糞”はよく効いたな~
懐かしい思い出である。
この”鼠”のことは「薬作り職人」さんのブログで”鼠の観察”の記事を見て思いだしました。(私のブログの ”ブックマーク”の最上部にあります)
くそ爺の子供の時の荒療治であった。
当時、我輩は事情があり祖父母の元で育てられていた。
顔の片方も少し腫れていたように思うが、帰宅すると家の手伝いが待っている。
歯がハシッテ(歯が痛む方言)手伝いどころではなかったのだ。
帰宅すると思った通り直ぐに祖母から
「今から一緒に畑に行くよ」と言われたときは、正に泣きそうになったものだ。
「○○どうしたんだ?」
「歯がハシッテいる」
「何?歯がハシル?」
「裏の倉庫に行って乾いた鼠の糞を取って来い!」
「鼠の糞を・・?」
「そうだよ!鼠の糞だ!」我輩は直ぐに倉庫に行き壁の桟を探した。
鼠の糞は直ぐに見つかる。
その糞は乾いていて大きさは外米ぐらいでよく似ている。
色は外側が少し白く黒っぽいものだ。
そして細長くなっている。カチカチのように硬い感じだった。
その糞を5~6個手に持って祖母に見せた。
「その糞を虫歯の穴に入れて下を向いて口を開け涎(ヨダレ)を流せ・・」
痛さを取るお呪い(オマジナイ)かな?と思い、直ぐに言われたように虫歯の穴に鼠の糞を入れて下を向き口を大きく開けてヨダレを流す。
暫くすると、あれだけ痛かった歯の痛みが取れたのだ。
「お婆ちゃん 歯は痛く無くなったよ」口を、もごもごさせながら、そう言うと
「よし!糞を出して口を漱(スス)げ!」
「ヨダレは飲んだらダメだぞ!」そのまま下を向いたままで水屋に行き口を漱ぐ。
口の中がス~とした。痛みも取れている。
「お婆ちゃん 痛みが取れた・・・」
「よし 畑に行こう」僅か5~6分の出来事だった。
鼠の糞“さまさま”であった。
以来 虫歯が痛むと、自分で勝手にやって治して(?)いたものだ。
その鼠の糞は今や、この小さな我家でも見ることは出来ない。
子供ころは見たこともないゴキブリだけは ふんだんに見かけるが・・・。
忘れていました。
皆さん、この真似は決してしないで下さい。
病気になられても責任は取れませんから・・・。
また、あるときは高校生の時である。
我輩の蓄膿症が悪化して息が臭くなった。
家族からも話をすると「臭い!臭い!」と言われるようになった。
そのようなときに母から
「これを鼻の奥に暫く入れてみなさい」と葉っぱを煮たような?葉巻のようなもので紐がついたものを渡された。
言われたように渡された物を鼻の奥に入れて少し経ち、それを鼻の奥から抜くと、その葉っぱに、なんとズル・ズルと鼻汁の塊状のものが付いて出てきた。(皆さんゴメン)
鼻がすっきりとして途端に物凄い臭いに卒倒しそうになったが、これはいいと翌日もやったが、今度は何も出てこなくガッカリしたものだ。
それでも母は続けろということだったが、直ぐに止めて3日坊主で終わったのだ。
その鼻に入れたものは「どくだみ草」を母が処理したものだった。
今、思うと、もう少し続けたほうが良かったと思い始めている。
我輩の、この蓄膿症は戦後 広島の病院で一ヶ月も入院して手術を行ったが、今は また元に戻りよくない。
臭いが分からないのだ。この病院に入院中にある患者さんが、なんの為か、よくガラス窓の桟に薄く溜まった埃(ホコリ)を懐紙のような紙に集めていた。
何かのクスリに使うと聞いたが、よく覚えていない。
病院のガラス窓のホコリではバイキンの塊ではないかと思ったが我輩は黙って見ていただけである。
世の中には分からないことが多いです。
然し、虫歯の穴に入れた“鼠の乾燥した糞”はよく効いたな~
懐かしい思い出である。
この”鼠”のことは「薬作り職人」さんのブログで”鼠の観察”の記事を見て思いだしました。(私のブログの ”ブックマーク”の最上部にあります)
くそ爺の子供の時の荒療治であった。
多少寂しい思いもありましたが、それなりに楽しい重いでも多いです。
どんな作用メカニズムなのか気になります。
最近は、ネズミの糞って見かけないですね~
会社で育ててるネズミの糞はありますが、小さいときから純粋培養だから、、効き目はないかもしれませんね。
記憶力の良いのに驚きました。当たり前ですか?
見て戴いていたのですね。感謝!
先ほど「餅搗の。。。」記事の投稿が終わったばかりでした。昨夜の修正に約3時間掛かりました。(笑)
物凄く痛む虫歯が5~6分で何故治ったのでしょう?今でも不思議です。麻酔なら解けたときに又痛むのですが?痛まなかったです。