大島恵真(おおしま・えま)の日記

児童文学作家・大島恵真の著作、近況を紹介します。
絵本作家・大島理惠の「いろえんぴつの鳥絵日記」もこちらです。

黒猫ノアのはなし・1・ごはんが大好き・2021年6月13日

2021年06月13日 | 黒猫ノアのはなし
みなさま こんにちは!

5月30日に、9歳で虹の橋を渡っていった黒猫ノアの、思い出を書いてみます。
家に来た2013年頃には、記録もつけていませんでした。いろいろ楽しいこと、驚くこともあったのに、急には思い出せません。そこで、思いつくままに書いてみようと思います。

☆☆☆☆☆

ノアは、素直な性格の、愛すべき猫でした。
ごはんが大好きで、眠るのが大好き。鳥を見るのも好き。人と遊ぶのも好き。
なかでもノアらしいといえば、やはりごはんでした。1歳までは野良猫だったためか食欲がものすごく、昨年冬に具合が悪くなるまで、ほとんどおとろえませんでした。

家の中のどこかに食べ物の匂いがすれば、ノアにねらわれます。家に来たばかりのころ、カップスープの空き袋をお気に入りの場所に持ち込み、破壊しているのに出くわしました。
アルミ製の袋でも破って食べてしまいそうだったので、「だめだよ」と言って取り上げようとしたら、いつもの素直でかわいい猫から豹変し、「ウウ〜!!」とうなって私の手を嚙みました。血が出ました。
飼い犬に手を嚙まれた精神的な痛みと、野良猫に手を嚙まれた肉体的な痛みは、衝撃でした。
でも、ノアが本気で嚙んだのはそれ1回きりでした。「いけないことかもしれない」と思ってくれたのかもしれません。「食品どろぼう」は晩年まで続きましたが……。

2年後に私が外で働き始めると、おとうさん(夫)がノアの夕ご飯担当になりました。
地域の防災無線から夕方の音楽が流れると、ノアは落ち着かなくなります。その音楽とともにごはんになると、覚えたようです。
夏は夕方5時半ですが、そのうち、もう音楽が聞こえる前から夫の仕事場にかけあがっていって、ニャーニャー鳴くようになりました。

何年かして、おとうさんがごはん(カリカリ)の用意をしていると、リビングのテーブルのまわりをぐるぐると走り回るようになりました。ニャー、と鳴きながら1周。まだ用意がされていないと、ニャーと鳴きながらまた1周。待ちきれなくて回ってしまったのかもしれません。

だんだん回る回数が増えてきて、具合が悪くなる直前の昨年11月にはピークに達し、7周くらい回って、えさを持ってやってきたおとうさんの足もとにダッシュで走り寄って、その場でくるっと1周のサービスもしてくれました。

ごはんのためなら芸もしてくれるノアに、人間たちは笑ってほめての夕方の一大イベントでした。

いま考えれば、ノアは、私たちに教えてくれていたのかもしれません。
私たちの教育係で、我が家でいちばんの人格者で、いつも人間の思いや行動を静かに受け止めてくれていたノア。
食べられることが幸せで、食べ物がいつも出てくるのは奇跡的な幸せだということをノアは知っていて、私たちにも必死に伝えてくれていたのかもしれません。

猫の脳腫瘍のはなし・10・2021年6月4日

2021年06月04日 | 2021.5猫の闘病記
おはようございます。
脳腫瘍で5/30に9歳で亡くなった猫「ノア」の、5か月の闘病記の最後です。
暗い話ですが、最後までおつきあいいただきありがとうございますm(_ _)m。

最後の9日間は、悪くなったと思ったらちょっと良くなり、このままでいてほしいという日が続いていましたが、お別れは突然やってきました。

※これまでの記録は、「2021.5猫の闘病記」のカテゴリーにまとめています。


☆2021年5月22日、えさを全部吐いてしまった前夜より調子は良く、自分で起きて、部屋をうろうろ歩いていました。
1日中、よく歩いていました。むやみな前進ではなく、ふつうに歩いていましたので、比較的元気だったのでしょう。
夕方は、自分でえさ皿の前で待っていました。えさも、わりと多く食べてくれました。
夜は、抱いてマッサージをしていたら、おむつで3日ぶりのおしっこをしてくれました。
ちょっとよい日でした。

☆5月23日、よく食べてくれた日でした。
夜、私の部屋に段差をのぼって歩いてきてくれ、ベッドのすきまでもぞもぞしていました。呼ぶと、ベッドにのぼって、のそのそと歩いてきてくれました。そのまま抱き留めたら、その場でおしっこ。1日でできました。おむつをしていなかったので、すぐに猫トイレに移動。ふとんや畳に少しこぼれましたが、1日でしてくれたことがうれしくて、匂いもうれしかったり。
しかし、夜中に、やみくもな前進が始まってしまいました。

☆5月24日、前夜、ベッドの布団に寝かせたのですが、一晩中、頭を上げていたようです。疲れたのか、昼間はずっと寝ていました。
夜、布団の上で、おむつでおしっこ。また1日でできたので、うれしくなりました。

☆5月25日、午後、えさを全部吐きました。その後、カリカリも吐くかと思い、ちゅーるだけを合計3本、与えました。
夜はまた、やみくもに前進するようになり、ドレッサーと机のすきまに入って、もがいていました。ですが、このときは奇跡的に方向転換をして出てきました。
布団に入れて、一緒に寝ました。疲れているのか、布団に入れれば寝てくれるようになりました。

☆5月26日、珍しく、朝の6時に布団でおしっこ。1日半ぶりでした。
病院で、えさ用のシリンジ(少し太めで、先が長い)を購入、これでえさが少し楽になりました。この日は、1回も吐きませんでした。おしっこをほぼ1日1回できるようになり、調子が良くなったかもしれないと思いました。

☆5月27日、朝、寝ている私の腕の上にすわっていました。この日も、吐きませんでした。
ベッドの下にもぐって、金具にひっかかって頭にハゲができてしまいました。これまでそんなことはなかったのですが、目が見えにくいせいかもしれないと思いました。
夜、いつのまにか、私の枕の横にいました。自分で自由に歩いて来てくれることが、とてもうれしかったです。

☆5月28日、朝、庭に抱いて出ると、瞳孔が少しタテになっていました。ちょっと見えているのかもしれないと希望が出ました。昔、ノアが登った紅葉の木には、ノアの爪の跡が残っています。そこに肉球をあてたりしました。昔を思い出せばいいな…と。
呼ぶと、こっちを見るようにもなり、意思が通じ合っている気がしました。
えさは、少しだけ吐きましたが、よく食べてくれた日でした。
夜、おむつをつけた状態で、布団の上につれていき、マッサージをしていたら、2日半ぶりにおしっこをしてくれました。もう、おしっこの匂いがしてくるだけで、「がんばったね!」と頭をかかえてほめてしまいます。
このまま、だんだんよくなってくれればいいなと思いました。

☆5月29日、夜中の3時に、布団でちゅーるを吐いていました。さわるとうなります。
目は見えているようですが、調子は良くないようでした。
11時、薬とちゅーるを全部吐いてしまいました。動物病院に電話すると、明日(日曜)もやっているので電話してくださいとのこと。吐き気が続くようなら吐き気止めも、とのこと。明日まで様子を見ることにしました。

