2020年東京オリンピック開催が決定しました。オリンピック運動とは、普遍的な社会哲学です。広義に世界の発展、国際理解、平和に共存すること、社会や倫理教育の場でスポーツの役割を強調するもの。スポーツを実践することを通じて若者を教育し、平和でよりよい世界の建設に貢献することであると規定しています。歴史的にはさまざまな政治利用、商業主義など指摘されることもありますが、ともあれ人類の知性と理性の力で今日まで発展してきています。開催地についても、平和に貢献した地域とか、これから平和に向かう地域で、譲り合って合意で行うのか本来の姿ではないでしょうか。<o:p></o:p>
このオリンピック憲章の精神は、日本はまだ戦争に負けていない、あるいは日本人は他国の民族よりも優れている、あるいは、経済波及効果だとか、儲けのチャンスなどという考え方とは対極にあります。戦車のうえで手を振って好戦的と思われている安倍首相自身が、国際平和に尽くさなければならない立場に立たされるわけです。福島原発の事故の終息に責任を持つということは、国際公約になったわけです。そうでなければ世界を騙したことになります。<o:p></o:p>
国も文化も宗教も異なる人々がスポーツのルールを認め、互に相手をリスペクトしする事なしにはスポーツは成り立ちません。<o:p></o:p>