歯が欠けたので以前、治療をして頂いたことのある、歯医者さんに予約なしに飛び込んだ。
受付で
「予約はしていませんが治療をお願いいたしたいのですが?」
「どうされました?」
「一昨日、歯が欠けましたので治療をお願いしたいのですが?」
「どの歯ですか?」
「この歯です」と余り白くない少々黄ばんだ歯を見せて指で指す。
「分かりました。待合室でお呼びするのでお待ち下さい」
「診察券をなくしたのですが?」
「いいですよ」
空いているソフアーに座って持参の本を読み始めた。
そこにチャラ~ンと言う音がした。
顔を上げると「鳩時計」のような時計が10時半を示していた。
次と次と患者さんが見えて直ぐに診察台に消えられる。
予約の方だな、と思い、そのまま本の続きを読む。
12時半にやっと呼ばれ診察台に座る。
院長先生が先ず診察されて欠けた歯の周りを強く揺らす。
「痛みますか?」
「いいえ」
「此処は?」
「痛みません」周りの歯と共に上下全てを診られる。
そして、私に
「この歯には銀を被せましょう。それでいいですか?」
「よろしくお願いいたします」
「他になにか、お望みのことがありますか?」
「いいえ、宜しく頼みます」すると、
先ほどから傍に立っておられた若い先生に、何か指示をされていた。
耳が聞こえないので、私には分からない。
院長先生が去ると、若い先生が
「私は○○といいます。これから、△△さん(私)の担当になりましたので宜しく」と挨拶をされて治療が始まった。
例の歯医者さんでの独特なキ~ンと言う機械音と、なにやらガリ・ガリと削る音に少々嫌になるが仕方ない。
治療はなんと2時間も掛かった。
「ハイ、これで今日は終わりです。次の日は受付で聞いてください」
「食事はあと、1時間はしないで下さい。麻酔が掛かっていますから・・・」
「1時間経っても唇がおかしいと思うようでしたら、まだ食事はしないで下さい」
そして
「2時間も掛かりまして(治療)すみませんね」としきりに謝れる。
そんなことより我輩はトイレに行きたくて正に膀胱は破裂寸前だったのだ。
咄嗟に出たのが手話でトイレに行きたいという仕草だった。
すると先生は「どうぞ」と治療椅子から立ち上がり私の涎掛け(?)を外して頂く。
あれッ この先生 手話が分かるのかな?と不審に思ったが、そんなことより、ことは緊急を要していた。
トイレに飛び込み用を済まして、また治療台の傍に行き先生から更なる注意を受けて終わった。
「先生 手話がお分かりになるのですね」と言うと
「私は手話は分かりません」と苦笑されて
「△△さん(私)のあの様子は誰でも分かりますよ」
私も思わず苦笑した。
これではなんのために手話を習っているのだ?
舌で治療した歯に触ると欠けた歯は小さな丸い棒になっていた。
これで次の治療の日まで、そのままか?治療は1週間後しか空いていなかった。
カミさんに携帯で電話をする
「おい、今 終わったよ。これから帰る」
「随分と掛かったね。私は、もうお昼はすましたよ」
「分かった。これから、スーパーにより“餃子の弟“とアイス・キャンディを買って帰るから・・・」無人駐車場に入れておいた車に行く。
そうだ、今回の駐車料(400円/1時間当たり)は大変だ。
財布を見ると福沢さんしかない。
前の本屋さんに飛び込み週刊誌を求め野口英世さんに変える。
5時間の時間まで、まだ15分くらいの余裕があるが、そのまま其処を出てスーパーに向かう。
スーパーで用事を済ませたときに、お彼岸の佛花を買うことと、同好会の茶菓子を求めることを忘れていた。
また、駅前の駐車場に車を入れ手帳に書いたものを求めた。
最初に見ればよいものをスッカリ忘れて二度手間だ。
これは歳の所為ではないな!持って生まれた我輩の性格だ。
ども ならん!