夕方6時、薬をのませました。ノアは座ったまま、ずっと、小さくけいれんしています。
この日は、合計、ちゅーる2本を与えました。

夜、思いついて、体重を測ることにしました。これまでは、病院で測ってもらっていたのですが、自分で抱いて測ればいいと発見。2階の体重計に一緒に乗って、ひとまずノアを床に下ろしました。もう一度自分で乗って、ノアの体重を計算し、3.1kgと確認していると、ノアがいません。さがすと、クローゼットの前で、扉のすきまをじっと見ていました。

以前、ノアは2階が大好きでしたが、マーキングが激しくなったので、階段にゲートをつけて上れなくしてしまったのです。久しぶりの大好きな2階で、「ここは何があったっけ」というようにたたずんでいる様子が、なんとなく楽しげに見えました。

そのあと、リビングで新聞を読む私のところに、ノアがそっとやってきました。私の体の横で、ただ、じっとしています。なにかを言いたいような、ただこうしていたいような心を感じた気がしました。手で体を抱いて、しばらく一緒にいました。
これが、気持ちが通じ合った(とすれば)、最後だったと思います。

それからノアは、なんとなくぶらぶらと歩いていました。まだまだ夜は寒いので、疲れたらホットカーペットで眠れるようにと電源を入れて、私はベッドで寝ました。

☆5月30日、朝4時、ノアの足音で目が覚めました。しっかりした足取りで歩き回っています。ここのところ、歩いていてもふらついたりしたのに、かなりの速さで歩いていて、ちょっと驚きました。心配になって抱き留めると、うなって腕から出ていきます。
よだれを出しているあともありました。軽い発作が起きて徘徊していると思いました。

ベッドに押し込んで頭と体を押さえて寝ていても、しばらくすると出ていってしまいます。あちこちで、壁にぶつかる音もします。そのうち、私の部屋にノアのやってくる足音がするだけで、怖くなりました。
何か、意思の通じない、得体の知れないものがやみくもに歩き回ってやってくる、という感じでした。
これまで、私の部屋に入ってくるトコトコという音がなんとも言えずうれしかったのに、こんな気持ちは初めてでした。

何回も抱き留めました。でも、そのたびに、足ですごい力で人間を蹴って、また歩き始めます。おむつもどこかではずしてしまうので、そのたびにつけるのですが、いやがって大暴れ。もう私の意思は通じないし、ノア自体も、意識が飛んでしまっているのかもしれないと思いました。

朝7時、寝たり起きたり抱き留めたり、こちらも眠れません。抱き留めると、心臓の鼓動が速く、頭に熱もありました。危険を感じてなんとか抱き留めますが、そのたびにすごくいやがってもがきます。
しばらく抱いていると、だんだんと鼓動も普通になり、頭の熱も下がる気がしましたが、私の腕の脇に顔をつっこみ、のけぞり、体全体で抵抗するので、しばらくすると離してしまいます。

病院で動画を見てもらって、てんかんの発作であれば薬を増やしてもらえれば…と動画を撮ってみました。今見ても、すごい速さで、前日までのふらふらした猫とは思えない活発さで動き回っています。ですが、目をちゃんと開けていません。

朝7時半、とにかくてんかんの薬を飲ませようと思い、歩き回るノアをつかまえて、薬をちゅーるに溶かしてシリンジに入れて、なんとか頭を固定して、飲ませました。

8時半、こちらも朝ご飯の用意などがあるので、思いついて、キャリーに入れました。いつもは、キャリーに入れると落ち着いたからです。
でも、キャリーの中で、ウォーウォーとさけんで大暴れ。ときどき様子をみますが、足をがりがりひっかいて暴れます。うつぶせで入れたのですが、仰向けになって、首も曲がって、もがいていたので、抱き上げてうつぶせにしました。

9時に動物病院が開くので、日曜でもあるしと遠慮もあって、9時15分頃に電話をしました。しばらくして先生が出て、連れてきてくださいとのこと。
ノアは横向けになって、ゴーゴーと苦しそうに呼吸をしていました。したくをして、9時30分にキャリーを開けると、ノアが息をしていません。2階にいた夫にも見せて、「ノアちゃん!ノアちゃん!」と大声で呼んでもらいましたが、反応なし。
体は温かいので、とにかく病院へ。

10分歩いて病院につくと、先生が診察の準備をして待っていてくれました。ですが、キャリーの中のノアは、すでに硬直して、舌を半分出していました。
9時40分、先生のみとりで、亡くなったと確認されました。


いろいろ、後悔はあります。
なぜすぐに保冷剤で熱を下げてあげなかったんだろう、なぜ9時ジャストに病院に電話をしなかったのだろう、なぜしたくに15分もかけてしまったのだろう。
人間も、だいぶ疲れていて判断力が落ちていたと思いますし、まだ、きっとだいじょうぶ、病院に行けばなんとか…という楽観もありました。

以前はボタンインコを2羽飼っていて、13歳と17歳の長寿をまっとうしてくれましたが、それでも、いきなり亡くなってしまったあとは、「いままでここにいたのに、どこにいったんだろう?」と不思議な悲しさがありました。
今回は、5か月、闘病期間があったので、人間側のお別れの準備はちょっとずつできていたような気がしました。

ただ、ノアはキャリーに入れられて、最後をどんな思いで過ごしただろうと思うと、何回も、かわいそうで、申し訳なくなります。最後にきちんとみてあげられなかった15分が悔しいです。

ノアが苦しそうだった最後の5時間の姿に、生物が生きることの苦しさを教えてもらえた気がしました。最初から最後まで、ノアには教えてもらいっぱなしでした。

翌日に霊園にひきとられるまで、箱に寝かせてリビングに置きましたが、ノアの顔は夜にはやわらかい表情になり、ああこの子はいつもこんな幸せそうな顔で寝ていたなあ、と思い出しました。ひげと、耳の毛をはさみで切らせてもらい、ノートに貼りました。
夫婦で何回も顔を見ては、いつものように話しかけて一晩を過ごしました。

翌日、ノアは清潔な紙の棺に入れてもらい、親切な霊園の人に抱かれて家を出ていきました。
遠ざかる車を手を振って見ていたら、うちの子が知らない車に乗って行ってしまった、と急に涙が出てきました。うちの子なのに、おかしいな、なんでよそに行ってしまったんだろう…と。

この日の夜、すごい雷でした。ノアは雷が嫌いだったので、「だいじょうぶだよ、怖くないから」と呼び掛けました。

翌日、ノアが荼毘にふされたと、お手紙が来ました。ああ、雷の前に虹の橋を渡れたんだね、とちょっとほっとしました。

今頃、ごきげんな顔でしっぽをふって、ぶらぶら、とことこと歩き回っていることでしょう。

お読みいただいて、ありがとうございました。

猫の脳腫瘍のはなし・9・2021年6月3日・3

2021年06月03日 | 2021.5猫の闘病記
脳腫瘍で5/30に9歳で亡くなった猫「ノア」の、5か月の闘病記のつづきです。
暗い話ですが、お読みいただきありがとうございます。

最後の2週間の様子です。

※これまでの記録は、「2021.5猫の闘病記」のカテゴリーにまとめています。


☆2021年5月14日、朝、おいしい新鮮な魚をいただいたので、元気な頃のノアにしたように、加熱して細かくつぶして、流動食にまぜて食べさせました。
午後、外出から帰ると、食べたものをほとんど猫ベッドで吐いていました。量が多すぎたのか、固形物はだめなのか、魚に脂がありすぎたのか。元気な以前の頃のように食べてほしい、と思っても、人間の勝手な都合なのでした。

