背中を向けて有難う・・・

2007-05-14 17:54:20 | 病院

病院から帰りに腹が空いていることに気がついた。

そう言えば、お昼！抜きだった。

家を出たのが１１時で病院に着いたのが１１時半ごろか？

予約時間は正午の１２時だ。待つこと暫く（？）。

診察は午後２時近くだ。

例によって例の如しだ。予約時間は一体どうなっているんだ！

と叫びたい。

出来ることなら

「やい！藪医者！何時まで待たせば気が済むんだ！」

と言いたいところだが、とてもじゃ～ない。

そんなことは言える訳がない。

診察室から出てこられた看護婦さんから

「○○さ～ん」

と呼ばれると

「ハ～イ」

と幼稚園児のように立ち上がる我輩である。

「どうぞ診察室に入ってください」

と促され診察室に入る。

しかし、これは担当の医師が私を呼んだ後のことである。

我輩は耳が聞こえない。特にマイクの声は全くと言ってよいほど理解できないのだ。

だから、担当のお医者様がマイクで私を何度も呼んでいたようだ。

いくら読んでも来ないので側の看護婦さんに

「読んで来い！」といいつけたらしい。

言いつけられた看護婦さんが待合室に来て再び大声で私の名前を呼んだらしい？

診察室でお医者さまの前の丸い椅子に腰掛けると・・・。

「お変わりありませんか？」

「ええ・・・」

「・・・」

「では今まで通りの薬を出しておきます」

お医者さんはパソコンを見てチラリとも私を見ない。

「有難うございました」

と最敬礼をして診察室を出る。

診察室を後にしながら何がありがたいか！憤懣やるかたない！我輩である。

診察室に入った時間はラーメンが出来る時間より短い！

近頃は１分で出来るラーメンもあるとか？そのラーメンにも我輩は及ばない。

何たることだ。サンタ・ルチア～？の安らぎか？癒しの舟歌の音楽が欲い・・・。

アリャ　我輩は耳が聞こえないのだ。音楽など無理だな～ァ

それから、また、受付で我輩の医療フャイルを受け取るまで待つのだ。

「医療フャイル」を受け取ると、それを持って会計に行く。

そこで又名前を呼ばれるまで待たされるのだ。

名前が呼ばれた場合、直ぐに窓口に行かないと二度と呼んでくれない。

呼んでも窓口に来ない場合は後回しにされるのだ。

正に神経をすり減らす時間だ。補聴器を耳に入れ直して聞き耳を立てる？？？

なんとか自分の名前をキャッチして窓口で支払いを済ませると、

今度は薬局の前で薬の渡される順番を待つのだ。

ここは電光板で番号が示される。

我輩が持っている領収書の番号が点灯すれば窓口に行き薬を受け取る。

そこで病院から我輩は釈放となる。

なんや？コリャ？と腹立たしい思いを持ちながら駐車場に行き帰途につく。

車を運転しながら「腹　減ッたな～ァ・・・」と思わず呟く。

帰りにケ○タ○キ○に寄りチキンでも買って帰るか？

お店の前の駐車場に車を入れお店のカウンターで

「持って帰りますので・・・」

と先ず断り。

さてっと、何にするかとメニュウーを見る。

「チキン○個とポテトフライ○個と・・・そうだ。ピラフを頼みます」

と注文すると、前に立っていた店員が

「・・・・・」となにやら言っている。

「何ですか？」

と尋ねると

「・・・・」再び答えるが分からない。

耳に手を当てて再度聞くと、やっと我輩が耳が遠いと判ったのか、今度は我輩の耳元で

「時間がかかりますが？」

「どのくらいの時間ですか？」

「３分くらいです」なに～ィ！わざわざ断る時間ではない！

我輩は３時間以上も、じ～いと待った我慢強いのだ。

何が３分だ！

全く面白くない。然しながら

「いいですよ」とにっこり笑う？？

老けた寅さんの顔も随分と歪（ユガ）んでいたのでは・・・と思う。

側の椅子に座り、さてっと家に帰ってブログを書くか？

と思いをはせらせている間もなく

大声で

「お待ちどうさま～ァ」とカウンターで怒鳴っていた。

ホイホイとカウンターで袋を受けとるや

「毎度ありがとうございました～」と背中に声がした。

振り返ると、すでに店員さんは奥に引っ込んでいた。

なにが！ありがとうございました　だ！

家に帰りチキンを摘みにビールを飲む！