やっと我家に帰ると
「お昼、どうする?」
「どうするではないよ!」
「食べるよ」
「何にする?」
「取り合えず餃子の弟だ」テーブルの上にワンタンのカップが置かれた。
「3分経ったらベルが鳴るからね」
ふと、歯医者さんの言葉を思い出した。
「麻酔が切れるまで食事は取らないで下さいね」
既にカップには煮え湯がタップリと入っている。
「おい、俺はまだ麻酔が切れてない。お前食べてくれないか?」
「嫌だよ~」
そんな時にジジジジジとタイマーが鳴り出した。
「おい、これは なんとかせい!」
半惚け爺がやけになり怒鳴ったものだ。
受付で
「予約はしていませんが治療をお願いいたしたいのですが?」
「どうされました?」
「一昨日、歯が欠けましたので治療をお願いしたいのですが?」
「どの歯ですか?」
「この歯です」と余り白くない少々黄ばんだ歯を見せて指で指す。
「分かりました。待合室でお呼びするのでお待ち下さい」
「診察券をなくしたのですが?」
「いいですよ」
空いているソフアーに座って持参の本を読み始めた。
そこにチャラ~ンと言う音がした。
顔を上げると「鳩時計」のような時計が10時半を示していた。
次と次と患者さんが見えて直ぐに診察台に消えられる。
予約の方だな、と思い、そのまま本の続きを読む。
12時半にやっと呼ばれ診察台に座る。
院長先生が先ず診察されて欠けた歯の周りを強く揺らす。
「痛みますか?」
「いいえ」
「此処は?」
「痛みません」周りの歯と共に上下全てを診られる。
そして、私に
「この歯には銀を被せましょう。それでいいですか?」
「よろしくお願いいたします」
「他になにか、お望みのことがありますか?」
「いいえ、宜しく頼みます」すると、
先ほどから傍に立っておられた若い先生に、何か指示をされていた。
耳が聞こえないので、私には分からない。
院長先生が去ると、若い先生が
「私は○○といいます。これから、△△さん(私)の担当になりましたので宜しく」と挨拶をされて治療が始まった。
例の歯医者さんでの独特なキ~ンと言う機械音と、なにやらガリ・ガリと削る音に少々嫌になるが仕方ない。
治療はなんと2時間も掛かった。
「ハイ、これで今日は終わりです。次の日は受付で聞いてください」
「食事はあと、1時間はしないで下さい。麻酔が掛かっていますから・・・」
「1時間経っても唇がおかしいと思うようでしたら、まだ食事はしないで下さい」
そして
「2時間も掛かりまして(治療)すみませんね」としきりに謝れる。
そんなことより我輩はトイレに行きたくて正に膀胱は破裂寸前だったのだ。
咄嗟に出たのが手話でトイレに行きたいという仕草だった。
すると先生は「どうぞ」と治療椅子から立ち上がり私の涎掛け(?)を外して頂く。
あれッ この先生 手話が分かるのかな?と不審に思ったが、そんなことより、ことは緊急を要していた。
トイレに飛び込み用を済まして、また治療台の傍に行き先生から更なる注意を受けて終わった。
「先生 手話がお分かりになるのですね」と言うと
「私は手話は分かりません」と苦笑されて
「△△さん(私)のあの様子は誰でも分かりますよ」
私も思わず苦笑した。
これではなんのために手話を習っているのだ?
舌で治療した歯に触ると欠けた歯は小さな丸い棒になっていた。
これで次の治療の日まで、そのままか?治療は1週間後しか空いていなかった。
カミさんに携帯で電話をする
「おい、今 終わったよ。これから帰る」
「随分と掛かったね。私は、もうお昼はすましたよ」
「分かった。これから、スーパーにより“餃子の弟“とアイス・キャンディを買って帰るから・・・」無人駐車場に入れておいた車に行く。
そうだ、今回の駐車料(400円/1時間当たり)は大変だ。
財布を見ると福沢さんしかない。
前の本屋さんに飛び込み週刊誌を求め野口英世さんに変える。
5時間の時間まで、まだ15分くらいの余裕があるが、そのまま其処を出てスーパーに向かう。
スーパーで用事を済ませたときに、お彼岸の佛花を買うことと、同好会の茶菓子を求めることを忘れていた。
また、駅前の駐車場に車を入れ手帳に書いたものを求めた。
最初に見ればよいものをスッカリ忘れて二度手間だ。
これは歳の所為ではないな!持って生まれた我輩の性格だ。
ども ならん!
やっと我家に帰ると
「お昼、どうする?」
「どうするではないよ!」
「食べるよ」
「何にする?」
「取り合えず餃子の弟だ」テーブルの上にワンタンのカップが置かれた。
「3分経ったらベルが鳴るからね」
ふと、歯医者さんの言葉を思い出した。
「麻酔が切れるまで食事は取らないで下さいね」
既にカップには煮え湯がタップリと入っている。
「おい、俺はまだ麻酔が切れてない。お前食べてくれないか?」
「嫌だよ~」
そんな時にジジジジジとタイマーが鳴り出した。
「おい、これは なんとかせい!」
こちらは夕方からチラチラ雪が舞い始めました。
明日も雪の予報、気温は3度のようです。
随分大変な歯の治療ですね。麻酔が取れても食事は美味しくないし、歯の治療は嫌いですね。
少し暖かくなって来たようです。旭川の温度に(ー)が付かなくなって来ましたね。
歯の治療は嫌ですね。それでも入れ歯でないのが救いです。私の友人には入れ歯をして居るものが多いです。
時々その入れ歯を口から出すのを見ると申し分けないがトイレか何処か誰にも見えないところでお願いします。と言いたいです。
何れ私もそのようになると思いますが・・・・。
今の外気温は10度(午後8時)と下がりました。
何時もコメントありがとう ございます。
白髪じいさんのお寺の写真は自分が旅行しているようです。綺麗な写真です。寄棟のお寺が多いですね。
密教の所為でしょうか?
また、この寄棟の形に付いては調べてみることにします。何時のことになることやら・・・・。(失礼)
わたしも習ってみたいです
イザと言う時きっと役に立ちますものね~♪
osamuさまと暮らしていたら
きっと奥様のように出来た人間になれるのでしょうね~♪
もう、我家の狭い居間に朝日が差し込んで眩しいくらいです。我家の坪庭を囲む生垣の躑躅も花の芽が目だってきました。春ですね~。
手話は市の「手話の初歩」の講習を受けて続けて手話の同好会に入りました。私が中途難聴者で聴覚障害者手帳を持っています。手話で最初に覚えたのが「トイレニに行きたい」でした。(笑)次は「救急車を呼んで下さい」でした。手話は仕草より相手の手話を理解するのが難しいです。NHKの手話ニュースは読みきれません。(泣)
かみさんも少しは分かるようです。女性は頭が柔軟なのでしょうか?早く覚えます。サークル(25人)も女性が殆どで男性は(私を含め)2人です。