☆5月15日、朝、流動食を与えると、10時に吐いていました。日中は、ずっと部屋の隅(ピアノと窓の間など)にいました。
夜は元気になって、カーペットで2日分のおしっこ。
そのあとは、しっぽをゆらしてちょっとゴキゲンで歩き回りました。
具合が悪くても、梅雨の晴れ間のように調子がよくなるときがあり、キラキラ光るうれしいひとときです。
夜は、ベッドの布団の上で寝かせました。

☆5月16日、午前中にえさを与えると吐く気がして、夕方4時に与えました。今日はちゅーる2本、ふやかしたカリカリをスプーン2さじ。これが1日の全量です。よく食べてくれました。
夜中、猫ベッドで水っぽいものを少しだけ吐きました。

☆5月17日、この日はほとんど寝ていました。
えさを、こまめに少しずつ与えました。
夕方4時、キャリーに入れて少し揺らすと(動物病院に行ったときのように歩いている感覚で)、2日分のおしっこをしてくれました!
夜、水を少し吐きました。ここのところ、水を吐くようになりましたが、えさは消化されているのか、吐かなくなりました。

☆5月18日、この日もほとんど寝ていました。
夕方4時、前日と同じくキャリーに入れて揺らしたら、水を吐いてしまいました。反省して、もう無理におしっこをさせるのはやめようと思いました。
夜は、ベッドで一緒に寝ました。

☆5月19日、ちょっと調子のよい日でした。
抱き上げると、久しぶりに「ニャー」と鳴いてくれました。自分でえさ皿のところに歩きます。さも、よく食べてくれました。
夜、オムツで2日分のおしっこをし、それから1時間ほど歩き回って、6日ぶりのうんこも!
よい日でした。

☆5月20日、前日はベッドで寝ていましたが、朝はホットカーペットで寝ていました。夜中に歩き回ったのかもしれません。
昼、水と泡を吐きました。
この日、抱き上げると、黒かった肉球が薄いえんじ色になっているのに、夫とともに気づきました。皮もむけていました。どうして色が変わったのかわかりませんが、なるべく抱いているときは肉球のマッサージをするようにしました。
夜は、ベッドで一緒に寝ました。

☆5月21日、布団から起きてないので、猫ベッドに移動させると、午後までずっと寝ていました。体力がなくなっているのかもと思いました。
えさは午後、3回に分けて与えました。
夜、この日最後のえさを、全部吐いてしまいました。
けっこうがっくりきて(時間をかけて食べさせていたので)、つい、ネットで、同じ症状の猫を介護されていた方がたのブログをながめました。あとどのくらい生きてくれるんだろう、もうよくはならなくてずっとこんな感じだろうか、と、ノアの症状への不安と人間側の疲れがありました。

一昨年、母を亡くしました。介護は東京との往復で、病院には3日しかいられず、母をちゃんとみとってあげられなかったことを、今でも悔やんでいます。それで、猫にはできるだけのことをしたいと思っていました。ですが、疲れてしまったのです。

すると、それまでリビングでうずくまっていたノアが、段差の向こうから、私をじっと見ているのに気づきました。ここ数日は、ほとんど目が合うことも、ちゃんと目を開けていることもなかったのに、丸い目で私を見ています。
心の中をわかられたのかもしれない、と申し訳なく思いました。猫は、こういう心の動きを察知するような気がします。

それからノアは、自分で歩いてえさ皿のところまで行って、「ぼく元気だよ」とでもいうように、すわって待っていました。
すぐに、ちゅーるを1本、シリンジで少しずつ与えました。
食べながら、床にだらっと寝てしまうことが何回かありました。
しっぽを、自分のお尻で踏んでしまっていたので、きちんとのばしました。最近、しっぽを曲げてお尻で踏んでいることが多くなりました。すると、久しぶりに「ニャア」と鳴きました。

ホットカーペットで寝かせました。朝まで寝ていたようです。


今回は、ここまでです。

☆・☆・☆・☆・☆お役立ちメモ

○無理に食べさせない
病院では、とにかく食べさせてください、と言われたので、時間をみつけてはシリンジで口の横からえさを流し込んでいましたが、だんだん吐くようになり、自分でえさ皿のところに来るまで、待つようにしました。えさ自体はおいしいらしく(ちゅーるが主食なので)、シリンジで飲ませたあとは、じっとすわって待っていました。

○歯磨きができるようになった
流動食をシリンジで歯の間から流し込むため、どうしてもこぼれてしまい、口のまわりが汚れます。そこで食事のあとは、必ずシートで拭くようにしました。歯や歯茎を拭いてもいやがらなくなり、きれいにできました。元気な頃にはものすごく暴れて考えられなかったので、ちょっとよかったことでした。

○流動食をつくる
病院の高級流動食はおいしいらしいのですが、高いので、自分で作るようになりました。にぼしや鰹節などの混ぜ物のないカリカリ(比較的元気なときは、にぼし等が入っていてもよかったのですが、だんだん固形物を吐くようになったのと、固形物があるとシリンジが詰まるため)を、水とともにびんに入れて半日ふやかし、えさ皿にとって電子レンジであたためると、簡単にペーストになります。ここにちゅーるを混ぜて与えました。

猫の脳腫瘍のはなし・8・2021年6月3日・2

2021年06月03日 | 2021.5猫の闘病記
脳腫瘍で5/30に9歳で亡くなった猫「ノア」の、5か月の闘病記のつづきです。

最後の1か月となりました。「ノア日記」を見ながら思い出して書いていますので、どのくらいになるかわからないのですが、闘病記はあと4回くらいと思います。

※これまでの記録は、「2021.5猫の闘病記」のカテゴリーにまとめています。


☆2021年5月1日、目を開けずに、ウォーウォーと鳴く日が続いています。
夕方、電子ピアノと窓のすきまで、3日ぶりにおしっこをしていました。せまい、人に見つからない場所が安心するようです。その後、猫トイレに座らせてみたら、5日ぶりにうんこもしてくれました。体のバランスがとれず、後ろ足で立ち上がって、のけぞって倒れそうになりました。
寝ている時間が増えてきました。じっと座って、とつぜん、がたっと倒れて、すぐに起きることも。あまりちゃんと睡眠がとられていないのかも、と思いました。
ピアノのコードにからまったり(よけておいたつもりでも、ちょっとした部分にからまる)、ミシンと壁の間にはさまったり(ミシン台の足と壁の間に、バスタオルをはさんで対処)。薬とごはんは、シリンジのおかげで前よりもスムーズになりました。

☆5月2日、久しぶりによだれを出して、軽い発作。そのあとはひたすら前進状態に。

☆5月3日、朝、軽い発作のあと、舌をつきだしたままになってしまいました。呼吸が速く、じっとしています。寝かせても、体がこわばって、ちゃんと伏せられません。「お座り状態」で一晩過ごしました。

☆5月4日、前日と同じ姿勢でいます。呼吸が速く、寝かせても、寝る姿勢になれず、起き上がってしまいます。
夜は少し落ち着き、プラスチックの猫ベッドにヒーターを入れて寝かせたところ、アゴをふちに乗せて寝ていました。

