大島恵真(おおしま・えま)の日記

児童文学作家・大島恵真の著作、近況を紹介します。
絵本作家・大島理惠の「いろえんぴつの鳥絵日記」もこちらです。

『理科の目で見る しぜんのふしぎ』表紙原画

2015年03月04日 | 本の装画の仕事
みなさま こんにちは!
『理科の目で見る しぜんのふしぎ』和田武久先生 著 みくに出版 2015年3月刊行
の表紙で使われた、原画たちです。

描くにあたり、デザイナーの長田年伸さんからは、
好きな自然を描いてください、とうれしいリクエストが!

時季が冬だったので、春夏の自然(この場合は虫)を描くために、
多摩動物園の昆虫館に行ってきました。
いやー、とても感動でした!
真冬なのに、大きな温室をゆらゆらと飛び回るオオゴマダラ(チョウ)、
びっしりと花についているキチョウ、歩道をふらふら歩いているイシガケチョウ…。
それなのに、かんじんのチョウの足のつきかたがわからず。
虫をはじめて真剣に描いてみて、すごく高い壁を感じました。
ちゃんと勉強しなくては、両手が自由になる大きなルーペがほしい、標本をちゃんと見たい、
などなど、いろいろです。

今回のお仕事は、いつか自然物をきちんと描きたい、
という願いが叶えられた、記念碑的なお仕事となりました。
これにて、しばらく絵の仕事はお休みし、文章に専念したいと思います。
その間も、生き物の観察、色彩の勉強は続けます。
(人の好みの色ってなにか、どうしてそう感じるようになったのか。
 なんかにとても、興味をもっています)
そしていつか、自然のものを描く仕事も、さらにもうひとつ上の段階から
始められればいいな、と思っております。

『理科の目で見る しぜんのふしぎ』本文原画

2015年03月03日 | 本の装画の仕事
みなさま こんにちは!
先日紹介させていただいた、
『理科の目で見る しぜんのふしぎ』和田武久著 みくに出版 2015年3月刊行では、
本文中にも、17点のイラストを載せてもらいました。
お忙しいなか、資料集めをしてくださった編集の大吉さん、ありがとうございました。
絵を監修していただいた著者の和田先生に、深く深く、感謝申し上げます。
わたし自身も、子どもたちと授業を受けているような気持ちになりました。

個人的に、意外におもしろかったのが、
光の進み方実験です。
(自分は生き物以外には興味をもたないと思っていたので…)
編集部さんからやりかたを教えていただき、
私も著者の和田先生の本文を読みつつ、自分で実験してみました。
美しい~!光が!
くわしくは、ぜひ本でどうぞ!

『しぜんのふしぎ』装画と挿し絵

2015年03月02日 | 本の装画の仕事
みなさま こんにちは!

発売されたばかりの本の仕事のご紹介です。
『理科の目で見る しぜんのふしぎ』
和田武久著 みくに出版
2015年3月刊行

みくに出版の編集者・大吉明佳さんに声をかけていただき、
明星学園で校長先生をされていた和田先生の、自然と理科にまつわる本に、
挿し絵をつける仕事をさせていただきました。

装丁は、デザイナーの長田年伸さんです。
表紙には絵が実物大でのせられていて、
カバーは半透明のトレペで、線画と書き文字がデザインされています。
とてもすてきな装丁です。
表紙の紙も、キラキラ光っていて、生き物たちの命が輝いているように見えます!

ムジカノーヴァ・連載イラスト

2013年07月20日 | 本の装画の仕事
みなさま こんにちは!

きょうは、雑誌に描いたイラストをアップしました。

ピアノを教える人・学ぶ人の雑誌
ムジカノーヴァ』2013年8月号(音楽之友社)

 p64「レッスンに笑顔を運ぶメンタルトレーニング」
   (武蔵野音楽大学専任講師 大場ゆかりさん)
 第8回「ドキドキ れいさん」



本番前の不安をどうやって解消するか、
楽しいことやリラックスできることのイメージを思い浮かべるのがいいそうです。

「ここで失敗したら終わり!」とはだれもが経験することかもしれませんが、
ここでいっぱつ楽しくやってやろう!と思えるようになったら、いいですよね!


