還り見れば酔生夢死か?

80歳代の聾人でネットの話題を書いています。足が悪いので家で得ることが出来るネット情報と私自身の唯我独尊の偏向文です。

ベンさんの米国 病院(事情) 情報

2007-09-18 20:13:14 | ベンさん
私のブログの病院での「3時間待ちの3分診察」を読まれて驚いて下記のような「メール」を戴きました。

私はアメリカの病院事情はトンと知らないものですから大変勉強になりました。
以下ベンさんの「メール」の原文です。参考になれば幸いです。

///////////////////////////////////////////////////////

○○○さん:
ブログのコメントに書き込むには少し長い文章になったので敢えて書き込みしませんでしたが、あれ程長く待たされるなんて信じられません。

病院での医師や看護婦の不足で患者の対応が間に合わず病状の身で長時間待たされるのは本当に辛い事ですね。

私は日本の病院で治療を受けたことが無いので全く分かりませんが、このアメリカに於いては一般常識として緊急事態以外に医師の診察を受ける場合、先ず問い合わせの電話で連絡を取り医師の予定表に従って必ず日時の設定が決められます。 

その設定時間までに出頭すれば殆どの場合30分以内に診察を受けることが可能です。 

但し、主治医以外の専門科医の診察を受ける場合に於いては前以て主治医の委任願いに従って診察日時を設定してもらうことになります。

自ら勝手に専門科医に赴く事は有りません。

まして病院に直々自ら出向いて診察を受ける事は先ず有りません。 

日本の病院での待ち時間が異常に長いのは診察の日時が前以て設定されていないからなのでしょうか? 

先着順番制度なのですか? このアメリカに於いても医師や看護婦は常に不足しているので充分な看護や説明は満足に伝えられません。

自分から聞き出さない限り知らされることは稀です。 

普通病院に入院させられる時は主治医が前以て病院に連絡をしてくれるので
20分以内には入院の手続きが終わります。

一旦入院すると後は病院の担当医が主治医の指示に従って色々な診察とテストの繰り返しで先ず結果を確認しながら容態を伺いますので、結果が出るまでの入院が最低3日位続く訳ですが、肝心な主治医が病院に訪れて診察してくれる事は有りません。

病院の担当医に任せっきりです。

入院したからには身体の悪い部分は徹底的に調べられ患者の医療費は想像以上に掛かります。病院にと(取)っては入院患者は大切な収入源ですからね。

私は何時の場合も妻が今まで入院を繰り返す中で主治医が病院に患者の容態を気にして診に来てくれることは有りませんでしたので、何と冷たい思い遣りの無い医師かと少し反感を持っていましたが、病院の担当医に、その話をした所、現状として殆ど皆どの医者でも自分の診療所を訪れる患者の手当てに忙しく、又法律で厳しく義務付けられた各患者の報告書類に追われて中々入院している自分の患者を訪問する余裕な時間は持ち合わせていないので、入院中の患者は総て病院の担当医に任されるのだと言うことを知らされてやっと納得しました。

 病院の担当医と言えども、その医師自身が他の病院も含めて担当を依頼されているので、たらい回しで中々その担当医との連絡を取ることさえ困難な状態です。

看護婦ですら、その担当医の連絡先も中々捕まらない状態で、担当医の残した指示に従って動くことしか出来ないので看護婦さんも患者も待ちぼうけです。

入院すると中々簡単には退院させてくれませんので直ぐに2,3日は経ってしまいます。 

病気になったら本当に根こそぎ財産を持って行かれます。

赤字の部分は穏やかでないとのベンさんから指摘がありました。私の読み違いとコピの間違いのようです。陳謝
 

保険の無い患者は気の毒です。 ○○○さん、我々の年齢になると本当に何が起こってもおかしく有りませんが、充分に気を付けて絶対に無理は禁物ですよ。
 
私も病気などして居れませんので最大の注意を払って行きます。 
奥さんをお大切に。
 

//////////////////////////////////////////////////////

以上がベンさんからの詳しい医療に関する「メール」でした。

米国での医療事情を朧気に理解ができますが、個人が直接専門医のところに行くことがないと言うことはいいことと思います。

必ず主治医の紹介状が必要と言うのはいいですね。

然し日本では町のお医者さんが簡単に専門医さんの所に紹介状は書いては戴けません。それが我々の立場としての泣き所です。

また、日本は医療保険が進んでいるので、その点は米国と異なり、私の場合も恵まれて大変いい事と思いました。

それでも外国では認められている「薬」が日本では「未公認」となっている「効果のある薬」が未だ沢山日本にあるようです。

医療事情には余り詳しくないのでこれ以上は申し上げられませんが?

カミさんの言うことには日本の「健康保険制度」は世界一と言っていました。
何処で仕入れたネタか?判りませんが・・・・。

かく言う我輩も心臓血管に「ステント」を挿入した時など全費用は約400万円台であったが、実際に支払った金額は全てを含めて5万円ちょっとだった。
(入院は当初検査で入院して、その結果 緊急手術となった為7日間)

誠にありがたい保険制度の恩恵を受けたものでした。

また、来年にはこの医療費の制度が変わるらしい?

どうなるのか判らないが自己負担が増加するらしい?

PS:ベンさん詳しい医療事情を教えて頂き感謝いたします。奥様のためにもくれぐれも御身大事に願います。掲載が遅れ済みませんでした。



最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
医療事情 (沼じじ)
2007-09-19 22:13:09
日本とアメリカの医療事情のちがいをしることができました。ありがとうございます。
ベンさんがおっしゃるように、無理をしないで自分の今の体調を持続させることなのですね。、
返信する
アメリカの診療事情 (沼じじ)
2007-09-20 12:43:44
ベンさんの「メール」投稿して頂き有難うございます。きょうもう一度ゆっくり読ませていただきました。先進国の医療ならベンさんの奥さまの病気の完治
もあるのではと期待していました。今の米国の医療制度では病気になれませんね。
日本の病院は予約をすれば待ち時間は長いが担当医が
診察してくれ、医療費は高いが米国に比べると・・
やはりosamuさんの奥さまのおっしゃる通り「医療制度」世界一なんですね。と言っても私たち病気持ちの
高齢者には、だんだん厳しくなります。
返信する
沼じじさんへ (osamu)
2007-09-21 03:27:29
何時もコメントありがとうございます。確かに日本での保険医療制度はいいですね。大いに恩恵に与っています。来年はまた値上がりするとカミさんは言っていますが?来年は来年のことです。
ベンさんの奥さんの病気も日本では認可されていないいい薬が米国にはあると聞いています。よくなればと祈っている毎日です。
返信する

コメントを投稿