☆5月5日、前日2日間の危機は脱しました。床にぺたっと伏せられます。シリンジで、流動食を小分けにして与えました。午後にはスピー、といびきをかいて寝ていて、ほっとしました。

☆5月6日、落ち着いてきました。さわるとウーウーいいますが、うなっているというより、話しているのかも?と、こちらからも話しかけました。困ったのは、おしっことうんこを5日していないことです。病院がお休みなので、明日電話をしようと思いました。
ネットでは、猫のおしっこのさせかたがのっていますが、同じようにやってみてもやってくれません。
尿毒症にならないように、シリンジでとにかく水分を与えました。
おしっこをしていない割に、夕方には夫にだっこされて「ニャウ?」とごきげんな声。久しぶりでした。
夜は、丸くなって寝ました。ずっと切っていなかった爪を切りました。少しは伸びてきてるようでした。
手足をグーパーさせて、調子が(すこしは)よさそうでした。

☆5月7日、動物病院へ。先生からは、「うんこは6日しなくてもまあいいとして、おしっこは4日目くらいで具合が悪くなるので、できれば1日、せめて2日しなかったら電話してください。休日でも」と言われました。
先生にも「おしっこをさせる方法」をやってもらいましたが、出ないので、やむなくカテーテルを入れて導尿してもらいました。部分麻酔をしたのですが、さすがにいやなようで、先生を後ろ足で蹴り、先生の診察着がおしっこまみれに。すみません。
それでも、ものすごくたくさんのおしっこが出ました。抗生物質を2日分処方されて、帰りました。
下半身がおしっこまみれだったので、久しぶりにシャワーで洗いました。ドライヤーでかわかしていたら、これも久しぶりに、毛づくろいを始めました。ニャーニャー鳴いて、機嫌もいいです。
えさも、シリンジで、よく食べました。

☆5月8日、導尿の結果か、ちょっとは調子がよくなったようで、久しぶりに目を開けました。人の動きにも、少しだけ反応します。目が合うこともあり、うれしくなりました。
うんこは7日しませんが、23日という記録もあったので気にしないことに。まずはカリカリを食べさせてうんこを作ろうと、水でふやかしてつぶしたかりかりを、ちゅーるにまぜて与えました。
しかし夜、1時間かけて与えたちゅーるを、吐いていました。えさは小分けにしなくてはいけないようでした。

☆5月10日、2日間、目を開けられるようになりました。じっと人を見たり、耳も聞こえるようです。さわると、「ニャオ」と応えたり。調子がよくなってきたようでした。体力も以前ほどありませんが、この調子で保ってほしいと思いました。
今日でおしっこ3日目なので、しかたなくまた動物病院へ行ったところ、診察室でキャリーを開けたら、中でしていました!これはうれしかったです。
右目も、少し光に反応していますと言われ、ますますうれしくなりました。
今日から、1日1回、食事に下剤を入れることになりました。たぶん人間用の液状の下剤を、5滴です。

☆5月11日、おだやかな顔でホットカーペットで寝ていました。段差も降りられるようになりました。目はよく開いています。

☆5月12日、えさ皿の前で、じっと座って待っているようになりました。そういうときは、すかさず食べさせるようにしました。

☆5月13日、朝、ようやく12ぶりにうんこをしてくれました。おむつの中だったので、匂いもせず、わかりませんでしたが、うろうろと落ち着きなくやってくるので、早く取ってほしかったのでしょう。夕方には、試しにキャリーに入れてみたところ、中でまた3日ぶりのおしっこをしてくれました。
キャリーは落ち着くのかもしれないと、これからは毎日、夕方になったらキャリーに入れてみようと思いました。

衰えつつも、ここのところ、よい調子を保ってくれるのが、とてもうれしかったです。
MRIをとっていないので、脳腫瘍なのかどうかもわかりませんが、それが逆にいいのか、いつかは治るんじゃないか…という希望がもてました。だきしめたり、話しかけたり、腫瘍を小さくしようと頭をマッサージして(無理かもしれませんでしたが)、なるべくコミュニケーションをとるようにしました。
だんだん、猫が最優先の生活になって、断続して猫にかかわるようになってきましたが、少しでもよくなってくれれば、楽になってくれれば、日々を幸せにすごしてくれれば、という思いでした。

今回は、ここまでです。

☆・☆・☆・☆・☆お役立ちメモ

○コミュニケーション
お友達から、なるべくだきしめたりするといいと言われ(同じように、猫を介護した経験から)、それまでやや絶望的な気持ちで介護をしていましたが、どんどんだきしめるようにしました。それがよかったのかどうかはわかりませんが、悪くなりながらも良くなる数日があり、宝物の日々でした。

○おしっこ
これは本当に悩ましかったです。毎日してくれなくてもいいから、せめて2日に一度はしてほしいと、マッサージしたり、しそうな場所(布団や座椅子など、ふかふかした場所)につれていったり、今までの猫トイレに毛布とペットシートを敷いてふかふかにして頻繁に入れてみたりしましたが、うまくいきませんでした。この後、最後の2週間には、「おむつをつけて、夜、布団の上につれていき、マッサージをしていると、そのちする」というのがわかってきました。

猫の脳腫瘍のはなし・7・2021年6月3日

2021年06月03日 | 2021.5猫の闘病記
おはようございます。

脳腫瘍で5/30に9歳で亡くなった猫「ノア」の、5か月の闘病記のつづきです。

「猫のはなし」ですと、楽しい猫の話をイメージされるかと思い(楽しい猫の話はこの闘病記を早く書いてしまって、公開したいです)、「猫の脳腫瘍のはなし」に変えました。

このころから、だんだん、読んでもつらい話になってきてしまいますが、同じ状況で悩まれる方々に参考になればありがたいと思い、記録しています。
書くことで、私自身の癒やしにもなっています。これがいちばん大きいかも…。仕事のすきまにひたすら書いています。

「いいね」「応援」「つづき希望」などなど、ありがとうございます!
※これまでの記録は、「2021.5猫の闘病記」のカテゴリーにまとめています。


☆2021年4月20〜22日(最初の異変から約4か月)
19日は「ふつうの元気な猫」のようにたいへん調子がよかったのですが、翌日からおしっこもうんこもしなくなり、食欲がなくなってきました。このころから、ゆるやかに悪くなっていきました。

☆4月23日
再び目が見えなくなってきたようで、部屋のあちこちにぶつかり始めました。部屋を、壁づたいに歩き始めます。また、調子の悪い日々が戻ってきてしまいました。
ピルアシストに包んだ薬が、丸ごと2回分、猫ベッドの中に落ちていました。調子の悪いのはこのせいか?と思い、再び薬は水にとかしてシリンジで与えるようにしました。
食欲はありません。
夜、4日ぶりのおしっこを、ウーウー鳴きながら、おむつに大量にしていました。

☆4月24日
朝、ホットカーペットで倒れるように寝ていました。えさの音で起きてきましたが、食べ方がわからないようなので、ウエットえさをスプーンで口の中に入れました(かなりたいへんでした)。
その後、予備のシリンジの先をはさみで切って、粒状のえさも吸い上げられるようにして、水でふやかしたカリカリを食べさせました。けっこう食べましたが、シリンジをかみ砕いてしまい、プラスチックを飲み込まなかったか、数日は心配でした。
食欲は出てきましたが、水皿に足をつっこんだり、段差で落ちたり、えさの場所がわからなくなったりしていました。1日中、隙をみてはえさを与え続けました。