さて、今回の「れいさん」のモデルは、
ちょっと前にランチをごいっしょした、数十年来のおさななじみの女性にしました。
生まれてほとんどすぐに知り合った、いちばん最初の友達です。
(なにしろ、おとなりどうしでしたから!)
先月、ほんとうにひさしぶりにお会いしたのですが、
「生き別れた姉妹」に再会したみたいな喜びがありました!

いつも、イラストを描くときは、だれかモデルを念頭に置くのですが、
すてきな女性に出会うと、イラストもいきいきとしてきます♪

文庫本『吾輩も猫である』挿絵

2011年09月12日 | 本の装画の仕事
お月見ですね。
きれいな月、見られましたか?
うちでは急遽、東向きの和室におだんごとお酒をおそなえして
ミニお月見をおこないました。
前が畑なんで、よく見えるんです。
お月様もお酒を楽しまれたかな~(大型パック酒だけど)。

さて、挿絵を描かせていただいた文庫本のご紹介です。

『吾輩も猫である』森本哲郎著/PHP文芸文庫
 2011年9月中旬発売/定価667円(税別)
装丁/神長文夫+坂入由美子
挿画/大島理惠

本文にも10枚の鉛筆画があります。
表紙はそのなかの一点で、私のいちばん気に入っている絵でした。

6年くらい前、単行本として刊行されたものが、
今回、めでたく文庫となりました。
森本先生のやさしいお人柄が、あらゆるところにあふれています。

↓こちらにくわしいご紹介がのっています。ぜひ一読を♪
http://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-67729-3

音楽誌さしえ

2011年09月02日 | 本の装画の仕事
「ムジカノーヴァ」音楽之友社
の本文さしえをご紹介します。

「ムジカノーヴァ」音楽之友社 2011年9月号
ミニミニ伝記「かなえられた乙女の祈り・テクラ・パダジェフスカ」
宮山幸久/文 大島理恵/イラスト

ピアノ曲の乙女の祈りの作曲家、パダジェフスカの伝記です。
イラストは5枚ありますが、そのうちの1枚。
ポーランドの田舎で、作曲の決意に燃える若きパダジェフスカです。

あの「じゃんじゃじゃんじゃじゃんじゃじゃんじゃ」ではじまる有名な曲は、
(わかんないですね~)
20歳そこそこの女性がつくったのですね!


中学受験誌イラスト

2011年09月02日 | 本の装画の仕事
みなさま、ごぶさたしております。
台風、やってきていますね。

中学受験誌むけに描いたイラストをご紹介します。
「中学受験進学レーダー/2011面接特別号」みくに出版

画材はオイルパステル、やさしい先生と元気な男の子に
ぴったりのマチエールができました♪

うさぎ年に似合う

2011年01月09日 | 本の装画の仕事
うさぎさんのイラストを依頼されました。
楽しいお仕事でした。
このイラストはサンプルなので、現物とはやや違いますが、
1枚にあつめたものがなかったのでこちらを載せました。
うさぎ年のみなさまも、うさぎ年でないみなさまも、
2011年はごいっしょに、うさぎのように、軽やかにチャレンジを!

※『進学レーダー』(みくに出版)2010年特別号より

クマたち

2009年06月09日 | 本の装画の仕事
*月刊誌「中学受験・進学レーダー」みくに出版 の表紙イラストより

このクマたち、「進学レーダー」という雑誌の、キャラクター「レッツくん」です。
編集部さんから、好評でしたよ~と連絡もらったので、まとめてのせてみました。

むかし、アートディレクターさんから、
こういう絵を描かないかといわれ、(中学受験なんだから、こういう元気な感じだな)
と、それらしいラフをいくつかつくりました。が、「無理してる」といわれ、
自分がほんとに、カワイイとおもえるラフを描いてみたところ、OKがでたものです。
それは、鉛筆書きだったので、そこからデジタル用につくって、
現在のようなスタイルとなりました。
いいディレクションや、エディションをしてくれる人がいて、
はじめて、潜在的な力が発揮できるものですね。
書店でみかけたら、お手に取ってご覧ください。