みなさま、おはようございます。
きょうは連載エッセイの紹介です。
月刊誌『進学レーダー』vol.4に書かせて(&描かせて)いただいている、
ナチュラリストで「ペンギン博士」の青柳昌宏さんです。
お読みいただけますと、幸いです。
青柳さんのことは、15年前くらいに著書『テオリア』で知りました。
その頃わたしは、本屋の自然や生物学のコーナーをまわるのが好きだったのですが、
そこで、『テオリア』と題された地味な(装丁家の出原さんの意図があったかもしれません)
本をなんとなく手にとり、1ページ目を開き、そのまま立ち読みしてしまい、
すっかり「テオリア」に感化されて買って帰ってきたのです。
ちなみに、地味な表紙をよーく見ると、小さな文字で「じっと見る」と記されています。
ふつう、気がつかないって……。
じつは、「テオリア」とは、「じっと見る」という意味あいなのだそうです。
本の内容は、「自然をどう感じるか」というものでした。
その後、一昨年、『科学感動物語』という本の執筆の仕事がまいこみ、
まっさきにとりあげたいと思った人のひとりが、青柳さんでした。
すでに絶版になっている著書を古本で買うと、
それを売ってくれたのが、青柳さんが設立した「ペンギン基金」のメンバーで、
装丁家の出原速男さんだったことにも驚きました。
今回は、編集部さんのご紹介で、
青柳さんに直接指導を受けた、目黒学院教諭の上田一生先生にも取材させていただき、
ひとつの世界を追い続けることのすごさを知ったしだいです。
上田先生、ありがとうございました。
上田さんの『ペンギンのしらべかた』 (岩波科学ライブラリー)は、
現在のペンギンのフィールドワークについても書かれていて、とても興味深かったです。
青柳さんといえば「ペンギンを日本ではじめて本格的に調査した人」ですが、
私もペンギンは好きなのですが(特にアデリーペンギン♪)、
私が青柳さんについて追究してみたいのは、
「自然の正しい感じ方」(これも上田先生のお言葉)だな、と、
上田先生への取材のなかで思いました。
いずれにしても、直接その世界の人に会ってお話を聞くことで、
次なるとびらも開けるのだとわかりました。
※現在は『進学レーダー』vol.5が売られています。
青柳昌宏さんの後編が掲載されています。
見かけられましたら、どうぞご覧ください。
きょうは連載エッセイの紹介です。
月刊誌『進学レーダー』vol.4に書かせて(&描かせて)いただいている、
ナチュラリストで「ペンギン博士」の青柳昌宏さんです。
お読みいただけますと、幸いです。
青柳さんのことは、15年前くらいに著書『テオリア』で知りました。
その頃わたしは、本屋の自然や生物学のコーナーをまわるのが好きだったのですが、
そこで、『テオリア』と題された地味な(装丁家の出原さんの意図があったかもしれません)
本をなんとなく手にとり、1ページ目を開き、そのまま立ち読みしてしまい、
すっかり「テオリア」に感化されて買って帰ってきたのです。
ちなみに、地味な表紙をよーく見ると、小さな文字で「じっと見る」と記されています。
ふつう、気がつかないって……。
じつは、「テオリア」とは、「じっと見る」という意味あいなのだそうです。
本の内容は、「自然をどう感じるか」というものでした。
その後、一昨年、『科学感動物語』という本の執筆の仕事がまいこみ、
まっさきにとりあげたいと思った人のひとりが、青柳さんでした。
すでに絶版になっている著書を古本で買うと、
それを売ってくれたのが、青柳さんが設立した「ペンギン基金」のメンバーで、
装丁家の出原速男さんだったことにも驚きました。
今回は、編集部さんのご紹介で、
青柳さんに直接指導を受けた、目黒学院教諭の上田一生先生にも取材させていただき、
ひとつの世界を追い続けることのすごさを知ったしだいです。
上田先生、ありがとうございました。
上田さんの『ペンギンのしらべかた』 (岩波科学ライブラリー)は、
現在のペンギンのフィールドワークについても書かれていて、とても興味深かったです。
青柳さんといえば「ペンギンを日本ではじめて本格的に調査した人」ですが、
私もペンギンは好きなのですが(特にアデリーペンギン♪)、
私が青柳さんについて追究してみたいのは、
「自然の正しい感じ方」(これも上田先生のお言葉)だな、と、
上田先生への取材のなかで思いました。
いずれにしても、直接その世界の人に会ってお話を聞くことで、
次なるとびらも開けるのだとわかりました。
※現在は『進学レーダー』vol.5が売られています。
青柳昌宏さんの後編が掲載されています。
見かけられましたら、どうぞご覧ください。