☆4月25日
朝、私の座椅子でおしっこをしていました。座椅子は洗えないので、重曹やクエン酸で匂いを消したり、拭いたり…。この日から、座椅子にペットシートをひくようにしました。
耳が聞こえなくなったようで、呼んでも鳴きません(以前は呼べばお返事してくれました)。
食欲はあるようですが、えさ皿に顔をつっこんだまま、どうすることもできず、シリンジでウエットなえさを与えました。夜中、部屋のあちこちに「ボン」とぶつかる音がしていました。

☆4月26日
この日から、目をほとんど開けなくなりました。動物病院に電話して、減らしたステロイドを元の量に戻すことになりました。
畳で7日ぶりにうんこ、フローリングでおしっこ。もう、どこでやろうと、出してくれるだけでありがたいと思いました。

☆4/27
夜中の2時に、ガリガリとトイレ(人間の)から音がするので見に行くと、ノアが、トイレの水のパイプと壁の間にはさまってもがいていました。がりがりと壁紙をひっかいて上によじ登ろうとします。やっとのことで、上から引っぱり上げて救出しました。
薬はスムーズに飲んでくれ、「ウン?」とごきげんな声も出しました。でも、この声はこの日が最後になりました。
歩き回ってはぶつかり、部屋のすみに座り込んでじっとしていることが増えました。
この日は、死を予感して、暖かい猫ベッドで寝かせました。

☆4/28
朝、ホットカーペットで手足をのばして、のびのび寝ていて、死はまぬがれたとほっとしました。
すごく動き回るか、寝ているかのどちらかになりました。
頭が小さくふるえていることもありました。ウォーウォーと鳴くこともありました。

☆4/29
夜中の2時、キッチンの棚によじのぼって、上にあるものを全部落としていました。そのまま上に上に登ろうとするので、壁からひきはがしましたが、登りたそうに不満な声で鳴きました。
この日も目を開けず、ウォーウォーと鳴いていました。ひたすら前進する状態になっているか、倒れるように寝ているか、どちらかになりました。えさのあと、けいれんを起こして倒れていることもありました。
夜中、再びトイレの壁にはさまっていたので、なんとか救出し、トイレは閉めるようにしました。人間のトイレに猫のトイレも入れていたので、トイレは開けたままだったのです。

☆4/30
夜中の3時、電子ピアノのケーブルにからまってもがいていました。からまったりはさまったりしそうなところは、ケーブルをはずしたり、ついたてを立てて行けなくしたり、いろいろ工夫が必要になりました。

今回は、ここまでです。

☆・☆・☆・☆・☆お役立ちメモ

○ひたすら前進する
他の方のブログで読むと、「ひたすら前進する」「壁にぶつかるとうずくまってじっとしている」「後ろに下がることはできない」という症状があるようで、ノアにもそれが当てはまりました。なぜ前進するのか? しかも、ふらふらすることもなく、力強く。体力はないはずなのに、不思議でした。

☆すきまにはさまる
これも、よくあるようでした。せまいところにわざわざ入り、前に進もうと「フーンフーン」と鳴いてもがくのです。そこで、せまいところには新聞紙やバスタオルをつめて、はさまらないようにしました。はさまると、首が抜けなくなることが多多あり、危険でした。
せまいところの例:ドレッサーや棚の、短い足の部分。小さな椅子の脚のすきま。本棚と壁のすきま。など。

☆ひも状のものにからまって動けなくなる
ブラインドのひもや、コード類が危険でした。ブラインドのひもはつねに上に上げておき、コードはその都度、コンセントから抜いておきました。元気な仔猫のころはよくからまっていましたが、ある程度おとなの猫になってからは、ちゃんとかわしていました。目が見えない、脳圧が上がっている? 脳腫瘍が大きくなって何かを圧迫している? 何が起きているかはわかりませんでしたが、対処していくしかありませんでした。

○おしっこの匂い消し
ふとんや座椅子におしっこをされると、「洗えないのにどうしよう!」とパニックになりますが、クエン酸が効きました。数日で匂いが消えるのです。パルシステムの「重曹スプレー」とクエン酸を併用して(併用していいかどうかはわかりませんが)、匂いに対処しました。
ホットカーペットでおしっこをされることもあったので、カバーの下にペットシートを敷き、カバーだけ洗えばいいようにしました。でも、この方法をとってからは、結局、一度もホットカーペットではおしっこをしませんでした。

猫の脳腫瘍のはなし・6・2021年6月2日・その2

2021年06月02日 | 2021.5猫の闘病記
脳腫瘍で亡くなった猫「ノア」の、5か月の闘病記のつづきです。
「いいね」「応援」「つづき希望」などなど、ありがとうございます!
※これまでの記録は、「2021.5猫の闘病記」のカテゴリーにまとめています。


☆2021年3月22日(最初の異変から約3か月)
前日に飲ませられなかった「てんかん薬」と「降圧剤」を飲ませるチャレンジを。
病院では「手で口を開けさせて薬を舌の奥に入れてください」と言われましたが、そもそも口を開けないので、いやがる猫と格闘です。何回も失敗するので、つい悲しくなって声を上げて泣いてしまいました(人間が)。これでは猫は死んでしまうと思ったのです。

すると、猫がびっくりした顔になり、見えないはずのまん丸い目で私をじっと見て、しゃがんだひざの間に入ってきました。そしておとなしくなりました。ふだんから声に反応する猫なので、びっくりしたのでしょう。どちらかというと不器用ですが、以前から人の気持ちを感じ取るやさしい猫でした。
病院でもらったシリンジ(注射器)で降圧剤(1日2回、4mlずつ)を口に流し入れると、おとなしく耐えて飲んでくれました。
てんかん薬は錠剤(1/4にカットしたもの)ですが、これを水にとかしてシリンジで流し込むと、半分はこぼれたものの、初めて飲んでくれました。

ごはんを食べないので、ちゅーるを口のまわりにぬってなめさせました。
この日の夜は、軽い発作が2回ありました。

☆3月23日
ふとんの中に入れて一緒に寝ていたら、ふとんの中でおしっこを。朝からふとんを全部洗いました。
ややぐったりしていたので、また動物病院へ。ステロイドが追加されました。体重は4.6kg、最盛期は5.6kgでした。食べないから当然かもしれません。
高い流動食(胃ろう用)を買って、帰宅してから、エネルギーちゅーるにまぜてシリンジで与えます。おいしいらしく、わりと飲み込んでくれました。夜になって、力強く歩き回るようになりました。

元気になった、とうれしく思いましたが、ごみ箱を倒し、床に置いてあるさまざまなものを倒し、異様な感じで前進します。このあと、亡くなる直前まで、この行動は頻繁にありました。

フローリングの床でおしっこ。畳やふとんよりは掃除が楽でした。
夜中、部屋を歩いていたので、ふとんに押し込んで一緒に寝ました。

☆3/25
薬もうまく飲ませられるようになり、調子がよくなってきたのか、4日ぶりに自分でえさ皿からえさを食べました。発作もありませんでした。この日からオムツ(ネコ用マナーウエア)をつけたのですが、ベッドの下にもぐっては金具にひっかけてはずしてしまうので、こちらも疲れてしまい、そのまま寝ました。

