長内敏之のブログ

その日の出来事など、いろいろ

国立駅南口のロータリーはどうだったの

2009-10-23 00:00:28 | まち歩き

 国立駅前広場はどのような理念で作られたのか。

 市長は「国立駅前広場は、もともと車を排除した、人の集う広場であって、ロータリーではなかった」と説明していますが、もともとはどうだったのでしょうか。

 国立市史の92ページには「駅前ロータリーや富士見通り、大学通り、旭通りなど、国立地区の街割りの基本が定められている」と書かれており、「『大正十四年九月九日付け土地交換契約第七条並に第八条経営に関する覚書』の『道路』の部分で『新設停車場には相当の広場を設け、ここより大学敷地を貫通する幹線道路は幅員を二十四間とす。・・略・・この外停車場を起点として幹線道路と約45度の角度をなせる放射線及び幹線道路に直行せる」として明確に、広い空間の「道路としての広場」としているのであって、市史の編集者も解説では、ロータリーと解説しています。

 また当時を知る人の証言でも「何度か通行止めをして映画会をしたこともあるが、車が少なかった頃のことであって、当時からロータリーであったことには変わりはない」と証言しています。

 「当時から車を排除していた」などということはなく、当時は車が少なかっただけということです。

 国立駅前の駅舎、ロータリー、大学通りは国立の歴史的文化遺産であり、後世に残すべきものです。

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