☆3/26
呼ぶと来るようになりました。カンが戻ってきたようでした。ネコ用マナーウエアはきついようなので、中型犬用マナーウエアに。が、気になるようで、おしっこはしませんでした。うんこもずっとしていません。
ごはんは、ウエットえさを1日で1食分、食べました。

☆3/27
私の部屋に来るために、段差をすいすい登ってきました。降りることは怖くてできないようですが、目が見えてきたのか、カンがよくなったのか…、いずれにしてもうれしくて、おおげさにほめまくりました。
えさは、カリカリを水にとかして流動食状態にしたものと、ウエットえさをまぜて与えました。
夜、おむつに、3日分のおしっこをしていました。ようやく「おむつデビュー」ができました。

☆3/28
私の部屋への段差を、登って、降りることもできるようになりました。目が見えている感じです。
夜にかけて、食欲も出ました。
オムツをすると、やけに元気になります。小走りでやってきて、手にかみついたりして、ものすごく久しぶりにじゃれてきました。しかし、本気でかみつくので、痛かったです。

☆3/29
朝、私と一緒に起きました。部屋の移動は、段差があっても自由にできるようになりました。
夜、夫が遊ばせていると、おむつでおしっこを2日分しました。リラックスしたのでしょうか。
うんこは10日、していません。

☆3/30
朝、雨戸を開けたら小走りでやってきてました。太陽の光の下で、なんと瞳孔が少し細くなりました。薬が効いているのかもしれませんでした(ステロイドか、降圧剤が)。

☆3/31、4/1
食欲はそんなにありませんが、目は少し見えているよう。段差の登り降りがスムーズです。

☆4/2
走ってえさ皿のところにやってきました。これはものすごく久しぶり。
夜は、枕の横にやってきて、寝ていました。

☆4/2
この日は動物病院に検診に。体重4.1kg、少しやせました。
うんこは、触診では細いのが少しあるけど、かちかちではないので様子をみましょうとのこと。食欲がなかったり、吐いたりしないのであれば、しばらくだいじょうぶとのこと。そのうちするでしょうとのこと。2週間の便秘ですが…あまり心配しないことに。
目に光を当てると反応します。やはり見えているようです。先生に「ニャア、ニャア」と話しかけ、「ごきげんな顔していますね」と言われました。
このまま調子がよくなれば、ステロイドはやめてもいいとのことで、希望が見えてきました。

☆4/3〜4/6
食事量が少ないので、毎日、だんだんやせていく気がしますが、おしっこはおむつで1日か2日でできるようになり、元気に動けるようになりました。(徘徊とか、むやみな前進ではなく)。うんこはあいかわらずしていません。

☆4/7〜4/10
ごはんは主にウエットのえさに。元気がよくなり、おむつでおしっこをします。おしっこのあとはスッキリするのか、うれしそうにニャムニャムと、鳴いて教えに来ます(できたよ!とでもいうように)。
夜は、私のまくらの横に寝て、顔をぺろぺろなめたり、私の顔に自分のアゴをのせて寝たり。

☆4/11
早朝、ばたばたと走り回ってさわぎます。この季節は、毎年そうだったな、とうれしくなりました。
錠剤を、「ピルアシスト」で団子状にして、食べさせることができました。
この日から、カリカリが復活しました。

☆4/12
早朝、ばたばた走り回り、おむつの中に23日ぶりのうんこを大量にしていました。

☆4/13
3日ぶりにおしっこも。夜中に自分でかりかりを食べているようで、ほっとしました。このあとも、調子の良い日が続きました。

☆4/17
2週間ぶりの動物病院へ。調子がいいので薬をもらいにくるだけでいいと言われ、人間だけが受診。
ステロイドは、以前の半分(1回1/4)にしていいとのこと。さっそく夜から減らします。

☆4/19
ちょっとむっちりしてきたようです。この日は、1日に2回、うんこをしました。かりかりの効果かもしれませんでした。2回目は、おむつをさせようとしたら怒って、トイレにかけこみ、久しぶりにトイレでしました。そのあと、久しぶりに毛づくろいも。プライドも戻ったかも、とうれしくなりました。
机に飛び乗ったり、お返事をしたり、よく食べたりと、たいへん調子のいい日でした。

この調子の良さは、結果的には、この日がピークでした。それでも、久しぶりの元気な猫を見て、本当にうれしかったです。これで5年くらいは生きられるかも、トイレはたいへんだけど…などと一安心していました。

今回は、ここまでです。


☆・☆・☆・☆・☆お役立ちメモ

○猫のおむつ
「マナーウエア」で代用する以外にないようでした。ノアは下半身がしっかりした猫のためか、ネコ用ではきつすぎて、中型犬用のMで代用しました。夜、寝る前につけるときにいやがるのが難点でした。
つけてからも、けっこう元気に歩き回っていました。つけっぱなしはよくないようで、昼間は、はずしていました。

○ピルアシスト
ロイヤルカナンの商品で、錠剤をつつんで食べさせる茶色いお団子です。たいへんおいしいらしく、また栄養もあるようで、ノアも喜んで食べてくれました。冷蔵品なので病院にいつでもあるわけではないらしく、電話で予約して取りに行きました。これのおかげか、毛づやがどんどんよくなりました。



猫の脳腫瘍のはなし・5・2021年6月2日

2021年06月02日 | 2021.5猫の闘病記
おはようございます。
脳腫瘍で亡くなった猫「ノア」の、5か月の闘病記のつづきです。
「いいね」「応援」「つづき希望」などなど、ありがとうございます!
※これまでの記録は、「2021.5猫の闘病記」のカテゴリーにまとめました。


☆2021年2月25日(最初の異変から約2か月とちょっと)
ごはんもたべ、おしっこ、うんこもして、発作は起こらず、甘えてくれて、安心、といいたいところでしたが、ときどき、目を開けずに「ギニャー…」と鳴いて「ここはどこ?」状態になります。
夜、大好きなおもちゃの「かしゃかしゃ」で遊ばせようとしましたが、遊びませんでした。
てんかんを放置すると脳にダメージ、とネットには書かれていて、そうなってしまったのかも、と反省しました。

☆2月26日
だんだん調子が悪くなってきたようでした。「ギニャー…」と鳴いたり、歩いてもふらふらしたり。夫の話では、寝ながら体が少しけいれんしている、とのことでした。軽い発作が起きているのかもしれないと思いました。天候不順のせいかな、とも思いました。
食欲はあり、おしっことうんこもがんばってしてくれ(トイレは、私が見ていないとできなくなってきた)、夜にはフーンフーンと鳴いてベッドの上まで来てくれて、のどをゴロゴロ鳴らし、しっぽをばんばん打ち付けてごきげんだったり、しばらく様子をみようと思いました。
3月8日まではこんな感じで、とりあえず小康状態、といえたかもしれません。

☆3月9日
朝、コタツでゴロゴロくつろいでいるときに、軽い発作が起きました。舌をぺろぺろ出し、顔をびくびくけいれんさせて、トイレにかけこみ、部屋をうろうろして、夫の足を飛び越えてとなりの部屋へ走り、よだれを出しながら走ってもどってきて、5分でおさまりました。
ほぼ1か月ぶりでした。朝ご飯のヨーグルトのスプーンのカチカチいう音がトリガーになった気がしました。
しかしそれ以外は、調子の良い日でした。この日から、どんどん調子がよくなりました。あたたかくなったからかな、と思っていました。

☆3月10日
朝、久しぶりに、鳴きながら起こしにきてくれました。前よりもよくおしゃべりも。そんなにしゃべらない猫だったのですが、不安なのかもしれない、と思って、なるべく応えていました。
調子はよい日でした。耳も冷たく、熱はないようです。夜はものすごく甘えてきます。

☆3月13日
ごはんもよく食べ、よくおしゃべりし、呼べばお返事し、調子のよい日でした。
目も、ずっとしょぼしょぼとつぶっていたのが、この日からキラキラと輝くようになりました。夫と、元気になると目も輝くんだね、と安心しあいました。
これで完全に復活、あとは高齢ネコ用のえさと、ワクチンを、と将来のことを考え始めました。
調子が悪くなってから付け始めた「ノア日記」にも、調子のよい印の「☆」をつけたりしました。

☆3月15日
1日中、人のいるところに来ては、「ニャー、ウニャー?」としゃべっていました。なにか訴えたいことがあるのかな?と思いました。
気がつけば、朝も夜も瞳孔がまん丸です。明るい場所でも細長くなりません。緑内障?と不安に。

☆3月17日
朝、ここのところの恒例で鳴いて起こしにきてくれますが、えさ皿やドアにぶつかるようになり、あきらかに目が見えにくくなっているようでした。動物病院に電話すると、ずっと瞳孔が開いているのは失明している可能性がある、とのこと。

☆3月18日
完全に目が見えないようでした。自分から起きてくることもなく、コタツの中にいました。しかも、うんこを3個していました。こんなことは初めてだったので、あわてました。目が見えなくて、トイレの場所がわからないのかもしれないと思いました。手をたたいて呼ぶと、やってくるので、耳は聞こえているようです。
一緒にトイレの場所にいき、ネコ砂の音をさせると、トイレのまわりをぐるぐる回ってからようやくトイレに入り、おしっこをしてくれました。

☆3月19日
早朝4時、10日ぶりに発作が起きました。2分くらいで終わりました。
1日、家の中をうろうろしていました。新しい地図をつくっているようでした。

☆3月20日
早朝4時、きのうにひきつづき、ちょっと大きな発作が起きました。その後、7時半に起きてみると、コタツの中でうんこを3個していました。
えさ皿に足をつっこんでしまうので、高い台のついた新しいえさ皿と水皿を買いました。
夕方4時、えさ皿をスプーンでカチカチさせる音で、また発作が起きました。3分で終わりました。
1日、おしっこをしませんでした。ごはんもあまり食べません。

☆3月21日
深夜2時、夫が起きたら、キッチンの隅でじっとしていたといいます。夫が、ホットカーペットに寝かせました。
7時半にも、そのまま寝ていました。それからぐるぐる歩き始め、水皿にも足をつっこむので、水皿は撤去しました。
8時半、発作が起きました。3分で終わりました。
10時、初めて、部屋の隅でおしっこをしていました。もうトイレがわからないのかもしれない、と思いました。
ごはんを食べないので、ちゅーるをなんとかなめさせました。
夜、ひざで抱いて寝かせていたら、発作が起きました。何がトリガーになるか、わからなくなりました。

☆3月22日(最初の異変から約3か月)
動物病院へ。目が見えないのは緑内障や網膜の病気ではなく、脳の異変では、と言われました。てんかんも、そのせいかもしれないとのこと。MRIをとらないとわからないが、体調の悪いときは避けたほうがいいとのこと。
ひとまず、てんかん薬と、脳圧を下げる降圧剤をもらい、点滴を2本打ってもらって帰宅。
しかし、薬を飲ませたことがなく、口に入れてもはき出してしまいます。ちゅーるにまぜても、そもそもごはんを食べません。
夜、畳の上でおしっこをしていました。もう、トイレでさせるのは不可能な気がしました。それから、すぐに寝ました。点滴のせいか、体調はよくなったようで、よく寝てくれました。

今回は、ここまでです。


☆・☆・☆・☆・☆お役立ちメモ

○猫の失明
猫の瞳孔は明るいところでは細くタテになりますが、失明しているとまん丸だそうです。気がついたのは、朝、明るいところにやってきたときに、まん丸だったことです。かわいい顔にはなるのですが、気持ちは複雑でした。

○失明した猫にできることは
部屋の中の障害物をなくすことでした。これは、亡くなる直前まで必要でした。見えていなくても、数日たつと、壁やドアにぶつからなくなります。最初は、ぶつかると方向を変える、という動作をくりかえしていましたが、だんだん、「ボン」というぶつかる音がしなくなって、壁にそって歩いたり、広い場所ではとことこと歩けるようになりました。猫はけっこうカンがいいんだな、と発見しました。


猫の脳腫瘍のはなし・4・2021年6月1日、その2

2021年06月01日 | 2021.5猫の闘病記
脳腫瘍で亡くなった猫の、5か月の闘病記のつづきです。
「いいね」「応援」「つづき希望」などなど、ありがとうございます…!
「2021.5猫の闘病記」のカテゴリーにまとめましたので、
ご興味のあるかたはのぞいてみてください。


☆2021年1月27日、前日初めて「てんかん的な発作」を起こしたノアは、初めて一日おしっこをしませんでした。えさも食べません。コタツと座椅子のすきまが落ち着くらしく、自分で移動し、はさまって寝ます。ノア、と呼ぶと、しっぽはふります。夕方、動物病院へ。前回、血液検査も受けたのですが、結果は正常。こんど「てんかん」が起きたら薬を、と言われ、点滴(4回目)をしてもらって帰宅。
帰るとすぐにぐるぐる歩き回り、目をキラキラさせて元気になりました。点滴が効いたみたいでした。おしっこもしました。

☆1月28日、朝、フーンフーンと鳴きながら起こしに来てくれました。またまた、復活です。抱くと、ゴロゴロのどを鳴らして、ゴム人形のようにリラックスします。おしっこも大量にしました。
病院でもらったカリカリ療養食のサンプルをいろいろあげてみます。ロイヤルカナンのシリーズが好きなようで、よく食べました。

☆1月29日、30日、31日、朝は鳴いて起こしに来てくれ、おしっこもうんこもして、よく食べ、走り回って、これで「てんかん」がなければ完璧に復活、とひと安心しました。

☆2月1日、調子がよかったのですが、夕方、2回目の「てんかん」発作が。お気に入りの猫ベッドで寝ている最中に、ベッドの中で足で空中をけり始めたので、ベッドごと抱き留めると、ベッドから飛び出そうとします。口から泡をふいて、ウォーと叫びます。動画をとるといいと病院で言われたのですが、猫を保定しながらは無理。猫ベッドががくがくしている動画を撮るのがやっとでした(使えない)。5分で落ち着き、床におろすと、カリカリをばくばく食べます。その後歩き回り、15分くらいたつと、目の焦点もあってきて、鳴いて甘えてきました。発作、おわりです。

☆2月2日、夜中に3回目の発作、その後えさをばくばく。落ち着くとニャーニャー甘えてきます。
ベッドの上で寝かせると(冬はいつもベッドの上で寝ていました)、朝、泡をふきはじめ、けいれん。4回目の発作でした。ウォーと鳴いて、10分で落ち着きます。しばらく、私の顔をじっと見ていました。
15分後には、ふつうに戻って、夫に甘えにいきました。

夕方、また発作の前兆が(うろうろする、口をくちゃくちゃさせる、よだれをたらす)。保定すると、ウォーとさけんで、おさまりました。

その後も、30分おきくらいにこの前兆があらわれましたが、大きな発作にはなりませんでした。
カーペットで寝ているときに、名前を呼ぶと、前足の爪を出したりひっこめたりして応えます。発作以外のときは、ふつうなようでした。

☆2月3日、鳴いて起こしにきてくれました。またまた復活です。
昼、寝ているときに、庭のガレージの扉をガラガラと開ける音で、発作の前兆が起きました。ゴミ袋をがさがさとまとめている音でも。低気圧、光、音、そんなものにも反応するのかもしれないと思いました。そういえば、コタツの中にいることが多くなりました。安心できる場所なのかもしれません。

☆2月4日から、発作もなく、朝は起こしにきてくれ、えさもそこそこ食べ、調子のいい日でした。トイレはだんだん、やりにくくなるようで、しゃがんで5分かかったり、つらそうに鳴いたり、おしっこは2日に一度、うんこは数日に一度になったりと、リズムが崩れていきました。

☆2月15日、同じ様子です。初めて、枕の横にきて座って、フーンフーンと甘えました。この日から、ときどき枕の横に来るようになりました。これまで、「枕の横にすわる」ことはなかったので、不安なのかもしれないと思いました。
えさを大量に与えると吐くようになったので、小分けにしてお皿に置きました。

☆そんな様子が2月25日まで続きました。発作がずっとなかったので、このままおさまってくれることを願いました。

今回はここまでにします。

☆・☆・☆・☆・☆お役立ちメモ

○カリカリ
高齢猫用、というのをスーパーでもさがしました。ロイヤルカナンは高いので、できれば他のえさで、と。高齢猫用にも、年齢がいろいろあるのですが、あんまり高齢すぎると、食べませんでした。病院のサンプルでも、腎臓食、ダイエット、あたりは食べませんでした。カロリーおさえめ=あんまりおいしくない、のかも、と思いました。そんななか、ロイヤルカナンなら「なんでも」食べました。





猫の脳腫瘍のはなし・3 2021年6月1日

2021年06月01日 | 2021.5猫の闘病記
おはようございます。
猫のノアの5か月の介護記録、2021年1月からです。
2020年12月の発症(初めて調子が悪くなった)時はこちらです。


なんとかお正月を迎え、テーブルのお節料理をじっとねらうという、いつも通りのノアに戻りました。
でも、以前ほど食欲はありません。病院では「もうシニアだからえさもシニア用に」と言われ、8歳で高齢か…と複雑な気持ちになりましたが、それで元気になってくれるならと、シニア用のえさを考え始めました。

☆1月6日、また夕ご飯を食べなくなりました。ちゅーるなら食べますが、かりかりは食べません。

☆1月7日、ウェットのえさをひさしぶりに与えました。ばくばく食べました。トイレはほぼいつも通りです。
だきあげると「ウー」とうなるようになり、どこかが痛いのかも、と思いました。

☆1月8、9日、えさは時間をおいて、少しずつ食べています。基本的にストーブの前で寝ています。
おしっこは、これまで1日数回だったのが1日1回になり、うんこは1日1回だったのが、何もしなくなってしまい、

☆1月10日、朝、えさを吐いたので、病院につれていきました。このときは、「うんこをしない」ことが最大の心配でした。
レントゲンは異常なし(異物をのみこんだりしていない)、熱もなし(37.6度)、目の反応もok。胃腸を動かす点滴をしてもらい(点滴これで2回目)、帰ると、ちゅーるを1本食べ、おしっこ。点滴が効いているのか、「ブルル?」と返事もして調子はよさそうでした。

☆1月12日、うんこを4日ぶりにしてくれました。おしっこも。

☆1月13日、朝、ちゅーるを吐きました。ほかのえさは食べません。また、おしっこもうんこもしなくなりました。
猫用のふかふかベッドにヒーターを入れて寝かせました(ここがいちばん暖かい)。猫ベッドからしっぽを出してぶらぶらさせて、快適そうでした。

☆1月15日、夜中には元気になって歩き回っているようです。おしっこもするし、ウエットえさも食べている様子。でも、自分から起こしに来てくれることはなくなりました。

☆1月16日、自分からは起きてきません。ちゅーるも食べません。だきあげると「シャー!」と怒ります。おしっこを、5分かけてようやくしていました。とりあえずほっとしました。
ちゅーるも食べないので心配になり、病院へ。また点滴(3回目)。貧血気味で血圧も低いとのこと。「ジャンクフードでもなんでもいいので食べさせてください」と言われ、帰ってから、エネルギーちゅーる(病院で売っている高カロリーちゅーる)、モンプチまぐろスープなど、高級食を与えます。
この日は、合計でちゅーる4本、まぐろスープ、金のだしなど、それなりに食べてくれました。金のだしが好きなようでした。

☆1月17日、えさを食べるようになり、おしっこは1日1回。うんこは5日していません。それでも、行動的になり、机から飛び降りたり、私を呼びにきたり、調子は戻ってきたようでした。

☆1月18日、久しぶりに朝、起こしにきてくれました。調子が戻ったようです。夜中にえさも食べていました。

☆1月19日、1週間ぶりにうんこが少し…! おしっこもしてありました。えさも食べるようになりました。なんと、ずっと登れなかった冷蔵庫に飛び乗りました。夜、うんこを大量にして、おしっこもして、本当によかった1日です。

☆1月21日、かりかりも食べるようになりました。

☆1月23日、外の鳥や猫も気になる様子で、フーンフーンとくやしそうに鳴きながら歩き回ります。病院から1週間、これで復活!と思いました。

☆1月25日、カリカリを、元気だったころと同じくらい食べた夜、だきあげると「ギャー」と、ちがう生き物のように鳴きます。以前と同じ症状に、また病院?と暗い気持ちに。

☆1月26日、初めてのてんかん的な発作が起きました。朝、猫用ベッドから、私のベッドの上に落ちてきたのです(猫ベッドは机の上に)。その後、畳に落ちて、手足をばたばたさせてもがいています。よだれが出ています。
抱き上げると、丸い目で呆然としています。何が起きたかわからないようで、夫を見て「シャー」と威嚇したり(ふだんは「大好きなおとうさん」なのですが)、舌を出してはあはああえいだり。
その後、しっぽを太くして歩き回りはじめ、自分から歩いてえさのところに行き、ウエットえさを1食分、ばくばく食べました。

今日は、ここまでです。


☆・☆・☆・☆・☆・☆お役立ちメモ

○てんかん…ネットで猫のてんかんを検索すると、みなさん、「発作中は目を開けたまま意識がなく、人間を嚙んだりけったりするので手を出さない方がよく、発作後は徘徊し、すごい食欲になる」ということを書かれていて、まさにその通りだなと思いました。発作は困るけれど、食欲が出てくれるのはよかったと、このときはのんきに考えていました。

○ちゅーる…いろいろなちゅーるを買いましたが、「かつお」はきらいなようで、調子の悪いときは食べてくれませんでした。いちばん好きなのは、「エネルギーちゅーる」、次が「まぐろ」でした。これまで、ちゅーるどころか、ウエットえさもほとんど食べさせていなかったので、急にグルメ猫になりました。そのせいか、毛づやは前よりもよくなりました。